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2009年02月25日

オバマ演説の2つの謎

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まぁ、それにしてもご立派な就任演説でございました。

20分間、ほとんど噛む事なく、
立て板に水の如くの流暢な演説は

過去の大統領での中でも屈指ではないでしょうか。


演説というより、
立身出世の典型的ハリウッド映画の

お涙ラストシーンを見ているようでございました。


ケニアから裸一貫で移民してきた父を持ち、
低所得層から這い上がり、

米国ナンバーワンの地位にまで登りつめた一世一代の大舞台。


27才の才智あるライターが書いた内容とは言え、
その一言一句をすべて自分自身の全身から発する言葉として変換できる能力は
まさに千両役者の風格。


ヨッ!ホンモノ大統領〜!


その昔、昔、ローマの元老院で民衆を前に感動を呼び起こした
ジュリアス・シーザーの名演説は
かくのごとくではなかったかと想像します。


文献によるとシーザーの演説は、

元老院の博識ある貴族達は勿論、教育を受けていない奴隷や娼婦達まで、
ありとあらゆる階層の人々の心に届く、
非常に分かりやすい言葉を駆使しながらも、迫力に満ちた語りっぷりだったようです。


そのは、広場の隅々まで朗々と響きわたる特別な声を持ち、
独特の韻律で民衆の心を捉えたと想像できます。


オバマ氏も同様、

黒人独特の響きのよいバスバリトンで4ビートの韻律をもって、
分かりやすい言葉で、

あらゆる人種の心に訴えかけ感動を呼び起こしました。


カリスマの演説で重要なのは、

この独特の韻律を持っていること。


韻律で立て板に水の如くまくし立てられると、
相手を煙に巻くことができます。


どんな名演説にも多少の矛盾はつきもの。
それをサラッとかわし、煙に巻くのが名韻律です。


オバマ氏の就任演説を聞いていると、
英語なんてチンプンカンプンなワタクシでも、

その韻律に聞き惚れ、妙に納得させられちゃいます。


姿よし、顔よし、オツムよし、声よし、大胸筋よし、歯並びよし、歯磨きよしの、

よしよしずくしのまさにホメ殺し大統領でございます。


が、


エレガンスの伝道師はとてもイジワル。

そうは問屋が卸しません。


テレビで何回か観ているうちに2つの謎に気付いたのです。


まず1つは首振り大統領である事。


視線と顔方向が一致して、流し目なんてお下品な手段を使わないのは
さすがに品格ある大統領でございます。


しかし、
その視線と顔は必ずと言っていいほど右端か左端!


つまり絶対に正面を見据えないのであります。


そのため一句ごとに右へ左へと、
せわしく首振り状況となります。


ご本人は視線を公平、平等に投げかけているつもりでしょうが、
大多数を占める真正面を一度も斬らないのは


何故…?


真正面のオベリスクのはるか果てまでには、
200万人の民衆が居並び、

その200万人の視線は大統領一点に注がれているのに、

手みじかな至近距離の右側と左側の隅にしか目線を返さないのは


何故…?


まさか、
大多数を無視して社会の隅のマイノリティの一部にしか
視点をおいてないんじゃございませんでしょうねー。


そしてもう一つの謎。


ワンフレーズ終えると口元をすぐに閉じてしまう事。


これもとても謎。


どんなに笑顔の時でも、
ワンフレーズごとにあの白い歯が肉感的な唇によって

ピシャリと閉ざされるのであります。


どうって事ないと思われましょうが、
これって考えてみるととても不可思議な行動なのです。


ワンフレーズ終えると次のワンフレーズのために息継ぎが必要なはず。

普通はそのために軽く口を開け、息を吸わなければなりません。


しかし、

彼の口は完全に閉じています。


彼の中に一種独特の冷やかさを感じるのはそのせいです。


日本の首相なんぞ、歪んだまま開けっぱなし口で

親近感丸出しでございます。


オバマ様が口から吸っていないとなれば
鼻から吸っているとしか考えられません。


でも、あのような立て板に水の如く流暢に喋っているとき、
とてもじゃないですが鼻からだけの息継ぎでは酸素容量が足りないはず。

あるいは、
鼻腔の広さが我々日本人とは桁外れに広いのか…。


それにしても、息継ぎの時、

あの美しき大胸筋が全く揺れないのも

これまた不可思議。


息を吸っている気配を全く感じないのでございます。


ひょっとして、息をしてないの?オバマ様。


こんな超人的な大統領に、
日本の小使い首相は太刀打ちできるのかしら。


ちょっとでいいから口から息をお吸いになれば、
もう少し親近感も湧き、

我が首相も怖じけつかないかと思われます、オバマ様。

投稿者 tadashi : 2009年02月25日 13:40

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コメント

さすがはエレガンスの伝道師☆ただしさま♪

おめめのつけどころが違いますねっ♪

今日、紀伊国屋にてオバマ氏の本がいっぱ~い並んでおりましたが、確かにド正面フェイスの表紙はあまりなかったような。。(笑)

投稿者 Reiko : 2009年03月01日 21:18

伝道師さま。

はじめまして。

偶然にブログを拝見いたしました。

さて、オバマ氏が雁首左右に振ってるのは

演台上の左右のプロンプターを読んでるからですの。

小さいスクリーンに原稿が映し出される仕組みで

要するにカンペですね。今度テレビでご確認下さい。

一見透明に見えるボードが設置されています。

オバマはこれが無いと喋ることができないので有名です。

何となく胡散臭い感じもいたします。

以上, 僭越ながらお知らせいたします。

ところで伝道師さまって、以前「おねえ★MANS」に出ていた

振り付け師の方とか、評論家の呉智英氏に似ていらっしゃい

ますね。

過去ログ今から拝見致します。

ondine 拝

投稿者 ondine : 2009年04月12日 08:57

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