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2006年07月26日
名古屋、屋外ロケ。

先週、名古屋での屋外ロケに行ってきました。
梅雨時なので覚悟はしていましたが、
朝からバケツをひっくり返したようなドシャ降り。
天気予報も終日雨。それでもロケは敢行で、
レインコートを着ながらのお仕事でございました。
ところが、昼前からあろう事か急に雲に割れ目ができ、
真夏の強烈な太陽が姿を現わしたのです。
こりゃえらいこっちゃ〜と慌てて日焼け止めクリームを
コッテリ塗りたくって紫外線完全阻止。
自慢の美白は何とか防御できました。
しかし天気予報は雨と聞いていたので、パナマ帽を家に置いたまま。
お陰で強烈紫外線は私くしの数少なくなったバーコードへアーを
容赦なくすり抜け、地肌を真っ赤に染め上げてしまったのでございます。
悲しいかな、ジェルで固めた頭まで日焼け止めは塗れませんものね。
乙女オヤジの頭は只今ヒリヒリの痛々しい桃色オツムとなっております。
投稿者 tadashi : 10:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年07月19日
東京歌舞伎座、泉鏡花作の公演。

先日、東京歌舞伎座での泉鏡花作の公演を見てまいりました。
出し物は「山吹」と「天守物語」。
主演は当然ながら玉サマと海老様でございました。
天下の美男美女ですから、それは、それは美しいことこの上もございません。
よく美しいの例えに、絵のように、という言葉を使いますが、
実際に生身の人間が演じてる訳ですから、絵どころではありません。
まさに幽玄の世界でありました。
しかし、それにもまして美しいのが、鏡花の耽美的でありながらも、
どこかおかしげな言葉の連なり。
俳優達がこの台詞を発したとたん魔可不思議な世界が繰り拡がります。
鏡花のエレガントな退廃ロマンに酔い知れた一夜でございました。
投稿者 tadashi : 09:44 | コメント (0) | トラックバック
2006年07月11日
オヤジの乙女ゴコロ。

「乙女の祈り」というB級クラシック曲をご存知でしょうか?
お若い世代はご存知ないかもしれませんが、私くしの幼い頃、
化粧品会社のTVコマーシャルによく使われていた、
幸せいっぱい、清く正しく美しく、
誠に脳天気な響きのピアノ曲でございます。
40年前に習った、うす汚れたこの譜面を取り出し、
久々にピアノに向いながら、私くしはある事を考えております。
50才を過ぎ、自他共に認めるオヤジ属に加わった頃から、
我が心の異変に気付きだしたのでございます。
初期の頃は、心の奥深くジンワリと。
近頃は、はっきり行動、言動に顕著に現れるようになってまいりました。
それは、
乙女ゴコロの芽生え
でございます。
50を過ぎて遅蒔きながら、
やっと芽生え出したオヤジの乙女の心の動きでございます。
しかし、これが思いの外、実に楽しいのでございます。
それまで、月に2〜3度活けていた家の花は、ほぼ毎週に増え、
しかも大輪系薔薇限定。
玄関先には10本、お台所には3本。
薔薇のない生活なんて考えられません。
たとえ出張先の安ホテルでも、必ず一本は活けており、
朝起きれば、ゴージャスな花に向かって「おはよう」と声を殺してそっとご挨拶。
花に癒され、花びらの艶やかさを享受したいのでございます。
そして…誓うのです。
次に生まれてくる時は、きっと薔薇になって見せるぞと。
以前使っていた黒塗りのカルティエのボールペンは何処へやら。
今はアビステの総ラメ、キラキラボールペンに変わっております。
キラキラといえば、スタジオ用スリッパも名刺入れも、
フリスクのケースも、キーホルダーも、
いつの間にやらすべてキラキラのラインストーン系。
光モノを毛嫌いしていた30代の頃には信じ難い行動であります。
衣服はマットでシックに、小物はキラリと光モノのケバさで
心の辻褄を合わせております。
以前はナイロンタオルで角質をゴシゴシ洗い落としてた洗顔法も
最近はきめ細やかな泡をネットで作り出し、
表皮を傷つけることなくソフト洗顔。
乙女の天敵はもちろん太陽。
乙女は太陽に当ると溶けるのです。
乙女オヤジの柔肌を守るべくパナマ帽とSPFで紫外線を完全阻止。
うなじや手は言うに及ばず、シャツの間から見えるデコルテも忘れず厚塗りガード。
後半生もできるだけ美白を保って長生きしたいと願っております。
三度の飯より好きなのが宝石。
これもダイヤとサファイア限定でございます。
なけなしのお金をはたいて買った宝石は、
アクセサリーとして身を飾るためではありません。
あくまでも我が心を豪奢な輝きで満たしたいため。
ですからおやすみ前には必ず身につけます。
眠りを安らかにいざなう睡眠導入剤でもあり、
きらびやかな朝の目覚めを約束する覚醒剤のようなものであります。
朝の光をとらえ、七色に反射させるダイヤの輝きは、
生きる勇気を必ずや与えてくれるのでございます。
40代半ばの頃、おのれのオトコとしての度量に気づき、
カッコイイ系のチョイワルオヤジになることをさっさと諦めました。
そして、厚かましくパワーアップするがため知らず知らずの間に
オバサン化していたのです。
しかし、50を過ぎた頃からは、御多分に洩れず、
人生に対する、言い知れぬ寂寥感と焦燥感がやってまいりました。
人生の折り返し点を過ぎれば、自分の周りの人生景色も見極めがつき、
諦観すらしてしまいがち。
厚かましくパワーアップしてオバサン化だけしても、
周りからうっとうしがられるだけでございます。
この年になって周りの人間から見放されとうはございません。
そこで、思いきってギア−チェンジ。
パワーアップせずパワーダウンさせ、人間にスキを作り始めました。
有り難いことにスキがあると、人はその隙にやってきてくれます。
寂しかったら寂しいと口に出し、人に素直に甘えればよろしい。
焦っているなら焦っていると憚らず口に出せばよろしい。
何かに守られたい、何かに依存したい、可愛いがられたい、
自分をこれ以上壊されたくない、穢されたくない、
できることなら清く美しいままで死にたい。
こう願い、祈るのは乙女ゴコロと同じでございます。
そしてそれを躊躇なく行動に移します。
私くしの場合は、美しくゴージャスな物に心を依存しております。
薔薇、宝石、光モノグッズ…。
そして、SPFという白馬に乗った騎士に、お肌を守られております。
オバサンだけでなく、オヤジの心の中にも
乙女ゴコロは必ず密んでいるのです。
オバサン化したオジサン達はオヤジ乙女へ進化するのでございます。
団塊の世代のオヤジ様方、どうぞ悩んでいる場合ではございません。
さっさと心を切り替え、乙女ゴコロを身につける事を進言いたします。
乙女ゴコロは人生を脳天気にさせ、
とてもとてもラクチンな余生を約束してくれるのでございます。
団塊乙女世代と呼ばれようではございませんか!


