2007年06月06日

つぎは、「昭和コトバ」でいく!

ちょっと、間があいてしまったなあ。
というのもここのところ、OCC(大阪コピーライターズ・クラブ)の審査をやったり、日本広告学会で講演をやったりと、公務がちょっと忙しくて。
それに、この季節は結婚式ラッシュ! ぼくなんかもう、年齢的にひと回りして、一世代下によく呼ばれるようになりましたよ。まあ、来たるべき(?)「花嫁の父」に備えるためにも、いいシミュレーションになりますなあ・・・。

さて、「コトダマ」。その一世代下とぼくとでは、同じものを指し示していても、使う単語が違う、つまり、古い呼び名と今の呼び名をもつものが周りにいっぱいある、ということに、ハタと気づきまして。
その最たる例が、「炊飯器」と「電気釜」。ぼくの小さいころは、カクジツに電気釜、だったよ。だから今でも、「電気釜のスイッチが・・・」とか、けっこう言ってしまうわけ。
それから、古い人は「電信柱」、今の人は「電柱」と言うらしいね。小室等はかつて「電信柱もポストもふるさとも 雨の中」と歌った。BOROも「電信柱にしみついた夜」と言っている。「電柱」じゃああんまり歌詞にはならないかも、ね(「ゆず」かなんかにあったかもしれないけど)。
 
こういう例は、「服装」まわりには、もっといっぱいありますねえ。
たとえば「ベルベット」と「ベッチン」(まあ、ぼくもさすがにベッチンとは言わないけれど・・・)、「コーデュロイ」と「コールテン」(これは、コールテンのほうが馴染みがあるぞ)、「スパッツ」と「パッチ」(今でも、祭りのときはパッチであってほしい。さらにスパッツは、M嬢の豊国によると、最近では「レギンス」と言うそうな・・・なんじゃそれ?)、「ベスト」と「チョッキ」(前あきがチョッキ、ってイメージだけれどな)等々・・・。
これは、挙げだしたらキリがないほどですよ。呼び名って、すぐ変わっちゃうもんだよね。
M嬢はさらに、おしゃれジャージは「トラックジャケット」、という報告もしてきた。なんだ、「トラジャ」か・・・。

それから、同じ名前で、指し示すものが変わっちゃったものもある。
それが、「魔法瓶」。
ぼくの小さいころは、魔法瓶ってのは座敷にあって、お湯や冷水を保温しておく、アヒルのくちばしのような注ぎ口がついたものだった。ガラスの中瓶がじつにヤワくて、取り扱い注意の代物でしたね。それがいつのまにか、基本機能はそのままに、遠足なんかに持っていく携帯用のものを指すようになったね。表記もだんだん「マホービン」になったりして。で、お座敷用はいつのまにか電化されて、いわゆる「ポット」となっていくわけです。
いま、第二の「魔法瓶」を探してます。こんな例、ほかにないかなあ。いいのが見つかったら、ぜひぜひ知らせてくださいね。
 
ということで、「三文字熟語」のつぎは「昭和コトバ」で攻めてみようと思ってます。次回を、おたのしみに。

投稿者 okada : 10:46 | コメント (3) | トラックバック

2007年05月02日

「三文字熟語」つづき

前回の余韻をうけて、もうすこし、「三文字熟語」を。
そうそう、ベスト10にもれた中にも(エントリーも含めて)、けっこうステキなものがありました。いくつか、いってみようか。

たとえば「能天気」。「脳天気」とも表記するのだけれど、ぼくは後者のほうが好きだな。
脳がお天気って、こんなにオメデタイことはないんじゃないかな。
それから、「三白眼」。白目の部分がとっても多い、ってことだよね。なんか、ちょっとイッちゃってるみたいで、いいよねえ。
「釈迦力」ってのもいい。キリストの奇蹟より、もっと瞬発力ありそうな気がしますな。
「般若湯」。これ、日本酒のことだったね。隠語めいた響きがありますね。ちなみに中国・唐代には、清酒を「聖人」、濁酒を「賢人」と呼んでたそうな。
…まだまだほかにも、「怪気炎」「風雲児」「醍醐味」「桃源郷」あたりの、スカッとするような気持ちの良い響きの類、「理不尽」「出来心」「唐変木」「村八分」みたいな、ネガがかった類、「馬鈴薯」「縄暖簾」「茶味豚」的な、オイシそうな類などなど、三文字熟語ってなかなか、味わい深いものではありますぞ。

ついでに、こんなこと。
M嬢が愛するところの「飛行機」(そう、なぜか彼女はヒコーキ・フリークなのです)まわりには、なんと「三文字」が多いこと! これって、ちょっとした発見です。
「飛行機」そのものをはじめ、「飛行場」「管制塔」「滑走路」「誘導路」「駐機場」「操縦士」「乗務員」「発着便」「国際線」「国内線」「手荷物」「搭乗券」「搭乗口」「非常扉」「機内食」
・・・うーん、まだまだ・・・「定期便」「貨物便」「格納庫」「機中泊」
・・・もう、ヤケになってる・・・「JAL」「ANA」・・・それ、ちゃう!・・・「JAS」・・・だから違うって。しかも、古い!・・・

投稿者 okada : 14:57 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月21日

復活!ナオヤゴ

いやいやみなさん、申し訳ないっ。
じつに半年ぶりの執筆になってしまいましたあ。
このブログにアクセスし続けて、あれ、また更新されてないぞ、って感じで
あきらめちゃって去ってったひと、いっぱいいるんだろうな。
また頑張って書きますから、どうか見捨てないでね。
近隣や親類縁者にも、再開の知らせをどうか伝えてくださいな。

さてさて、「コトダマ」でしたね。
以前、「三文字熟語」をみんなにお薦めしたことがあったけれど、そのあたりから、また
話をはじめてもいいですか?
たしかに、四文字熟語は有名。関連サイトも多いし、もちろん試験にだって出るし。
でもここに、三文字熟語ってのがある。これ、あんまり光が当たってないように思うわけですよ。いろいろ見ていくと、ステキなものがいっぱいあったりするわけで。
そこで、「ステキな三文字熟語の見つけかた」なるものを、一方的に決めこんでしまいました。なにをもってステキとするか、条件をつくったんです。

まずその1。ある程度、人口に膾炙してないといけない。これは当然のこと。誰も知らないようなコトバだったら、つまらないもの。
その2。イミがとても強いもの。字面も含め、ちょっと憧れるもの。あとで詳しくふれると思うけど、こういうの、けっこうあるのですよ。
その3。合成語(たとえば「具体的」「出不精」といったもの)ではないもの、その三文字の構成がよくわからないのが望ましい。なんでこんな漢字の組み合わせ?ってやつね。
その4。できれば(ですよ)、音読みと訓読みが混ざってるほうが、美しい。

またルールとして、専門的すぎる用語・・・「浸透圧」とか「乱高下」とか、歴史の用語・・・「租庸調」とか「土一揆」とか、も除外することにします。また仏教系「阿弥陀」「盂蘭盆」なんかも対象外です。実は、それはそれで別ジャンル的なステキさを持ってはいるんだけれどね。
それから、いわゆる「熟字訓」・・・「紫陽花」「女郎花」といった、まとまりとして訓が与えられているもの・・・も、省きましょう。

そんなこんなで、いろいろ探してみたんですよ。
で、次回には、まったくの独断と偏見で、「ナオヤゴ・三文字熟語ランキング」なるものを発表してみようと思ってます。もちろん、コトダマ発想で選び抜いたものです。
どうか、期待していてください。

投稿者 okada : 16:08 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月17日

真夏の仕事場は、こんなカンジで・・・。

あーん。すっかりサボってしまった・・・。

そんななか、わが内なる「たいこめ」熱が、ちょっと低下中であるぞよ。
いや、正確に言うとね、いま出版に向けての編集作業が進行中なもので(そこは版元に
すべて任せてあるんで)、ちょっとウエイティング状態にある、ってことなんだけどね。
いずれにしろ、年内には刊行予定なので、またその日が近づいたら、宣伝もかねていろいろ書いてみることにしようか。

しかし、暑いねえ。どっかオカシイぞ。
そう、そんなときには「クールビズ」。とはいってもウチの事務所ときたら、冷房の設定温度を下げる、ってシステムで・・・本来とはまったくイミが逆!環境への配慮ゼロ!でも、持続可能だから、すごくロハスなんだよな。ああ、クール・・・。

な感じで、あまり外に出ずに事務所にいるとね、音楽が欲しくなりますねー。
BGM的に802つけてたり、有線で気分によってクラシックだったりレゲエだったりもするんだけど、なんといってもこの夏のマイブームは、
「ナオヤゴ的三人娘」。
その三人とは、
カーラ・ブルーニ
クレモンティーヌ、そしてアン・サリー

そうそう、聴いていると、実にキモチイイんだよ、彼女たちは。
共通点があるとしたら、ちょっとハスキーがかったウィスパーヴォイス、ってとこかな。
いや実はね、最近気づいたんだけど、ぼくって女性のハスキーとウィスパーに、すごく弱いんじゃないか、って。昔はね、ケイト・ブッシュみたいな声質にヤラレていたような記憶があるんだけど。歳とともに、好みが変わってきたのかなあ・・・。

てなこと考えていたら、またまたM嬢のSnood(事務所公認のオンラインゲームです)
ヴォイスがこだましていますわー。「うりゃあ!」「とりゃあ!」ってアンタ・・・ああ、ウィスパーヴォイスには程遠いわー。

投稿者 okada : 12:22 | コメント (4) | トラックバック

2006年06月26日

W杯番外編・・・サッカー選手名は、コトダマだーっ・・・

日本のドイツ大会は終わりましたね。まあ、戦術やシステムより何よりも、個人の能力とモチベーションが、まったく世界レベルに追いついていないことを実感させられましたわ。
それはともかくね、今回はW杯にちなんで(「たいこめ」を中断してまでかー?)、サッカー選手の名前を、コトダマ的観点から眺めなおしてみるとしようか。

言語のちがいを超えて、ぼくにグッと迫ってくる選手名、実はいっぱいあるんですよ。
名前ってすごいな、ってあらためて思ってしまう。
そこで、勝手に「名前コトダマ・ランキング」なるものを。

まず、3位。
昔、90年代のオランダ代表に「フレシャウト」という選手がいた。なんか大きな声で叫んでる感じがしません?サッカー用語でいうところの、コーチングだ・・・GK川口がよく、ディフェンスに形相変えて叫んでたでしょ。あれですね・・・。
一方、デンマークでは「ラウドルップ」という選手が、兄弟で代表張ってた。なんか、狼みたいで強そーぢゃありませんか?
そこで2つ合わせて、「ラウドルップでフレシャウト!」〜そうとうな音量でシャウトしてるわー、コレ。きっと万国に通ずる、かなりの「コトダマ」だと思うよ。

つづいて、2位。
現イタリア代表の、「ガットゥーゾ」。この人、ホントにガッッあふれる中盤の「つぶし屋」。
名は体をあらわすとはよく言うけれど、まさに!オマケに風貌もヒゲ面で、いかにも暴れん坊な感じ。ぼくの大好きなプレーヤーの一人です。決勝トーナメントで、ぜひチェックしてみては。
さらにイタリア代表には、「カモラネージ」がいる。こちらは駆け引きが上手そうな名前だ。
体を張るガットゥーゾと頭脳的なカモラネージ。実際、イタリア伝統「カテナチオ」の重要な構成員なんだよねっ。
ちなみに元イタリア代表「トンマージ」と現代表「イアキンタ」。こっちは憎めない系の代表格でしょう。

さてさて、第1位の発表!
やっぱこの人だよなあ。コトジボアール代表でプレミアリーグ、チェルシーのエースストライカー、「ドログバ」! いやいや、誰もこの名前の強さには、かなわない。ホント、いい響きだよね、ドログバ! プレースタイルも面構えも、カッケーとぼくは思うよ。残念ながら母国は1次リーグ敗退が決まったけれどね。

さらに、番外の番外。プレミア・チェルシーといえば、オーナーのアブラモヴィッチ氏はロシアの石油王。これは有名な話だけど、なんでこんなはげしい一致がおこるのかねえ?
いやいや、これはコトダマとは違うよなあ。M嬢に、「直也さん、それはコトダマでいいんですか?」と突っ込まれそうだよなあ。そういえばさ、70−80年代のブラジル代表に、
ジジババってのがいて、今回はカカがいるよね。そんでサッカーくじはトトで・・・あー、調子乗るなーっつーの!

投稿者 okada : 00:00 | コメント (2) | トラックバック

2006年06月16日

「タイコマー」直也、こんなん作ってます。

あー、また間があいてしまった。
実はね、w杯の日本vsオーストラリア戦が終わったら更新しようと思ってたんだけど、
あの戦いぶりを見て、ちょっと気持ちが下がってしまってね。
まあ、気をとり直して、いこうか。

さてさて、「たいこめ」
けっこう反響、ありましたねえ。飲みの席で披露なんかすると、けっこうウケるし。
じゃこの前の続きを。ぼくの作品から、ちょっと紹介してみよう。

まず基本。「伝来毛綿、買うか?」「買うかタワケ、いらんで!」…ま、よくできてる。
つぎに、こんなの。「老人のつぶやき」というタイトルがついて、
「どれ、携帯電話か…」「買わんでいたいけれど…」…これも、上手。
こんなキレイなのもある。「舞いおりた降る雪に憩いし仲」「悲しい恋に消ゆる二人を、今」
…大阪を題材にした、こんなものも。「さいなら。窓を眺め、あの子の傘を追う恋」「行こう。大阪のこの雨が、なお止まらないさ」…雨が「止まらない」のはちょっと苦しいけど、まあ、美しいわな。
と思えば、新生オリックスに入団したキヨハラをネタにして、「世のため、清原看板よ」「4番(よんばん)から早よ決めたのよ」…最近はスタメンではないけれどね。
最後に、こんなん、どや! 「エロ本を6冊買いました」というタイトルがつくんだけど、
「ひい、ふう、み、よ、いつ、むう…」「うむ。つい読み、うふ。いひ!」…これ、けっこう面白いよねー(と、自画自賛してしまうのだ)。

うん。てな具合なんですよね。
じゃ次回には、基本的な「たいこめ制作の方法論」を紹介することにしようかな。
楽しみにしててくださいなっ。

・・・いや、それにしても、次のクロアチア戦が気がかりだわー。
週末、東京の自宅に戻って、60インチの大画面で観戦することにします。
次回は、その後ということで。
M嬢、留守番たのむねー。

投稿者 okada : 12:00 | コメント (1) | トラックバック

2006年05月12日

「あどば」に「たいこめ」・・・本作りに燃える、初夏であります。

さあ、ゴールデンウィークも明けたし、仕事モードに戻らなくっちゃね。

とりあえず、お知らせから。前回ちょっと触れた、大阪コピーライターズ・クラブ50年史「あどば」、ついに書店に出回り始めました! ぼくが編集長で、タイトルや構成はM嬢という、岡田事務所制作(といっても過言じゃないよな?)の本です。
ぼくも数か所かに登場してるけど、なんつっても見モノは、M嬢がピン張ってるページ。
マクドナルドの「M」の前でポーズ決めてます。まさに、Mだ!
みんな、とりあえず本屋さんに走ろう!

あとは、これも予告ずみだけど、いま制作中のもう一冊の本。題材は、「たいこめ」、であります。
「たいこめ」といっても、知らない人が多いだろうから、まず解説しとかなくっちゃね。
ひとことで言えば、これは究極のコトバ遊び(とぼくは思ってます)。
上から読んでも下から読んでも同じなのが「回文」。これはポピュラーですよね。ところが
「たいこめ」は、後ろから読むと、まったく違う文章が現れる、というシロモノなのです。
なぜ「たいこめ」って言うかって? あー、それをオレに語らせるんかー? しゃーないなあ、教えてあげよう。
これ、ローカルによって諸説あるんだけど、一般的には、
釣り舟に押し達磨」(たいつりぶねにこめおしだるま)なる一文が語源です。
こいつを逆さから読んでごらん。おっと、声に出さないほうがいいと思うよ。
わかったかな? 要はね、逆から読むと意外な下ネタが出てくる、ってのが正調「たいこめ」。この一文の「鯛」「米」をとって、「たいこめ」と呼ぶわけであります。
このコトバ遊びは、江戸時代、おもに戯作文学者の間で流行してたらしいんだけど、「下ネタ縛り」ってのがあったせいか、市民権を得られず、すたれてしまったらしい。
でもぼくは、そこに光を当てた。これはすごい。回文の上行ってるじゃないか、ってね。
そこで、2つのルールを決めたわけです。
ひとつは、下ネタ縛りをなくすこと。そうしないと、みんなが楽しめないから。
もうひとつは、上からの文と下からの文が呼応すること。つまり、問いと答え、のように。
この新ルールをひっさげ、それにのっとった自作たいこめを携えて、ぼくは世に問うた。
実は、いまを去ること11−2年前、週刊文春に「岡田直也のたいこめ講座」なる連載をもっていたのですよ。ぼくが決めたルールに沿って、一般読者から投稿してもらい、優秀作を誌上で発表していく、というわけ。
いやいや、そんなふうに仕掛けていくと、ハマる人がいるんですよ。レギュラー投稿人もできてしまった。それで、連載終了後も、そんな人たちが中心となって、地下に潜伏し、通信「たいこめの会」を発足させ、みんなで作品づくりに励んだわけ。で、その作品(膨大な数です)を選りすぐって本にしよう、と。わー、長くなっちゃったけど、そういうわけなのですね。

じゃ、わかりやすい実例を。
まず基本。「君の名は?」と尋ねられて、「花野美樹」と答える。これ、「たいこめ」です。
下ネタじゃないし、ちゃんと呼応してる。
もうひとつ。ちょっと高度なやつを。
ある人が言いました。「徹夜もイカンな、きつそう。よそう」それに答えて曰く、「ウソよウソつき、何回もやって」・・・これ、人に見せると必ず。「下ネタじゃん」って言われるんだよね。作者にそのような意図はまったくなかったんだけどなあ・・・。

どうすっか? 面白いっすか? 作ってみたい、と思いませんか?
じゃ次号で、いろんな作例を紹介してようくことにしよう!

投稿者 okada : 12:00 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月17日

おひさです。すんませーん

なんと、2か月以上も間があいてしまった・・・。更新されてるかなって、時々のぞいてくれてる読者の方々、たいへん申し訳ない。気を取り直して、アクセスしてねっ。

このふた月のあいだ、いろんなことがあったなあ。プライベートでは、またまたムーンライダースのコンサート(イマイチ!)、忌野清志郎さんとその仲間たちの「新・ナニワサリバンショー」(こっちは最高!ここ数年のコンサートの中でベスト!)があったり、娘がやっと大学に受かったり(いや実際、ホッとしたよ)。仕事では、「大阪コピーライターズ・クラブ50年史」の編集とか、「たいこめ」の本の出版決定とか(このふたつについては、あらためて紹介しますね)。

そうそう、お知らせしなければならないことが。例の「似たもの言葉」もうオンエアされてるんですよー。次のタイミングが、4月20日と24日。時間帯は、8時からと16時50分からの2回。もちろん、ともにNHK教育TVです。
ほんとに短いコーナーなんですけど、自分が考えたネタがTVで流れてるって、CMとはまた違った感慨があるね。ビミョーな時間帯だけど、ぜひともご覧あれっ。
NHKからも、「似たもの」ネタをあと20本、コニちゃんが歌う歌詞を2つ、要求されているのですよ。なんか、今年のぼくの代表作になってゆく気配がしますね。楽しみ。

というあたりで、連載再開はこのくらいに。次回のために、また話のネタ、仕込んでおきますねー。

投稿者 okada : 12:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月14日

NHK、楽しみになってきました・・・。

油断してたら、すぐに「ごぶさた」状態になってしまうなあ。日にちのたつのは、早いものぢゃ。もう50なんだから、時間単価は高いんだよ。大事にしなくちゃあね。
この前そういえば、若いヤツを前にして、「キミは前途洋洋。ボクは前途ヨイヨイ」って言ったら、ザブトン2枚モノ、と褒められた。いやあこれは、我ながらよいコトダマが出た、と思ったんだけどねー。

ついでに、近況報告みたいになってしまうけれど、その前途ヨイヨイの歳になっても初体験、てことがあった。それは、小切手。あるところでちょっとした文章を書いたんだけど、請求書もってったらその場で小切手を渡された。思わず、どうやって現金化するのか、恥を忍んで聞いてしまったね。まあ、こうやってオレも大人になってゆくのさっ。
そこで、大きな疑問。「小切手って、なんで切手より大きいのさ?」
カサだって、金額だって。誰か、答えてくれないかなあ。

さてさて、例のNHK。とんとんと話がすすんで、ぼくの考えた「似たもの言葉」のコーナーが4月から誕生することになりました!当初はね、ぼく自身の出演もアリか?なんて妄想も抱いていたんだけど、それはかなわなかった。でも、ネタのほうで全面協力することになりました。んで、14日(バレンタインデー!)に、一回めの収録です。当然、現場で立会います。どうなってくのか、すごく楽しみ・・・。

それでもって、「コトダマ」の新提案。「一文字換え」ってジャンルがあるなあ、と。
たとえば、書き込んでくれた「たまきこうじ」「たぬきこうじ」がそれ。そうそう、わかりやすく言えば、「ハレンチ」「フレンチ」。うん、これで、意外な組み合わせほど強いっていうバトルやったら面白いかもね。ぼくも次回までにいろいろ考えてみることにしよう。みなさんも、お願いしますねっ。

それで、ちょっと断っておかなきゃ。この前の「声に出して読みたい世界史」、あれってM嬢のネタ、だったんだなあ。あんまり借用がすぎると怒られるもんで、あれはあれであのへんにしておこうか・・・(M嬢はmixiでそーとー活躍してるみたいだよー)。

投稿者 okada : 12:00 | コメント (4) | トラックバック

2006年01月21日

ことしの「言霊」は、世界史へと旅立った!

読者のみなさん、明けましておめでとう。
ことしもこの連載、どうぞよろしゅうに。

さて、この年末年始。東京の自宅にて、久しぶりにテレビ三昧してしまいましたわー。
なんせ最近、55型のプラズマテレビとマッサージチェアが導入されたもんでね(残念、ロッキングチェアではありません。従ってガウンにブランデーっていうわけでは・・・)。
レコ大紅白に、年が明けて天皇杯里見八犬伝古畑任三郎と見まくりましたね。
しかし、TVCMは悲惨な状況だったな。亜流とパクリのオンパレードで。どっかの電気屋が、去年のシャープのクイズ形式と全く同じ感じのものを流していたのには驚いたし、
auとJA共済で、仲間由紀恵の使いどころが全くカブってたのも、見てて痛々しかった。

まあそれはともかくとして、「似たもの言葉」、たくさんの書き込み、どうもありがとう。
連載始まって以来の反応でしたね。ということは、面白いんだよ、あれ。まだコラボ先からは連絡がないんだけど、今年の僕の一大テーマになることは間違いないんだろうな。

さて今回は、新しき「言霊」候補として、「読み」がステキな言葉ってのを取り上げよう。
たとえば、みなさん知ってるかなあ、「ゲキゼツ」という単語。「ゲキ」とは鳥の「もず」のことで、「鴃舌」と書きます。異民族の聞きなれない言語を、ちょっとさげすんでいうときに使う言葉。ぼくみたいに、マニアックな歴史の本を読んでると、ときどき出てくるんですね、この単語が。でもこれ、意味はともかく、「ゲキゼツ」という「音」がいい。なんか「激絶」みたいで、こっちがやられそうな感覚をおぼえる。強いですよねえ、言霊力が。
 
うん、もうちょっとポピュラーな言葉として、「朴訥(ぼくとつ)」があるね。これもかなりいい。「ボクトツ」の音に、野暮ったさと世渡りの下手さがにじみ出てやしないかい?
でも、すごくいい人なんだよ、きっとその人は。

そうそう、「ボクトツ」といえば、「冒頓単于(ぼくとつぜんう)」。前漢に対抗した匈奴の王の名前だ。中国史のなかではたぶん悪者扱いされてると思うけど、本当はいい人?
でも「ボクトツゼンウ」、すてきな響きだ。
匈奴といえば、「呼韓奴単于(こかんやぜんう)」ってのもいる。こっちも読みが、そうとういい感じだと思わない?

この辺になってくると、「声に出して読みたい世界史」とでもいうべきもの。幸か不幸か受験知識って意外に忘れないもので、その中からステキな読みのものを集めることだってできそう。言霊新ジャンルが成立しそうじゃありませんか。
中国史でいえば、「クマラジュウ」「ヤリツアホキ」・・・なんかがいい塩梅。ただし中華思想って、そうとう相手を見下して漢字を当ててるんで、そのあたりのことを知っておく必要はあるけれどもね。
あとね、オスマン・トルコもいいよ。「ウンキアル・スケレッシ条約」「クチュク・カイナルディ条約」なんての、ぼくは好きだな。

・・・さあ、あなたも「カノッサの屈辱」「モヘンジョダロ・ハラッパー」よりもっとマイナーで、もっとステキな世界史用語、探してみない?

投稿者 okada : 12:00 | コメント (5) | トラックバック

2005年12月21日

「コトダマあそび」でメジャーデビュー?

やあ、久しぶり!
しかし、ずいぶんとサボッてたもんだな。
なので今回は、ちょっと近況報告を交えたものに、しようかな。

最近は、広告以外の部分で、仕事が活性化しつつある、いや、するかも知れない、するといいな、的な動きが、岡田事務所に見受けられるのですよ。
そのひとつが、NHKとのコラボ(あえてコラボと言うあたり、強気なオレらしくっていいや)。教育テレビに「にほんごであそぼ」ってのがあるの、知ってる人も多いと思うけど、その中でKONISIKIが唄うラップ(ラップは、「唄う」でいいんかいな?」)の作詞を僕がやってるんですよ。そんな縁でこの前、来季の番組編成ブレストみたいなものに呼ばれて行ってきたんですね。
で、僕は得意のコトバあそび(コトダマあそびとも言う)を連発した。そしたら、とても興味を持たれまして。いろんなネタをとりあえず提供する、ってことになりそうなんですよ。
たとえばね、前回ふれた「おやじギャグ」「ダジャレ」というのだって、子どもたちにむけて再発信したら、とても新鮮なものになる、と思うんだ。おやじたちが、ウケを狙って、でも半分卑屈になりながら発するから、おやじギャグとして引かれてしまうのであって、堂々としていれば、それはもう立派なコトダマ。きっとオンエアを見た子どもたちは、翌日の学校や保育園で連発してくれるはず。うん、だから、ダジャレは絶対に入れたいんだ。

それから、「似たものコトバ」ってやつ。たとえばね、(おおっと、これはM嬢のネタだけど)、「ロドリゲス」と「のぼりべつ」は、よく似てる。そう思いません?この話をさっきのブレストでしたら、NHKの人が「胸毛の生えた人が温泉はいってる絵を想像してしまいますう」なんて言ってた。面白がってもらえたんですよ。うん、これ、やってみたいんだけど、なかなか他に見つからない。「カシオペア」と「エチオピア」とか、「エゴラッピン」と「肉骨粉」とか、候補はあるんだけど・・・。なんか思いついたら、このブログに書き込んでもらえませんか?

まあ、そんなこんなで、どうなることやらわからないけど、NHKとはガップリ四つでやっていこうと思うんですよ。
なになに、子ども向けの番組だってこと忘れてるって? ははは、その通りだね。ネタにはじゅうぶん気をつけなきゃあね。
じゃあ、なにか進展があったら、この場でまた報告しまあす。

投稿者 okada : 12:00 | コメント (34) | トラックバック

2005年10月04日

ダジャレは史上最強のコトダマである!

ぼくらの業界には、にっちもさっちもどうにも、という忙しさが2週間くらい続くことがあるんだな。そういうのが周期的に必ずやってくる。そいつが宿命みたいなもの。まさにここんとこ、そんな状態でしたわ。
でもヤマは越えたんで、さ、連載。

今日は、ぼく的に「コトダマの極み」であるところの、「ダジャレ」について、ちょっと書いてみようかな。というのもね、この名うてのダジャラー、最近すべってるなあ、と感じることが多いもんでね。
 
その一言であなたも人気者、もう仲間内の共通言語、ってのがコドモギャグとすれば、そこで話がとぎれる、または引かれる、あるいはスルーされるのがダジャレであり、オヤジギャグと呼ばれるものだな。
それに対し、コトバを発したとたん、聴いた者がハタと膝を打つ。なるほど・・・これを、オシャレという。
またそのコトバに端を発して、話がポンポンつながってゆく。これがオトナギャグ、なんだろうな。
いや、もうひとつあるぞ。本人はまったく意識していないのに、つまり狙ってはないのに、やたら周りがウケてしまうやつ。もはや、天然と呼ぶべきもの。じつはこれがコトダマ的には、いちばんレベルが高い気がするんだなあ。
・・・とりあえず、そんな定義をしてみた。

しかしさあ、女性はどうして、ダジャレをほとんど口にしないんだろう。言わないばかりじゃなく、面白がってもくれないんだな。これ、フシギ。脳の言語中枢の構造がちがうせいなのか。いや、前頭葉の配線そのものが、ちがうからなのではないだろうか(いや、たぶんオレのギャグがつまんないからじゃねえのか!)。
 
ダジャレっていうのは、一瞬の命の輝き。そう、数秒間だけのめくるめく刹那ワールド。
その一瞬だけ、現実世界、というか三次元世界を飛び越えてしまう魔力を放つもの。男はそこに、自分の全てを賭けているのだ。そのあたり、女性にはわかんないみたいだな。
 
M嬢にしたって、ぼくの書く語呂合わせ的コピーへの評価はキビシイ。ほんの軽いノリ
の振りして(ほんとは魂の叫びなのに!)、「こんなん、どう?」と向けてみても、反応はイマイチ。というか、すごく文学的、修辞的にとらえようとしちゃってるのね、いつも。
まあ、深く汲みとってくれれば、それにこしたこたあないけど。まあ、ぼくの書くコピーは、いつだって深いんだからねっ。

でもある意味、彼女は「鏡」でもあるんだ。人口の半分を占める女性の支持を失ってはいけないもんで。だから、彼女をクリアしないと、ぼくの語呂合わせは陽の目をみないことになっているんだ。

しかしね、近頃の女性だって、部分的にけっこうオヤジ化してはいるぞ。
たとえば、ぼくの妻。ぼくのことを年甲斐もなく「なおちゃん」と呼ぶんだけど、このまえ「なおちゃん、なおちゃん、なあ、おっちゃん!」って言って、ひとりで笑いころげてた。
これ、どうよ?
オレは逆に、完全スルーを決めこんだぞ。

ま、そんな具合に、オヤジはオヤジらしく、ダジャレの精度をあげてやるんだ。M嬢に認められるまで。あるいはM嬢がオヤジ化するまで、ね。

投稿者 okada : 14:13 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月05日

この夏の「わたくし的三大イベント」は、このように・・・。

あー、すっかりごぶさた、してしまったね。
要は、サボッてしまった、ということだな。せっかくの連載なのに、ダメなやつだあ。
そこで、と言ってはナンだけど、今回は「コトダマ」じゃなくって、この夏の私的三大イベントの話をするとしよう。近況報告も兼ねて、ね。そいで「コトダマ」は次回から再開、ということで。
 
ひとつめは軽く、渋谷東急BUNKAMURAでやってる、「ギュスターヴ・モロー展」
サロメを主題とした作品で有名な、19世紀象徴派の巨匠ですね。わたくし的に、モローは5本の指にはいるほど好きな画家だし(あとはロセッティとかフラ・アンジェリコ・・
かなりマニアック趣味なのよ)、サロメはまさに卒論のテーマだったし、まあ、この展覧会だけははずせない、ということで、見に行ってきました。全体のまとまりも作品も、よくできてると思ったよ。とくに初心者向けにはわかりやいんじゃないかな。まあぼくの場合は、好きが高じてパリのモロー美術館まで行っちゃってるんだけど、そのときたまたま、有名な「出現」(サロメが空中に出現した洗礼者ヨハネの首と対峙しているやつ。知ってるよね?)が貸し出し中だったんだよね。で今回、初めてナマを見ることができた。それだけでもよかった、って感じでした。この展覧会、たしか11月ころまでやってるはずです。ぜひぜひ。オススメです。

ふたつめは、仕事がらみで、「a-nation」。これ、avexが毎年夏にやってる、ミュージシャン総出のイベントですね。今年初めて、見に行ってきました。いや、これはね、「想い」でやってるものって強い、ってことを感じたね。avexという企業がこれからどこへいくのか、ちょっと楽しみではあります。また、その片棒を担ぐことになるかもしれないのも、また楽しみだなあ。あ、そうそう、コンサートのあと北野クラブで開かれた打ち上げにも招かれて、幸田來未BoAとお話もしたよ(ちょっとミーハー気分はいってしもた)。

そして3つめは、何をかくそう、「心斎橋そごうオープン」。9月2日に、VIPの内覧会に行ってきたんだけど(メインのコピー担当したから当然だな)、これがまた、よく出来てるんだな。東京にいると、百貨店ってもう役目終わったんじゃないの、と思うことしきりなんだけど、現場を見てしまうと、大阪という土地柄もあるけれど、ザ・デパートはまだまだ、って感じがするよ。自分で書いててナンだけど、まさに「なにわ遊覧百貨店」ですよ、あれは間違いなく。
でもね、これにしたって、トップの「想い」がカタチになったものなんですよね。コンセプトとかブランドとかじゃなく、もっと直観的な、もっと愛のある「想い」。そういうのがベースにあるものって、ゼッタイ伝わるし、残ってもゆくはずだな・・・いやいや、ちょっとホメすぎましたか。だって、クライアントなんだもん。そりゃあ、ホメるさ。でも
ひとつだけ難を言うとすれば、あれだけ建築やインテリア意匠にこだわっているのに、その「想い」が、館内の案内板やサイン、エレベーターの中なんかに反映されていなかった。
そういう細部って、けっこうサービス業の生命線なのに・・・そこ、残念!

以上、これがぼくの「三大イベント」だったわけだけど、実はもうひとつ、とっておきのバッドイベントがあった。それはね、「携帯紛失事件」。東京で外回ってるときに、やっちゃった!いやいや、まさに神隠し、ですよ。まったくフシギなんです。で、いくら探しても出てこない。おまけに出張中なもんで、すぐに番号を止めて、「急ぎの方は事務所まで」
のガイダンスを設定してもらって、1時間おきぐらいに、公衆電話から100円玉いっぱい入れて、事務所のM嬢に連絡とったりして。おまけにデータはぜんぶなくなっちゃったし。あとでリカバリーがたいへんでした(いまもリカバリー中だけど・・・トホホ)。
みなさん、ケータイだけは失くしちゃダメよ。
うーん、これがこの夏最大のご教訓かもしれない。いつもM嬢に、「ナオヤさん、やっちゃいましたね」ってばかり言われてるダメなボスなんだけど、今回ばかりは笑えなかったわ。

・・・とうことで、「コトダマ」とは関係ない話だったなー。
次回から復活しますので、ふたたび、よろしく。

投稿者 okada : 14:08 | コメント (7) | トラックバック

2005年08月05日

小樽は「砂の道」と覚えましょう!

ああ、アタマちょっとだけ「広告バナシ」に戻っていいかなあ? どーしても触れておきたいCMがふたつあるんで(といっても、文句だけどもね)。
ひとつは、どっかのクルマ。サンルーフがウリの「上空サプライズ」ってやつ。これは一言で切ってやろう。アブナイじゃんか!
どこ見て運転しとんじゃ、われー!
しかし、局のコード的に、よくOKになったと思うよ。いや、それ以前に、広告主に問題大アリだな。
もうひとつ。マックシェイクの砂浜のCM。なんじゃあれ? ファンタのパクリ? いやいや、ファンタのまんまぢゃないか!
オレはファンタが卸してるのかと思った。それなら赦すよ。でも、そうじゃないなら、かなりの問題だと思うよ。

・・ああ、ちょっとスッキリしたわ。

さて、「コトダマ地名」の話をしよう。今日のテーマは「オタ」「ウタ」だ。

「オタ」「ウタ」の音を含む地名が、全国いたるところにありますね。これみんな、アイヌ語起源ではないかと、ぼくはにらんでいるのですよ。
まず、わかりやすい地名、「小樽」から解説しよう。「オタ」とは「砂」。「ル」は「道」。小樽とはすなわち「砂の道」という意味なんですね。
北海道には「歌志内」「歌登」「歌棄(うたすつ)」といった具合に、「オタ」「ウタ」地名がけっこう多いんです。みんな、海沿い、川沿いの砂地につけられた名前なんです。
じゃ、本州以南を見ていってみようか。
香川県に「宇多津」という古い港があります。ここは、かなりあやしい。それから奈良県に「宇陀郡」がある。「大宇陀」「菟田野」という地名もある。ここも河川敷の砂からきているのでは? また東京・渋谷の「宇田川町」も、そうなのではないかと思ってる。福井県の「織田(おた)町」、愛媛県の「小田町」も、そんな仲間ではないのかな。
さらに、「小田原」って、どうよ? たぶん、相模湾に面した砂浜の地名だよ・・・。
いやいや、「ウタ」にはもうひとつ、アイヌ語で「ナマコ」の意味があるから、ナマコだらけの海岸だったかも知れないけどね。あ、ひとつ言い忘れたけれど、アイヌ語に関しては
萱野茂さんの「アイヌ語辞典」(三省堂)を参照しています。

なんで「砂」の話になったんだろう? やっぱり書き出しの、マックシェイクのCMに
ひっぱられたか。それともアイフルの「半身ヤキ」のせいかも・・・。まあともかく、世間では夏本番のようで。みんなもぜひ海に行って、砂浜で「オタオタ」、しようぜい!

投稿者 okada : 14:08 | コメント (1) | トラックバック

2005年07月25日

ついに、地名のハナシ、するぞー!

あー、すっかりごぶさたしてしまいましたなあ。
いやまったくホントに、どーしよーもなく忙しくってね。しかもその間、事務所の引越しなんかしちまったもんだから(そうそう、M嬢の誕生パーティもあったしなあ・・・オレが忙しいって、そういうことかっ)。

でもこの前の3連休は、久しぶりに東京に戻って、家族とゆっくり過ごすことができましたわ。青山界隈でメシ食ったり、上野の国立科学博物館で「縄文vs弥生」展を見たり・・・
あ、これは企画だおれ。ポスターにつられて行ったら、ダメ!!の一言・・・上野ついでにアメ横のぞいたり、まあまあ、ゆるりとしてきました。
やっぱ、東京って、いいねえ。

さて、「ナオヤゴ」だね。
そろそろ、ぼくの専門とするところ、ていうかライフワークみたいなことに、話をもってってみようかなあ、と。つまりね、最強のコトダマ、「地名」、とくに「アイヌ語地名」に、いよいよ踏み込もうかな、なんて思っているんだけど。

「そもそも、白河の関以北が、アイヌ民族の居住地だった。してがってアイヌ語地名も、関東以南にはほとんどみられない」これが、学界の定説です。でも、ぼくはそれはウソだと確信してる。金田一さんとかの碩学がそう言ったまでで、アカデミズムはそういう人の発言に合わせるところがあるから、ちっとも発展していかないんですね。柳田さんの「稲の道」だって、ずいぶん長いこと「定説」になっちゃってたわけだし(これは最近、中国江南地方との関連で、再浮上の気配があるけれどね)。ぼくに言わせれば、かつてアイヌ民族は、日本中に住んでいた。そして日本中に地名を残していたんです。もっと正しく言えば、アイヌ民族の祖先である縄文人が、地名を残したんですね。
そう。縄文語からアイヌ語ができた。しかも地名というのは、6千年に1割しか変化しない、という説があります(最近のように、新興住宅地にヘンな名前がつけられちゃうと、事情はちがうのかも知れないけど)。それに従えば、縄文人たちが使ってた地名を、ぼくらはそのまま使ってる確率が高い、ということになるではないですか。ただ、渡来系の人びとが来たときに、地名の「音」にヘンな漢字を当てちゃった。
さながら北海道の地名の多くが「当て字」であるようにね。それと同じことが、かつて起こったんです。だからね、日本全国、「和語」で解けない地名が多いこと、多いこと。でも権威ある地名辞典には、こじつけの解釈がいっぱい載ってます。なかには笑けるのもありますよ。大多数はウソだとにらんでます。
みなさん、気をつけましょう。

わかりやすい例として、「四万十川」を挙げよう。これ、和語だとまったく語源がわからない。4万と10って何? でしょう?
でも、アイヌ語だと解けるんだなあ。「シマム」とは「西」。「トー」とは「海」「湖」「大きな川」・・・そうです。「西の大河」です、シマムトーとは。
四国の西を流れる大きな川。物部川や仁淀川に対する「西」なのか、それとも吉野川対抗か。いずれにしても、すごく明快でしょう?ところが、そんな説明がある地名辞典なんて、ありゃしないんですから。

・・・さてさて、こんな具合に、これからしばらく、みなさまを「アイヌ語地名=縄文語地名」の世界にいざなってみよう、と思います。
冒頭に紹介した「縄文vs弥生」も、ほんとはこんなことを題材にしてほしかったな、と思うんだけどねえ。まあ、「地名=コトダマ」を前提とした企画なんて、ぼく以外のひとがやっちゃいけないんだけどもさ・・・。

投稿者 okada : 14:08 | コメント (3) | トラックバック

2005年06月24日

この、泥棒ネコ!

ああよかった!「父の日」、プレゼントもらえましたよ。この前の日曜日、ムリして東京に戻ったら、娘と息子に祝ってもらえたわー。ふだんは離れて暮らしてるもんで、オレは父の資格ないんぢゃないか?なんてちょっと自責の念に駆られることもあるだけに、いやいや、うれしいもんだねえ。それにしても「わたしは あなたの 娘です」とは言われなかったけれど・・・。

さてさて「地名」 「三文字熟語」  「ひらがな」ときて、今回は「ちょっと惹かれる決めゼリフ」について書いてみようか。
 
このまえ、ウチのM嬢と話をしていて、そういえばめったに口にしない、というか実際には耳にすることもないけど、有名な決め文句ってあるよね、ってことになった。
たとえば、「この、泥棒ネコ!」。 昼ドラなんかでいちどは聞いたことがありそうで、かなり有名な「決め文句」だ(決まり文句?いや、この場合は決め文句でいいな)。
ただこれ、日常生活のなかで体験したことがあるとすれば、それはそーとーな不倫の修羅場。女どうしの取っ組み合い開始のゴング、って感じだよね。こりゃ大変。刃傷沙汰にもなりかねない。
まあ、コトダマ理論にのっとってみれば、この一言はかなり密度の高い呪詛、ということになるな。うん、呪詛ではあるんだけど、力関係的には、泥棒ネコ呼ばわりされたほうが勝ってるんだろうなあ。

恋愛沙汰の呪詛といえば、「ケダモノ!」ってのもある。これはおそらく放送禁止用語に違いない。でも、ぼくの記憶が正しければ、映画「卒業」の字幕に登場してたよ、昔。
まあ実際、こんなコトバを投げつけられたら、人間としてどーよ、なんだろうけど。

M嬢は、「人を呼びますよ」がいいと言ってた。これは修羅場の手前だな。だけど、コトダマパワー的にはかなり強いものがある。あなたを警察に引き渡しますよ、とほとんど同じ意味をもってるからね。ま、こんな文句をチョイスするあたりが、三文字熟語でいえば
韋駄天な、いや居丈高なM嬢っぽいんだけどね。

そう、こんな感じの、コトダマを秘めた、でも実際にはなかなか経験できない「決め文句」、まだまだほかにありそうだよね。てらさっきさん、TKさん、megzさんはじめ、みなさんもちょっと、探してみてくれません?

投稿者 okada : 14:08 | コメント (2) | トラックバック

2005年06月08日

こんかいのおだいは、ひらがななのだ!

ここんとこ出入りが多くて、2週間あいてしまったね。先週中盤が「伊勢志摩」で撮影、で土曜は久しぶりに横浜中華街へ食事をしにいって、日曜日は恵比寿ガーデンホールで「ムーンライダース」のコンサートへ(しかし鈴木慶一サン、若い!)。月曜はbunkamuraで「ベルギー象徴派展」を見て、って具合で、大阪に戻ってきたわけ。
しかしその間、いっぱいコメントをいただきましたな。高橋さん、ももたろうさん、寺崎さん、きぬさん、黒じゃなく青さん、KEIさん、そしてTKさん、どうもありがとう。
これからも、ぜひぜひよろしく!

さてさて今回はうってかわって、「ひらがな」の話をしよう。
最近読んだ本のなかで、ひさびさに共感し、これは人に薦める価値あり、と思っているものがある。それが「ひらがな思考術」(関沢英彦著 ポプラ社刊)だ。
要は、漢語やカタカナ語ではなく、ひらがなで考え、書き、伝えることを推奨する内容なのだ。まあ、ここでぼくが云々するより、とにかく一読してほしいのだが。
 
この著者は、ぼくがもといた会社の先輩。コピーライターとしても先輩格にあたる人。そんな、知っている人の本だからよけいに親近感がわくのかも、というところはあるが、とにかく「その通り」と納得してしまった・・・そうなんだ、ひらがなは強い。ブレない。
そして時代を超える。考えてみれば、谷川俊太郎さんの詩、「世界がもし100人の村だったら」的な平積み本、「100万回生きた猫」のような超ベストセラー。みんな「ひらがな」主体なんだよなあ。ひとびとの心の底までしっかり届くには、やっぱりひらがなコトダマが必要だ、と最近思うことしきり、なのである。

ぼくの書くコピーにしても、そう。昔はそれこそ「史上最低の遊園地」やら「川崎事件」やら「世界品質」やら、とにかく漢字のパワーにすがった剛速球にこだわっていたのだけれど、今はちょっと違う。あたかも野球のピッチャーが、球威一点張りではなく、いろんな球種を覚えて成長してゆくように、最近はやさしいコトバで、つまりひらがな主体で書くようになった。そのほうが、みんなの反応がいいことに気づいた。いやいや、やっと気づいたわけなのである。

たとえば、こんなこと。2か月ほど前、あるところで「父の日・母の日」用広告のディレクションを頼まれたんだけれど、ぼくの要望はただひとつ。
「子供になんと言われたら、親は泣くか?それをコピーにしよう」ということだった。そのためにはやはり、ひらがなのコトダマパワーがいる。例えばぼくの娘(18歳が実在する)に、「Thanks Papa」なんて横文字で言われても、なにも感じない(これ、面と向かったシチュエーションと広告表現とを同じ次元で論じているわけだが。わかる?)。もちろん「パパありがとう」「体に気をつけて頑張ってね」と言われて、うれしくない父親はいないとは思うが、ぼくはぼくで、決定的な殺し文句を妄想してしまった。

それが「わたしは あなたの 娘です」の一行。

娘にこう言われたら、きっとぼくは泣くと思う(いや、妄想だって。ウチの娘はそんなことのたまうタマではないから)。じつにいいセリフだな、とぼくはひとり悦に入っている。
つまり、こういうひらがなコトバはものすごい力を持つ、人の心の奥底まではいりこむ、ということを言いたいわけなのだ。まあ、このあたりのことは、前述の「ひらがな思考術」の内容と重なってくるのだが。
 
つまり、こういうことが言えるかも。ひらがな的に考え、ひらがな的大和コトバを大切にし、流行語や漢語に流されない、わかったようなフリをしない。これってもしかすると「スロー・シンキング」「スロー・ワード」ってこと? 人口に膾炙して久しいけれど、いまひとつピンとこない「スローライフ」ってコトバの概念を裏から支えるものに、ぼくはきっとなると思うのだが・・・おっとその前に、「スローライフ」をひらがなコトバに言いかえなければ。そっちのほうが先ですよね、関沢先輩?

投稿者 okada : 14:08 | コメント (5) | トラックバック

2005年05月27日

座右の「三文字熟語」募る。

コメント、どうもありがとう。
うーん、そうなんだよね。みんな三文字熟語の仲間だと思う。
ただ、本文中に書いたように、「座右」=コトダマになればいいと思うけれど。
でも、好きな三文字熟語は「親子丼」です、って、ちょっといいかも。

ちなみに四文字熟語だって、なんでもアリだと思いますよ。

「援助交際」「日勤教育」「回復運転」

・・・ちょっとアブネエか・・・
あたり、どんどん辞書に載ってくれば、おもしろいのにね。

・・・ということで、これからもご愛読、よろしく!

投稿者 okada : 11:55 | コメント (2) | トラックバック

2005年05月25日

今回のお題は、「三文字熟語」!

地名の話はまたいつか語り尽くすとして(白状すると、ぼくは地名オタクなのである。
始めたら止まらなくなるので、自粛!)、今回は、「三文字熟語」 の話をしようか。

「四文字熟語」はポピュラーすぎる。本や辞典もたくさん出ているので、もはや扱わない。また「五文字」となると、「征夷大将軍」「肋間神経痛」のように合成語になってしまい、かつ美しくもなんともない。ところが、つい忘れられがちな「三文字熟語」には、かなりのコトダマを背負った、ステキなものがいくつも存在するのである。
 
たとえば「破天荒」。
見るからに暴れん坊だ。ステキ、である。しかしこれ、破・天荒と切るのか破天・荒と切るのか、よくわからない。三文字連なって、合体コトダマパワーを発しているんだな。
これと似たタイプに、「断末魔」がある。これもそーとーいい。三文字合体コトダマ効果といえる。「生半可」「破廉恥」・・・うーん、どれも、いいツラしているな。
それに比して「醍醐味」「青二才」なんかは途中で切ることができる。ナオヤゴ的には、こうなるとコトダマ効果がすこし低い、と判断するのである。

あと、コトダマ的にとても気になるのは、「赤裸々」「好々爺」 のように、同じ文字を2回繰り返すものがあること。すごく効果的、だと思うのだ。まあ、繰り返さなければ、ただの
「アカハダカ」「スキモノジジイ」
に成り下がるのだけれども。

この手の三文字熟語、じつは日常会話で上手に使うと、きっとコトダマ効果が期待できるのではないか、と思っている。たとえば「このプレゼン結果はあまりに理不尽です」「プレゼンで負けたのに、往生際が悪いわ」のように。まわりのセリフよりもゆっくり、
はっきりと発音するとよい。きっと適度なコトダマが、相手に向かって飛んでいくだろうから。

・・・ということで、ひとつ提案。座右の「三文字熟語」を、ぜひ持とうではないか。そのコトバはあなたをあらわし、さらにあなたの身代わりのコトダマとなって、きっと周囲に影響を及ぼすことになるであろうから。ぼくの座右? なんだろうなあ。「出来心」とか「絵空事」あたりがステキだなあ・・・。
ちなみにウチのM嬢(前の連載につづいて登場だ)は、「生意気?」と答えた。いやいや君は「居丈高」のほうが似合ってると思うよ。これをそのまま本人に伝えたら、「韋駄天」じゃないんですか、と返された。確かに三文字熟語辞典では、居丈高のつぎに韋駄天がくるのだが。しかしなんとも「能天気」なやつよのう・・・。

投稿者 okada : 11:55 | コメント (4) | トラックバック

2005年05月10日

新連載!

「ナオヤゴ」。それは、コトダマである。
そしてコトダマを信じ、仕事の現場で日々格闘してる、言葉のオーソリティ「ナオヤ」
が発する、ありがたきお言葉である。

ナオヤ的には、文学作品・詩歌にとどまらず、とっておきの口説き文句や警句、祝詞や呪詛、はてはダジャレや語呂合わせも、「ナオヤゴ」の範疇として扱うつもりである。

そう、コトダマ。
神は言葉に宿り給う。そして、ディテールに居ます、という。
たとえば平安時代の和歌。掛詞や語呂を駆使した、超絶技巧のオンパレード。これはまさに、神のなせる業。
たとえば俳諧。切り詰めて切り詰めて、いったん無に戻してから搾り出される言葉。これまた、神の宿り。
そして、そして、オヤジがポソリとつぶやくギャグ。彼の生き様からひねり出された、恥ずかしくも神々しい一言。これをコトダマと呼ばずして、なんと表現しよう。たとえ無視され、引かれ、さげすまれようと、
決してひるんではならない・・・。


要するに、形態やジャンルを問わず、口をあるいは手を介して発せられた言葉には、ひとしく霊力が宿り給ふ、のである。ナオヤ的には、そういう立場、なのだ。ということは、世界的文豪も、そこらへんの一介のオヤジもひとしくコトダマを発する自由と権利を持つ、ということになるのである。

・・・そんな、コトダマの力に基づいた言葉、ひいては日本語というものを一手に引き受けて、連載にしてみようと思っている。いろんなカタチのコトダマを紹介し、ネタにしながら、「ナオヤゴ」内にいろんな小コーナーをつくっていくことも検討中であるぞよ。

先日までの「広告バナシ」とはまた違った嗜好で、ナオヤワールドを世に問う所存である。ひとつご期待のほどを!

投稿者 okada : 00:00 | コメント (1) | トラックバック