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トップスペシャル>演歌歌手 岩本公美

「自分の一番好きな仕事をさせてもらえて幸せ」

 

ジャンルをこえて聴かせるしなやかな歌声。
歌が好きで、歌う幸せを感じる人生を歩む岩本公美さんに
お話をうかがいました。

 

───────岩本公美さんは26歳でちょうどビーナスの読者世代ですけれど、演歌歌手の岩本公美と26歳の一人の女性としての自分はどう思われますか?

岩本 演歌が好きでこうして演歌歌手にならせていただいているんですけど、普段の生活は今時の女の子と何一つ変わらないんです。オシャレにも興味があるし…。着物を来て、ああいうスタイルをしてすべてがセットで演歌スタンバイって感じなんですけど…それ以外の時は同じ世代の女性と何一つ変わらないと思いますね。

───────公美さんの歌を聴いていると、この人は歌うために生まれてきた人なんだと感じますね。

岩本 3つか4つの子供の頃に、父が演歌を教えてくれたんですよ。その時に目覚めて、高校卒業するまで父が教えてくれる歌を覚えていました。父に歌を教えてもらうたびに、絶対将来は演歌歌手になるって思いながら生きてきたんです。だから演歌歌手になるのがある意味当たり前の世界の中で生きてきて、だから自然の流れの中で演歌の世界に入りました。

───────デビューのきっかけを教えてください。

岩本 中学、高校、秋田の学校を出て、歌手を夢見て東京へ出たんです。それでもすぐに歌い手になる道がなかったのでOLをしてました。大阪優先放送のオペレーターをやっていたんです。電話を取って、リクエストを聞いて、CDをかける仕事です。そんなOL生活の中で、ある日仕事が終わって先輩に誘われて行ったお店でカラオケで歌ってたんです。そこに北島三郎さんの弟さんがたまたまいらして、それでスカウトしていただいたんです。運が良くて、いろんな運が重なって、運よく歌の道に進めました。それが19歳の時です。

───────スカウトされてすぐにデビューできたんですか?

岩本 本当は下積み生活みたいなものをしなさいって言われたんですけど、たまたまその年のレコード会社が募集してた時期に新人がいなかったって理由でぽんっとデビューの話がきたんです。それから一年に2作くらいCDを出してますね。シングル14枚、アルバムが7枚がくらいはありますね。恵まれてると思います。

───────オフの日の岩本公美さんについて教えてください。

岩本 お休みの日には友達と買物に行ったり、夜はご飯食べて、ちょっとお酒を飲みに行ったりとか…。そういうことがとっても好きです。でも友達と休みが重ならなかったりすることもあって、そういう時には生まれが秋田で、山もたくさんあるところで育ったので、自然とか土をいじったりすることがとても好きなので、今はガーデニングを趣味でやってます。ミントとかハーブ系のものを一生懸命育てて、風呂に入る時に入れたり、お茶にして飲んだりするのが楽しくて…。プランターが30個くらいバルコニーにありますね。あとは写真も撮りますね。よくドラマに出てくる四ッ谷の銀杏並木の外苑の近くに住んでいるので、自転車で一眼レフのカメラを持っていって、季節が移り変わるごとに、黄色になったり緑になったり黄色い絨毯になったり…を自分でカメラで撮って「なかなかいいな」って自分で楽しんでますね。毎年東京なんかでもコンサートをさせていただいているので、そういう機会にロビーなんかに飾って皆さんに見ていただけたら楽しいだろうなって思っています。

───────毎年、渋谷公会堂をいっぱいにされたりすごい人気ですけれど、ファン層を教えてください。

岩本 ファンの方はやっぱり自分の親くらいの年代の方が多いんですよ。でも今回の「演歌はいいね」って歌になってからは、わりと力を抜いて歌う歌のせいかファンの方の世代も若くなった気がします。「私も歌手になりたいんです」っていう同じくらいの世代の人がいたりして。今、氷川きよしさんとか若い方が増えてきているので、「岩本公水さんの歌をはじめて聴いて好きになりました」とか、どんどん世代が若くなってきているのを感じますね。

───────演歌がいちばん好きですか?

岩本 家にいる時は洋楽を聴いたり、クラシックを聴いたり、民謡を聴いたり…。何にこだわることなくいろんなのを聴いて、コンサートもいろんな人のを見に行って、やっぱりいろんなものに目を向けると、やっぱり演歌って楽しいなっとか、その中でもすごく自分にあってるなって気付くからこそ、また楽しくなるんですよ。何が好きで何が嫌いというよりは、今は本当に何もかもやってみたいし、何もかも興味深くて、だからこそ歌っていてもものすごく楽しいです。だからこういう仕事、自分の一番好きな仕事をさせてもらえて幸せだなーと思いますね。

 

岩本公水(いわもと・くみ)プロフィール
昭和50年、雄勝郡羽後町生まれ。県立羽後高校卒業後、大阪有線放送渋谷センターに勤務。OL生活1年の後、北島音楽事務所から平成7年『雪花火』で歌手デビュー、第4回板橋新人音楽祭最優秀区長賞受賞、第27回春日八郎奨励賞受賞、KANSAI音楽祭新人奨励賞受賞、ファースト・コンサート実施。平成8年、『演歌ルネッサンス’96』で新人歌謡大賞グランプリ受賞。平成9年、『NHK新人歌謡コンテスト』でグランプリ受賞、第48回紅白歌合戦に初出場を果たした。平成10年、東海林太郎生誕100年祭において記念歌『故郷をあげたい』を歌う。ファースト・アルバム「家族・岩本公水全曲集発売」、「岩本公水」全曲集発売、平成11年、シングル「千年桜」発売、北方領土テーマ・ソング・シングル「鶴への祈り・北の千羽鶴」発売、「岩本公水全曲集」発売、シングル「恋燦華」発売、第32回日本作詞家優秀作品賞を受賞する。
平成12年、デビュー5周年記念でアルバム「凛(りん)〜私を支えてくれた歌〜」、シングル「岬(みさき)」を発売する。デビュー5周年記念コンサート(全国9ヶ所)、ファイナルコンサートは渋谷公会堂。
平成13年、シングル「えんか坂」発売、第22回「松尾芸能賞」新人賞(歌謡部門)受賞。「第6回ワールドゲームズ」国際スポーツ大会にて、テーマソング「まほろば」を唄う。
■2002年新春第1弾。「演歌はいいね」 (作詞:荒木とよひさ/作曲:弦哲也)

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