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2006年07月05日

ローランサンは娘役ファン??

『ルオーとローランサン〜パリの踊り子たち』展
「踊り子」を共通の作品モチーフとした2人の作家

松下電工汐留ミュージアム
7月9日まで


ルオーとローランサン…めちゃめちゃ異質な組み合わせです(汗)。
19世紀末から20世紀半ば、パリはまさに「エコール・ド・パリ」の時代。二人はパリ出身の画家として活躍していました。
特に交流はなかったようですが、共通点はありました。
ディアギレフのバレエ・リュスの背景、衣装などを手がけていました。
当時のパンフレットや舞台の写真など、貴重な資料も展示してありましたよー。

共通のモチーフとしては、踊り子さんたち。
ルオーは、サーカスの踊り子さんたちのなかに哀愁を見ていました。
ローランサンは、美しい姿そのものを表現したかったようです。

私は、以前から、ローランサン作品が好きなわけではなかったけれど、オランジュリー美術館で見た本物の絵は、見慣れた印刷物とは違って、とても鮮やかで明るかった…
白とグレーが微妙に混ざった肌の色と、オペラピンクの使い方の美しさがとてもすてきで、長い間見ていました。

それがですねー、今回はまた違う印象がありました。
なにかって??ローランサンの下の絵を見てください。
肩のへんです。
顔はささっと描いてるのに、肩や腕にかけて…なんか執着しています(笑)。

踊り子さんたちを描いているけれど、どれもリリカルに、実体よりは空気を好んでいることがわかります。それに気づいてから、展示品をぜんぶ見返しましたが…脚には興味がないようです。指もどうでもいいようです。肖像画でないかぎり、瞳にも興味がないかもしれません。
でも、肩や腕…なんだか執着しています。

これは、まめ菊さんいうところの

「いつまでも見ていたい腕」

ではないでしょうか(爆)!ほっそりとなめらかな曲線の白い腕。

映像資料で見たところ、ローランサンはバレエ・リュス「牝鹿」(1924年)で、セット・衣装まで細部にこだわり、何度でも直前までつくり直させたとか。ローランサンの色味を出すのがたいへん難しかったとか。
てろてろ、ひらひらの美しいお衣装でした(喜)。長身の、腕が美しい娘役ちゃんに着せたらさぞ素敵だろうなー♪

絶対に、ローランサンはいまの宝塚を知っていれば熱烈なファンになっていたと思います!!

しかも、腕フェチの娘役ファンです(爆)!


会期は7月9日まで。
お近くの肩…じゃなくて方、ぜひどうぞ!

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ジョルジュ・ルオー 《女曲馬師(人形の顔)》 1925年頃
松下電工汐留ミュージアム蔵

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マリー・ローランサン 《三美神》 1921年
マリー・ローランサン美術館蔵


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マリー・ローランサン 《アルルキーヌ(女道化師)》 1940年
マリー・ローランサン美術館蔵

マリー・ローランサン美術館ライブラリー

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「いつまでも見ていたい腕」の参考図書:
川端康成「片腕」
「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」 女の片腕をひと晩借りて、雨外套のなかに隠し、夜の町へ…
以下の文庫に収録されています。


(春千代)

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投稿者 deep : ( 春千代 ) 2006年07月05日 14:53