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2008年10月31日
バリケードファンデーション

女性達にファンデーションて何?と聞くと、
大抵は「シミを消すもの」とまずお答えなさいます。
もちろんこれは間違い。
「シミを隠すもの」が正解。
某国の某女史のお話。
彼女は容姿端麗にして鋭敏明晰。
才色兼備を自他ともに認める絵に書いたようなキャリアウーマンであります。
小さな池に咲く一輪の百合のようなお方でございます。
その才覚ゆえ、関西の大学中退後はエジプト留学なさり、
帰国してからはニュースキャスターを経て、政治家となり、
遂には大臣を二回もお務めなさった
出世街道まっしぐらのスーパーウーマン。
弁もなかなかお立ちで、関西生まれの関西育ちでありながら、
関西弁なぁんて田舎言葉は微塵も発せられないお上品さ。
たとえ辛辣な一言を発せられても、
その直後に艶然たる微笑みで毒気を浄化する術も
お持ちでございます。
オトコ社会のおだてに弱いのか、
あるいはすぐ調子に乗ってしまうのか、
はたまた大いなる野望をお持ちなのか、
某保守政党の総裁にまで立候補なさいました。
キツネ顔がもてるか、タヌキ顔がもてるかといえば、
当然タヌキ顔でございます。
下マスカラを強調し目尻を下げ、
ついでに眉も下がった愛くるしいメイクをなされば
モテ顔タヌキメイクの出来上がりとなります。
しかし、キツネもタヌキも
化けてることには違いなし。
つり上がったキツネ目で化かすより、
愛嬌あるタヌキ顔で化ける方が人を騙しやすいと
よくご存知であらせられます。
女史はこのメイクで政界に勝負に出ました。
しかし、私クシが気になるのはそのタヌキメイクではなく、
基礎工事のファンデーションの方であります。
あののっぺりファンデーションが
プロとしては気になって仕方ないのでございます。
ご自身によれば、ご使用のブランドはクレ・ド・ポーとか。
クレ・ド・ポーと言えば、世界屈指の 超高級ファンデーション。
一個12600円也!
ファンデーションの最高峰。
まさに金字塔ファンデーションであります。
私クシも仕事で使っておりますが、
まず大変にカバー力があるのが特徴。
そのわりには伸びもよく、
容器も複雑な構造極まりなく(百聞は一見にしかず、店頭でご覧ください)
ラグジュアリー感に溢れるファンデーションでございます。
大変に優れたファンデーションでありますが、
優れているからと言って扱い易いかどうかは別問題。
フェラーリが免許証取り立ての初心者にとって扱いずらいのと同じこと。
どんなに伸びが良くても、カバー力が強ければ、
塗ったところと塗っていないところ(地肌)の差は歴然でありムラとなり、
その操作には高度な技術がいります。
女史ご本人の雑誌インタビューによれば、
目の付近に小さなシミがおありになるとか。
へぇー、そんなものがあったとは全く気付きませんでした。
高画質ハイビジョンの画面でも全く捉えることはできません。
あっばれ!クレドポー!
あらためてその威力を思い知ることがりできました。
と、同時に
その小さなシミが、女史にとっていかに気に障る問題か
も察せられます。
しかるに、数あるファンデーション中から、
カバー力に優れたクレドポーをお選びなのも納得いたします。
クレドポーは操作が難しいと申しましたが、
女史はこれを扱う高度な技術をお持ちでした。
それが却って裏目にでたのです。
小さなシミをカバーするため、
お顔全体までムラなくまんべんなく塗るテク
をお持ちなのです。
我々プロがメイクをする時、
雑誌やテレビの場合はしっかりとカバーして小さなシミも見逃しません。
洗練された非現実的な女性を作るのが仕事。
しかし、モデルでも女優でもない一般女性がこれをやると、どこかで本音を隠し嘘をつかれているような気になります。
のっぺりファンデーションで顔を覆うと、
バリケードを張られてるようで、
こちらまで本音で話ができません。
これは政治家にとって致命的なメイクでございます。
これは私クシの私見でございますが、大したシミでもないのに、
ファンデーションで顔全体をしっかりカバーしている人は、
心もどこか閉ざしています。
顔のシミも心のシミも同じ。
自分の心の奥底、見透かされたくない部分を消しているという、錯覚です。
そう、それは消してるのではなく、隠しているのです。
一般女性から見て、女史が人気がなく、
あるいは嫌いと言う意見が多いのは、
何となくこのあたりを見破られているのでしょう。
嘘をつかれている、シッポを隠してる、
猫被っている、可愛さでごまかされてる…
クールビズを声高に提唱なさっても、あの暑苦しく、
厚ぼったいファンデーションからは何の説得力もなく、
虚しく響いただけでございました。
そして今回の総裁選では、タヌキメイクや
バリケードファンデーションの甲斐もなく見事落選なさいました。
女性陣だけでなく、政界オジサマ方も、
この胡散臭さを見破ってたのかもしれません。
もしも女史が当選なさってれば、
日本中は本音隠しのファンデーション国家となっていたでございましょう。
シミはいくら隠してもファンデーションの下にも、
心の底にもしっかりと存在しているのでございます。
ファンデーションは度が過ぎるとバリケードとなります。
いっそ開き直って、シミを解放してはいかがでございましょう
某女史サマ。
誰にも迷惑かかりませんでしてよ。
その方が政治家として見ていても安心いたします。
投稿者 tadashi : 2008年10月31日 14:59
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コメント
むむむむぅ。タヌキ顔のほうがモテルのですか?
私はどちらかといえばたれ目でタヌキ系顔なんですが
アイシャドウも外側にぼかして吊り目に見せるようにしてアイラインも跳ね上げてキツネ系に近づけるべくメイクしております。
こういう、わたくしのメイクはプロから見ると(プロでなくとも)間違っているのでしょうか・・自分の顔を特徴を活かし目尻を下げた
モテ顔タヌキメイクにしたほうが魅力的にみえるのでしょうか?
あぁ でもでもモテなくてもいいからキツネ顔になりたいっ!
投稿者 hino : 2008年11月01日 21:41


