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2005年05月10日

食べる幸せ

べる、ということは日常である。それができなくなったとき、初めてその大切さに
気づくのだ。風邪で寝込んだとき、健康がどれだけ有り難いことなのかと気づくよう
に。無くして気づくものって意外と多い。

る日、右奥歯の根元の違和感に気づいた。アゴの下から押してみるがそんなに痛く
もないのでほっておいた。そんなことさえ忘れていたある晩、突然痛みで目が覚めた。
何ともいえない鈍痛。朝になったら治ってるだろうと考えながら再び眠りにおちた。
そして翌日、私はムーミンになっていた。頬は腫れ、口が開かない。ノドも大きく腫
れ、唾を飲み込む度に激しい痛み。こんな苦しみがこの世の中にあるのかというほど
の。口が開かないということは…好きなこと言いたい放題だから? 飲んでる時いつ
も悪口で盛り上がるから? 神様のバチがあたったのか…懺悔する夜は長い——休み
が明けるのを待って歯医者さんに飛んでいった。『親不知の炎症』。それだけで、あ
んな痛いの?信じられん。とりあえずお薬をもらって帰った。その後徐々に痛みは治
まり、数日後に再健診。院長曰く「今は治まっているが今度炎症したらもっとひどく
なるから抜いたほうがいい」という。あの“3カ所同時攻撃”の痛みをもう一度経験
するくらいならと抜歯を決心した。

症したといっても虫歯でもない健康な歯。それも奥歯。これを抜くなんてそもそも
乱暴なことなのだ。しかし抜歯が異常に上手な院長により無事済んだ。しかし、ここ
からの2週間がまさに地獄。何せ薬が切れたらジンジン痛い。寝ていても痛さで目が
覚めるほど。脳に響くズキンズキンした痛み。数ある抜歯を経験してきたさすがの私
も耐え切れず、麻薬中毒者のように抗生物質を求めた。「痛み止めも飲み過ぎは体に
悪いぞ」と院長に怒られつつ…あ、あかん、こりゃほんまのジャンキーや。アルコー
ルを飲んだら薬が効かないのでは…という恐怖でお酒も飲まず食欲もわかずで2週間
が過ぎる頃には「どうしたの?めちゃめちゃ痩せてるよ。」と指摘される体型となっ
ていた。別にダイエットするつもりなんかなかったのだけど“勝手にダイエット”さ
れていた。いやあ〜人間食べないと痩せる。噛まないとやつれる。その2週間、私を
支えた食物はウィダーインゼリー。噛まなくてよかったし、栄養のバランスもとれて
いた。で、学んだこと——“噛むことは食べること”、“食べることは生きること”
である。
sushi.gif

投稿者 happy : 2005年05月10日 00:00

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