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No.1 なぜか突然、ニューヨーク!
No.2 永遠に、I Love NY.

No.3 マンハッタン住宅事情その1
No.4 マンハッタン住宅事情その2
No.5 映画の中で、ニューヨーク・トリップ!
No.6 毎日がパフォーマンスのエクササイズジムへ。
No.7 NYトランスポーテーション1
No.8 NYトランスポーテーション2
No.9 NYにあってNYにあらず!?
No.10 楽もあれば苦もあるさ!マンハッタン便乗カーライフ
No.11 バケーションは、なんたってカリブ!
No.12 カリブにおぼれて、セントマーティン!
マンハッタン住宅事情1

アパート
ニューヨーク上陸後、とりあえずこっちでは唯一の知人であった「なほこさん」のアパートにころがり込んだ私。なほこさんは私よりずっと若いが、こちらに住んで10年以上。日本の雑誌や広告関係のコーディネイトを中心に、フォトグラファーもライターもこなす才女である。アパート探さなあかんなぁと、ヒスパニックピープル達のスペイン語飛び交うモーニングハイツの居候先で、なんとも心細く過ごしていた私に「ちょうどルームメイトが引っ越して、部屋があまってるから来ない?実は1週間後に仕事で日本に1ヶ月半ほど帰るの。その間来てくれると助かるし、アパートが見つからなかったら、ずっとここでシェアしてもいいよ」と連絡があった。天の助け!Thanks God !! 
引っ越し直後
2階のロフトから1階を見下ろす、引っ越し直後なので、段ボール箱写ってしまう、の図。1階のリビングは、仕事柄オフィスとして使っていた。

アパートの外観
これがアパートの外観。レンガ色、縦長のおしゃれな窓は、近所でもちょっと目立ってた。ドアマンのお兄さん、元気かなぁ。
ニューヨーカー的アパート
なほこさんのアパートはマンハッタンの西86丁目。セントラルパークにも歩いて5分ほどで行ける、上品&平和なアッパーウエストサイドだ。いそいそと部屋を見に行った私を待っていたのは、絵に描いたようなこれぞニューヨーカー的アパート。24時間ドアマンはもちろん、エレベーターにさえ住人以外はインターフォンでOKの出たゲストしか乗れないというセキュリティのよさ。部屋の間取りはなんとデュプレックス。日本ではメゾネットと呼ばれることが多い、ひとつの部屋が2階建てになっていてロフトスペースがあるという、アレだ。1階はひろ〜いワンルーム、2階まで続く吹き抜けの高い天井。地下には住人用のランドリーもある。入った瞬間「おー!」とため息が出たのは言うまでもないが、天井と同じく高くてでっかい窓を見て、「窓ふきは誰がするんやろ?」と考えてしまったのは、やはりビンボー性の哀しさであろう。
部屋代は1800ドルだから、二人で割って一人900ドル。食器も机もクロゼットも余ってるから、自由に使ってくれていいよ、とありがたい条件。今のマンハッタンでこんなアパートなら、2500ドル以上したっておかしくない。もともとのオーナーがなほこさんの知り合いということで、安く借りられたのだとか。
「来る、来る、いつでも移動OK!」と即答し、なほこさんが日本へ旅立つと同時にスーツケースひとつでやって来た。こんなアパートに住めるなんて。しかもなほこさんが日本にいる間は、私一人で使えるンだぁ。わーい、うそみたい。

 


原稿書きの合間には、セントラルパークにお散歩に行ったり、ストリートのカフェでお茶したり、高級スーパーで名高い近くのゼイバースにも時々行ったりした。(乏しい貯金のことはコロッと忘れていた)すっかりニューヨーカー気分と自分でも満足していたのだけれど。ある日突然、また思ってしまった。
「何かが違う!」このアッパーウエストのお上品さは私には退屈すぎたのかも知れない。それに趣味よく揃えられた食器も家具も、なほこさんのもの。私は居候という気分が常にあったのも否定できない。もちろんなほこさんには何の問題もなく、今でもいい友達なのだけれど。
「狭くても、おしゃれじゃなくても、やっぱり自分だけのお城が欲しい」この気持ちを抑えられなくなった私は、いよいよ本気にアパート探しを始めた。そして、マンハッタンの過酷な住宅事情、厳しい現実と向き合うハメになったのだ。
アッパーウエストという場所柄、こじゃれた大人のカフェが多い。ここも近所のごひいきカフェのひとつだった。

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