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2007年02月25日
魂とぬけがら
たあを連れていく箱(直前に通販で届いた中に、ぴったりの箱があった)に、シートやクッションをひいて用意をした。
たあをベッドで一人でゆっくり寝かせ、私はリビングで早めに就寝。
夜明け前に目が覚めて、もう一回寝たときに、夢を見た。
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どこか遠征中の宿泊先。
まめ菊が一緒だった。
和風のお部屋にいると、たあがやってきた。
最初は触れようとしてもすっと消えたりして実体がなかったけど、そのうちに触れるようになった。
たあは、若いころのように、愛想はなかった…
壁にとびついてはとびおりる、という遊び?を繰り返すのでドスンドスンと音がする…。
フロントから電話で注意されてしまった。
「たあ、ここは不自由だから、おうちにまた来てよ」
というと、壁抜け男みたいに、歩いて壁を通り抜けていった。
たあの胴回りから、隣の部屋が少し透けて見えた。
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宝塚動物霊園には、日曜日だし早めに行ったほうが待たなくてもいいからと、開園前の一番に行った。
ここで犬さんを供養してもらっている叔母が一緒に来てくれた。
錦の衣をかけ、守り刀をおき、前脚に数珠もつけて、仏式の葬儀をあげてもらう。
遺骨は連れて帰りたかったので、個別火葬にし、骨壷のオプションを選ぶ。叔母は、合同火葬でいいと思っていたらしかったけど、他の子とまとめて焼かれるなんて、人も犬も他の猫も嫌いだったから、たあも嫌だろうし私も嫌だった。
お棺もいろいろあるみたいだったけど、窮屈なところに入れ直すよりも、連れていった箱のまま焼いてもらうことにした。
40分ほど待っていたら、お骨拾いに呼ばれる。
たあ、こんなに小さくなって…(涙)。長しっぽちゃんだった、たあ。小さい細い骨が、とてもきれいなカーブで並んでいる。
下あごの骨は崩れていて、歯はやっぱり数本しか残っていなかった。
会場のおねえさんが、人間と同じように、骨のパーツについて教えてくれる。
そして、人間と同じように、足の方から骨壷に入れていき、最後に頭がい骨を納めた。
入らなかったものは合同供養に。
魂は自由になったのに、こうやって、古い抜け殻を燃やして、泣いて、分けて…
残されたものの気が済むための行為だと知っていても、形はととのえてしまうのかなぁ。
叔母がついてきてくれるのは有り難いけど、すこーしだけ考えの相違があるのだ…
…区切りとして、受け止めよう。
いつか時期が来たら、土に返ってもらいたいんだけど、難しいかなあ…
どんどんやってくる人たちで、もう駐車場はいっぱいになっていた。
ほかの家族さんたちが、焼き場前のお別れで嗚咽するのを聞いて、また涙がでる。
手続きは着々と進み、11時にはぜんぶ終わって、叔母と精進落としをして(初七日はしてないけど…)、小さい袋だけになった、たあの「古い抜け殻の大部分」を連れて帰った。
いつもなら、「たあ、ただいま」と言うのに、
今日は「たあ、おうちに帰ったよ」と言うのが、寂しかった。
Je suis un déraciné
私はふたたび、根無し草になりそうだ…。
春千代
投稿者 deep : ( 老猫記 ) 2007年02月25日 11:51
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