« お気に入りの空間 | メイン | 夏、到来 »

2005年07月25日

くたばれ、整形オンナ

くたばれ、整形オンナ


整形を認めるか否かと問われれば、答えは「ノー」。
どう、安心なさいました?
私くしに、こう答えられると、何だか安心しますよねぇ。
だって、整形オンナを見ていると決して気分がいいものではございません。
はっきり言って不愉快。

だって、お金を使って瞬時に美しくなるなんて許せません。
ほら、となりのボロ家が突貫工事で外装だけ一夜にしてキレイになったら
なんとなく腹立たしいじゃございませんか。
アノ感覚に近うございます。
きれいになったよね、と顔で笑ってほめても腹の底では「フン」という感じ。
全面建て変えならまだしも、中味はそのままで、外ヅラだけ取りあえず
取り繕っていようで、アホちゃうかと思ってしまうのでございます。

建物ならこの「フン」程度で済むのでしょうけど、
生きてる人間の顔なら、事はもっと深刻化します。

私くしの女友達の一人でウィーン在住のピアニストがおりました。
ピアノの腕もなかなかで、頭脳明晰、才知溢れる女性で、
おまけに人柄もよかったので、ウィーンに訪れる度に彼女に会っては
食事に行ったり、夜遅くまで音楽、芸術の話をしたりと親交深めておりました。

その彼女に一年振りにウィーンで会うと、何だかヘン。顔がヘン。
東洋的な切れ長の奥一重の目が、
悪く言えば重くのしかかったあの腫れぼったい東洋瞼が、
二重になり、脂肪も吸い出され、くっきりパッチリと

ベルサイユのバラ瞳になっていたのです。

でも、当然その他のパーツはすべて純和風。
和洋折衷とバランスが取れていればまだしも、
その洋の部分が何せフェイクだから始末が悪い。

ちりめんの風呂敷にスパンコールを縫い付けたような、

あるいは備前の壷に造花のバラを入れたような


気分の悪いハデさでありました。

「ねぇ、きれいになったでしょう。整形しちゃった!
オトコもできたし、やっぱり顔って大事よね。もう、人生バラ色!」

と、以前にも増して明るく、はしゃぐ彼女。

そりゃ、生まれてこのかた、ずっと気にしていた重い一重が解消し、
そのお陰でオーストリア人のボーイフレンドもできたし、人生バラ色でしょうよ。

でも、はしゃげばはしゃぐほど虚しく見えてしまう彼女でございました。


「そのバラ色ってフェイクじゃないの・・・?」


と、もう少しで声に出そうになった言葉をゴクンと飲み込み
「よかったね」と作り笑いで誤魔化した私くしでした。

その変わり、私くしはかなりの卑怯な手段に出たのです。
それは友人である関係を断つこと。
つまりは絶交したのでございます。


整形と一概に言っても、様々な段階がございます。
簡単なところでは、ホクロやシミをレーザーでジュッと取り去る、
言わば、修理工事程度のもの。
これは、整形の痕跡も他人には悟られないし、
精神衛生上もよろしいのでお許しいたしましょう。

次にシワ取り、タルミ取りの修復工事。
これは、完成後も何となく違和感があり、整形がバレます。

そして、二重にしたり、隆鼻したり、削ったり増築したりの改装工事。
もう、これはバレバレで、数回以上繰り返せばかなり不気味な形相で、
成れの果てはM.ジャクソン様弘田美枝子様のサイボーグ顔となります。

つまりは、修復工事や改装工事はどんなテクを使ってもバレるのです。
誰だって美しいにこした事はありません。
同じ条件なら、ブスより美人の方が有利にきまっております。

でもね、ウソまる出しのバレバレ整形顔で美人至上主義を主張されても、
ほかに考える事ないの?ほかに人生の価値観は見出せないの?
アホちゃうか、と言いたくなるのでございます。

少々、長くなりましたが、ウィーンの彼女と卑怯にも絶交したのは、
しかなる理由からでございます。

あの、ハッタリの二重の目をじっと見ていると、彼女のそれまでの人生も
ピアノの音楽も、すべてがウソで誤魔化されたように思え、こちらまで、
その人生に巻き込まれそうになり、そそくさと逃げ出したくなるのです。

整形は確実に友を失います。

瞬時にしてハッタリの美人になってしまう整形オンナを見ていると
時と共に土台から崩壊し、くたばれ!と願ってしまう私くしって、
やはり相当イジワルなんでしょうか…。

人気blogランキング にほんブログ村

投稿者 tadashi : 2005年07月25日 15:40

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.venus-beans.com/cgi-bin/blog/mt-tb.cgi/1112

コメント

コメントしてください (メールアドレスは公開されません)




保存しますか?