« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月12日

「あどば」に「たいこめ」・・・本作りに燃える、初夏であります。

さあ、ゴールデンウィークも明けたし、仕事モードに戻らなくっちゃね。

とりあえず、お知らせから。前回ちょっと触れた、大阪コピーライターズ・クラブ50年史「あどば」、ついに書店に出回り始めました! ぼくが編集長で、タイトルや構成はM嬢という、岡田事務所制作(といっても過言じゃないよな?)の本です。
ぼくも数か所かに登場してるけど、なんつっても見モノは、M嬢がピン張ってるページ。
マクドナルドの「M」の前でポーズ決めてます。まさに、Mだ!
みんな、とりあえず本屋さんに走ろう!

あとは、これも予告ずみだけど、いま制作中のもう一冊の本。題材は、「たいこめ」、であります。
「たいこめ」といっても、知らない人が多いだろうから、まず解説しとかなくっちゃね。
ひとことで言えば、これは究極のコトバ遊び(とぼくは思ってます)。
上から読んでも下から読んでも同じなのが「回文」。これはポピュラーですよね。ところが
「たいこめ」は、後ろから読むと、まったく違う文章が現れる、というシロモノなのです。
なぜ「たいこめ」って言うかって? あー、それをオレに語らせるんかー? しゃーないなあ、教えてあげよう。
これ、ローカルによって諸説あるんだけど、一般的には、
釣り舟に押し達磨」(たいつりぶねにこめおしだるま)なる一文が語源です。
こいつを逆さから読んでごらん。おっと、声に出さないほうがいいと思うよ。
わかったかな? 要はね、逆から読むと意外な下ネタが出てくる、ってのが正調「たいこめ」。この一文の「鯛」「米」をとって、「たいこめ」と呼ぶわけであります。
このコトバ遊びは、江戸時代、おもに戯作文学者の間で流行してたらしいんだけど、「下ネタ縛り」ってのがあったせいか、市民権を得られず、すたれてしまったらしい。
でもぼくは、そこに光を当てた。これはすごい。回文の上行ってるじゃないか、ってね。
そこで、2つのルールを決めたわけです。
ひとつは、下ネタ縛りをなくすこと。そうしないと、みんなが楽しめないから。
もうひとつは、上からの文と下からの文が呼応すること。つまり、問いと答え、のように。
この新ルールをひっさげ、それにのっとった自作たいこめを携えて、ぼくは世に問うた。
実は、いまを去ること11−2年前、週刊文春に「岡田直也のたいこめ講座」なる連載をもっていたのですよ。ぼくが決めたルールに沿って、一般読者から投稿してもらい、優秀作を誌上で発表していく、というわけ。
いやいや、そんなふうに仕掛けていくと、ハマる人がいるんですよ。レギュラー投稿人もできてしまった。それで、連載終了後も、そんな人たちが中心となって、地下に潜伏し、通信「たいこめの会」を発足させ、みんなで作品づくりに励んだわけ。で、その作品(膨大な数です)を選りすぐって本にしよう、と。わー、長くなっちゃったけど、そういうわけなのですね。

じゃ、わかりやすい実例を。
まず基本。「君の名は?」と尋ねられて、「花野美樹」と答える。これ、「たいこめ」です。
下ネタじゃないし、ちゃんと呼応してる。
もうひとつ。ちょっと高度なやつを。
ある人が言いました。「徹夜もイカンな、きつそう。よそう」それに答えて曰く、「ウソよウソつき、何回もやって」・・・これ、人に見せると必ず。「下ネタじゃん」って言われるんだよね。作者にそのような意図はまったくなかったんだけどなあ・・・。

どうすっか? 面白いっすか? 作ってみたい、と思いませんか?
じゃ次号で、いろんな作例を紹介してようくことにしよう!

投稿者 okada : 12:00 | コメント (2) | トラックバック