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トップVOICE>一種、ハッピーハッピー

一種、ハッピーハッピーセンスと想像
女である妹が今年の3月、長女のわたしを差し置いて結婚した。ダンナはミナミでレストランバーを経営、東京にも出店のため今は二人で向こうに住んでいる。最近大阪でも流行りの高層マンションに暮しているのが自慢らしい。冷たい長女(わたしのこと)はまだ一度も行ってないので話でしか知らない。次女はもひとつのセンスなので、もひとつのセンスなりに一生懸命、部屋をコーディネートしているだろうが、見たいような見たくないような、ちょっと怖いような気がして未だ行っていない。結婚祝いにと、12万円もする照明をこれまた清水の舞台から飛び降りるつもりで贈った。イタリア製の、ガラスの葡萄の房が下がっている凝ったデザインの手作り職人ものだ。ひと足先に訪問を済ましてきた三女(末妹)の話によると、ダイニングセットの上にそれは取り付けられ「確かに可愛かったわ。あ〜あれお姉ちゃんがあげたんか、やっぱり。」そうなのよ。「そやけど、その隣のあかりがなあ…」という話。う〜んやはり任してはいけなかった次女に。一度東京へ行き、自由ケ丘でまず洒落たスタンドを探さなければ。
れにしても人の家って、ホント住んでいる人の趣味というかセンスというのが見えますよねえ。例えば、掛けている絵や写真、置いてる家具に雑貨。フローリングやカーペットの色などその人の好みがよくわかる。友達のサミは新居購入にあたって、クリムトの絵画「処女」(もちろん複製。あたりまえか)を購入した。それも1m×1m以上の大きなもの。額もクリムトらしい色使い。う〜んサミらしい。床のフローリングも濃いブラウンでクラシカルモダンな感じ。お部屋の完成が楽しみだわ。そやけどカーテンぐらい早う、つけ〜なサミ、自慢の床から天井までの大きな窓が泣いてるで〜。また、アンちゃんはカントリー調とローラアシュレイ風花柄のとてもかわいいお家だ。フラワーアレンジメントをしているだけにセンスのいいリースでクリスマスムードを盛り上げていた。ん〜彼女のセンスはかなりいけてる。

はわたしのお家。ただ、現在キッチンとダイニングそれに続く和室、ダイニング横の廊下しかできていない。リビングや寝室はイメージの家具を探している最中…ってこれ、わたしの頭の中にだけ存在する想像のお家。03イラストでも間取りや広さはもちろん置いてあるもの、床や壁、天井の素材までかなり具体的。家具などにいたっては、まだ住んでいないのに使い込まれている感すらある。家のどちらが南向きで、午後はどこから日差しが入って、そこに面した廊下には自らデザインした作り付けの本棚。その前に2脚の黄色いソファ。その間のテーブルには花柄の灰皿とオレンジのスプレーローズ。最近、仕事で照明を勉強したので廊下の突き当りに背の高いスタンドを置いてみた…とか年々はっきりしてくる。知ってます?!自分のお家って具体的に想像すればするほど、現実になるって。大好きな作家の森瑶子が若い頃から想像していたお家は、神奈川の油壷に建てた週末に過ごす別荘と全く同じだったそうです。

A.イトー
自分自身のデザインで自分の料理をのせた本を出すこと、和裁ができるようになることが夢の、明るくおしゃべりなグラフィックデザイナー。1965年生まれ さそり座。
Yuri Mizutani
白雪姫のようなかわいい容姿からは想像もできない、熱い情熱を持ったイラストレーター
1978年生まれ てんびん座
|第1回「素顔と指紋」|第2回「マクラとリサイクル」|
   
 
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