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2006年01月21日
ことしの「言霊」は、世界史へと旅立った!
読者のみなさん、明けましておめでとう。
ことしもこの連載、どうぞよろしゅうに。
さて、この年末年始。東京の自宅にて、久しぶりにテレビ三昧してしまいましたわー。
なんせ最近、55型のプラズマテレビとマッサージチェアが導入されたもんでね(残念、ロッキングチェアではありません。従ってガウンにブランデーっていうわけでは・・・)。
レコ大、紅白に、年が明けて天皇杯、里見八犬伝、古畑任三郎と見まくりましたね。
しかし、TVCMは悲惨な状況だったな。亜流とパクリのオンパレードで。どっかの電気屋が、去年のシャープのクイズ形式と全く同じ感じのものを流していたのには驚いたし、
auとJA共済で、仲間由紀恵の使いどころが全くカブってたのも、見てて痛々しかった。
まあそれはともかくとして、「似たもの言葉」、たくさんの書き込み、どうもありがとう。
連載始まって以来の反応でしたね。ということは、面白いんだよ、あれ。まだコラボ先からは連絡がないんだけど、今年の僕の一大テーマになることは間違いないんだろうな。
さて今回は、新しき「言霊」候補として、「読み」がステキな言葉ってのを取り上げよう。
たとえば、みなさん知ってるかなあ、「ゲキゼツ」という単語。「ゲキ」とは鳥の「もず」のことで、「鴃舌」と書きます。異民族の聞きなれない言語を、ちょっとさげすんでいうときに使う言葉。ぼくみたいに、マニアックな歴史の本を読んでると、ときどき出てくるんですね、この単語が。でもこれ、意味はともかく、「ゲキゼツ」という「音」がいい。なんか「激絶」みたいで、こっちがやられそうな感覚をおぼえる。強いですよねえ、言霊力が。
うん、もうちょっとポピュラーな言葉として、「朴訥(ぼくとつ)」があるね。これもかなりいい。「ボクトツ」の音に、野暮ったさと世渡りの下手さがにじみ出てやしないかい?
でも、すごくいい人なんだよ、きっとその人は。
そうそう、「ボクトツ」といえば、「冒頓単于(ぼくとつぜんう)」。前漢に対抗した匈奴の王の名前だ。中国史のなかではたぶん悪者扱いされてると思うけど、本当はいい人?
でも「ボクトツゼンウ」、すてきな響きだ。
匈奴といえば、「呼韓奴単于(こかんやぜんう)」ってのもいる。こっちも読みが、そうとういい感じだと思わない?
この辺になってくると、「声に出して読みたい世界史」とでもいうべきもの。幸か不幸か受験知識って意外に忘れないもので、その中からステキな読みのものを集めることだってできそう。言霊新ジャンルが成立しそうじゃありませんか。
中国史でいえば、「クマラジュウ」に「ヤリツアホキ」・・・なんかがいい塩梅。ただし中華思想って、そうとう相手を見下して漢字を当ててるんで、そのあたりのことを知っておく必要はあるけれどもね。
あとね、オスマン・トルコもいいよ。「ウンキアル・スケレッシ条約」「クチュク・カイナルディ条約」なんての、ぼくは好きだな。
・・・さあ、あなたも「カノッサの屈辱」「モヘンジョダロ・ハラッパー」よりもっとマイナーで、もっとステキな世界史用語、探してみない?







