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アルパ奏者 上松美香


◇笑顔が素敵で、笑顔に癒されるってファンの方が多いみたいですが。

上松 えぇ、そうなんですか?そんなこと言ってもらえるとうれしいなー。アルパを弾いていると自然に自分の中で「あー楽しいな」って、「こうして今弾いている自分が大好きなんだな」ってそういう思いが出てくるからなのかな。後はやっぱり聴いてくださって、お客さんがうれしそうな顔されたり、感動しちゃったなんか声を聞いちゃうと、それがもう次の日の生きるパワーになっちゃう。

◇今まで演奏された曲でいちばん好きなのは何ですか?

上松 えー、今までのなかで、いちばん?えーっ(笑)全部好きなんですよ。アルパっていろんな顔があって、好きな曲って言ってもいろいろあって、癒し系だったり、ラテン系だったり、日本の曲だったり、映画音楽だったり、いろいろに分かれてきちゃって、もうなんかアルパで弾くとどれも好きになっちゃう。なんで、曲とか聴いててもアルパに合うなって思うと弾きたくなるんですよ。それをいつのまにかアルパで弾いてて、あっいいねってことになって、次のコンサートでやってみようかってことに・・・そういうのが結構多いですね。



◇曲をアルパにアレンジするのはご自分で?

上松 そうです。楽譜がないんですよ、アルパには。民族楽器なので、もともと楽譜がないんです。だから先生がいらっしゃったら、先生の手を見て、目で見て、耳で聴いて、カラダ全体で覚えて行くんですよ。だから習った先生が乗り移っちゃったみたいに、先生の手の癖も全部でたりします。だから先生に基本的なことを教えてもらったら、今度は自分の色を出したいと思って、自分でここはこうしたい、ああしたいって、のがどんどんと自分でアレンジを自然にしていく感じになって・・・。

◇自分で曲を作るっていうことは?

上松 いちばんの夢ですね。今いろんなCDが出て、その中で自分の音も発見できて、CDが出るたびに新しい音っていうのが見えてきたりするんですけど、そうのが材料になって、絵の具になって、いつか自分を絵を描けたらいいなって。それだけ自分のCDが名刺代わりに、私こういう者なんですって、そういうCDが作れたら最高ですね。

◇コンサートでもこうやって楽しく話されるんですか?

上松 きゃはははっ。(爆笑)そんなことないんですよ〜。なんかよく言われるですけど、弾いている時と喋っている時のギャップが激しいって。喋るとフニャフニャになるんですよー。(爆笑)もうダメなんですよ。マイクを持ってしまうと、大変なことになっちゃうんです。自分で何言ってるのかわかんなくて・・・。まず舌が長くて舌足らずで、なんかうまく喋れないし。

◇背が高いですよね。コンサートではどんな衣裳を?

上松 よく言われるんです。166cmです。まだ伸びてると思うんです。伸び続けてる。(笑)
衣裳は、基本的には民族衣裳がいま多いです。パラグアイの民族衣裳でニャンドゥティってあるんですけど、これもかわいい〜んですよ。ピンクとか水色とかいろんな色があって。蜘蛛の素っていうのが本来の意味なんですけど、ホントに蜘蛛の素みたいに細かくできてて、きれいなんですよ。パラグアイでは女性のフォーマルな衣裳なんです。日本の着物みたいな。アルパを弾く時もみんなそんな格好をしますね。あとメキシコの衣裳も着るんですけど、それもすっごい豪華なんですよ〜。それは逆に大雑把なんですけど、すごいきれいなんですよ。もう舞台衣裳って感じで。みんな、わあーきれいな衣裳って言ってくれて。

◇これからのビジョンは?

上松 やっぱりアルパをもっともっと身近に感じてほしいから、いろんなことに挑戦したいですね。結構知られてる方も多くなってきてると思うんですけど、いろんな曲にも挑戦したいし、いろんな人とも演奏してみたいし。
でも、今がホント夢のなかって感じで、まさかこんなにエッセイ集出していただいたり、写真集出していただいたり、CDも何枚も出していただいたりするとは思わなかったんです。まだ去年デビューしたばかりで。だから、まだこれからのことって考えられないくらい今がすごい楽しくて大変だから・・・。

◇コンサートのスケジュールもびっしりで、遊ぶ時間なんてない?

上松 そう、(こちらを向いて)ないんですよホントに、(マネージャーさんの方を見て)ないんですよホントにーっ。きゃははは。(爆笑)やっぱり休みの日があるとその日はアルパ弾かないですね。でも休みもないですね。でもそのなかで楽しいですね。だから次のことっていうよりも、今どうやったら自分らしく楽しめるかなって、それが今いちばん元気になる素かな。確かに忙しいんですけど、これで忙しいって言ってたら罰が当たるような気がする。だっていつも移動は車だし、ご飯は用意してくださるし、荷物は持ってくださるし、私はただ2時間のコンサートのために練習してればいいし、練習は嫌いじゃないし、アルパ触ってると幸せだから、それで舞台の上で弾いて、喜んでくださって・・・これで忙しくて大変なんて言ってたら、絶対罰が当たるくらい。毎日朝早くからお蕎麦屋さんやってる人たちの方が忙しいと思いますよ。(笑)

 

上松美香プロフィール
1982年7月、長野県安曇野・穂高町に生まれる。13歳の時にアルパ・プレイヤーである母のもとでアルパを習い始める。1998年パラグアイにアルパ留学しマルティン・ボルティージョ等の指導を受け、長足の進歩を遂げる。アグスティン・バルボーサ氏の生誕コンサートに出演。パラグアイ「第21回グアランバレ・フェスティバル」特別賞受賞。アグスティン・バルボーサ基金より金賞受賞。1999年帰国後に全国コンサート多数。「第2回全日本アルパコンクール'99」優勝。
2000年6月7日デビューアルバム『INOCENCIA』を発売。2001年には初写真集『TIERRA 白い天使』(芳賀書店)、2ndアルバム『POESIA』、3rdアルバム『PASION』 、マキシ・シングル『クリスマス・イブ』 など次々リリース。

infomation 
2001年1月15日(火)大阪いずみホール 前売り¥3675当日 ¥4200 11/24 夢番地06-6341-3525
1月13日(日) シンフォニア岩国 完売
1月12日(土) 防府・アスビラート音楽ホール
12月22日(土)東京・江東区森下文化センター   完売  
12月20日(木)小杉町ラ・ポール    
12月19日(水)金沢・石川県立音楽堂  
12月18日(火)名古屋・しらかわホール   完売
12月16日(日)東京・目白 自由学園明日館
12月15日(土)静岡県・掛川 美感ホール
12月13日(木)東京・草月ホール のこりわずかです。

 
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取材後記  
TV番組出演のために大阪へ入られた上松さん。某TV局内の待ち合わせ場所に到着すると、マネージャーさんやレコード会社の方たちよりも早く前に出て「上松美香です!よろしくお願いします!」と元気よく丁寧に挨拶していただいた。取材中もこちらの質問に一所懸命答えてくれて、明るくて、かわいくて、ちょっと天然ボケもあって、すごく楽しい方でした。近頃、ビーナスの編集部のBGMは上松さんが多い。車でずっと聴いてるスタッフも。取材を終えると「ありがとうございました」と手を差出され、両手で握手していただいた。19歳らしいかわいらしさと、19歳とは思えない仕事への情熱を感じました。癒し系とラテン系の少女。2002年1月15日にコンサートに潜入取材させていただくのが楽しみです。

◎取材・文/吉川貴子

 

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