2010年08月31日
眉格

女性はなぜメイクをするのか…
若くなりたい、きれいになりたい、男にモテたい
と色々理由があるでしょうが、
我々男から見て一番羨ましいのは、
なりたい女の顔に作れるということ。
例えば、
地味な顔に生まれた派手好き女性なら、
付けまつ毛や濃いアイシャドー、派手色リップ等、
コスメ総動員で取り敢えずは目立つことが可能です。
カワイイ女になりたければ、
タレ目マスカラ、ふんわりピンクチーク、プリプリリップ等で、
いかついお顔もどうにかカワイく見えます。
要するに、
生まれついた顔が、自分の生き方と反しても、
ある程度はメイク改造で異なる人格に近づくことが可能なわけです。
その中でも、
特に手っ取り早く、簡単に
改造ができてしまうのが
眉。
多く太ければ、抜くなり剃るなりできます。
少なければ、描き込めばよろしい。
形を変えたければ、
弓型、山型、ぼかし型…下げたり上げたり、
と
何でもござれ、
ご随意にどうぞ。
改装、改築、増築、補修、取り壊し、
と
なんとでもなるのが
眉でございます。
ただし、
その強い意志と技術があればの話。
つまり、なんとでもなるだけに、
その人自身の格が
丸出しになってしまうのが眉メイク
なのでございます。
長年、この商売をやっていると
そのメイクされた眉を見ただけで、
その人となりまでが見えてきます。
あるいは、こんな女になりたい、
というような将来像も見えてきます。
今まで数々の素晴らしい眉を見てきましたが、
その頂点に輝くのは、
やはり
美空ひばり様。
形といい、グラデーションといい、
天下一品の眉格です。
眉がしらから眉山への柔らかくも明晰な線。
絶妙の長さをもつ眉尻。
その鋭利な眉尻の線は
はるか永遠に続きそうです。
彼女の歌手としての格の高さが見事に表現された眉です。
人格イコール眉格の典型的な例です。
あと、外国では、
マリア・カラスやエリザベス・テーラーの
完璧な強い山型眉、
ソフィア・ローレンの
細密画のような眉が
ダントツの格をもっています。
彼女達を見ていると天賦の美貌と才能、
そして世界に君臨しようとする気構えと意志の強さが、
その眉一本一本にこめられているようです。
まさに芸術的眉でございます。
そんな事を考えてみている今日この頃、
テレビを見ていると
興味深い眉を発見!
蓮舫さんの眉でございます。
はい、あの蓮舫さん。
眉頭から眉山にかけては、
まあそれなりに自然。
彼女の立体的でボーイシュな骨格に
よく似合った直線眉です。
おもしろいのは、
その眉山から落ちる眉尻。
しっかりと眉尻を書き込んでいます。
ただ、しっかりと書き込むのは、
女性国会議員や女性経営者などの
男社会で生き延びていく女性たちによく見られる傾向なので、
特に珍しいことではありません。
眉尻の薄くなった部分を強引にギッギッと埋め込み、
負けてなるものかっー、
というような強い意志と気概が見えてきます。
もちろん彼女の場合も同様なのですが、
他と違うのが、
眉ペンシルで強く書き込まれたその眉尻が、
プチンと突然切れているのです。
まるで句点のように。
はいこれにて終了!
とでもいうような、
なんとも情緒も愛想も色気もない眉尻プチン。
眉。
…てなカンジ。
これって、
彼女の持つ人格と同じだと思いません?
彼女が人気があるのは、
あの鋭利明晰な発言の数々。
その愛想もクソも情緒も色気もない言葉尻は、
眉尻と完全シンクロ!
やっぱりねぇ~
眉って出てしまうんですよねぇ…
人格が。
彼女が優しく人と接しはじめたら、
あるいは心にもっと余裕ができたなら、
きっと眉尻も自然に変わってくるはず。
まぁ、
優しい蓮舫さんなんて、
テレビ的にはおもしろくないでしょうが。
とにかく上等なオンナになりたけりゃ、
上等な眉を描けばいいわけです。
でも、これってなかなか難しい。
なぜなら、
上等な眉は上等なオンナにしか描けないから。
付け焼き刃で描かれた眉は、
すぐに化けの皮が剥がれます。
とはいえ、
化粧ってそもそも化けの皮ですが…。
投稿者 tadashi : 2010年08月31日 16:28
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