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──────絵を描きはじめたのはいつ頃ですか?
Kao. 物心ついた頃から絵を描くのがとにかく好きだったんですよ。
もう幼稚園のときにはイラストレーターになりたかったんです。(笑)
好きこそものの上手なれってありますけど・・・そんな感じで。
母親が私が絵を描くのが好きなのを知っていたから3歳くらいからお絵描き教室に通わせてもらってたんです。楽しくて、好きだからずっと行ってましたね。
ほめられると子供ってうれしくでもっと頑張るから・・・。(笑)
──────子供の頃の夢を実現したわけですね。
Kao. だけどやりたいことはまだまだあるんです。
仕事をしてて自分でこんなもんかって思う時もあるし、こんなこともできて凄いって思うこともあるし、その時その時によってちがいますけど。
確かに自分がやっていきたい方向にはいけていると思いますけど、意外と厳しいんですよね。
けっこうストレスもある仕事で・・・。
だけど物を作る人間に憧れてくれる人がいて、私のポストカードを買ってくれたりするOLさんとお話してると、存在していることも含めて自分が受け入れられているのかなって感じることがあって、そういうのはうれしいですね。
あんまり簡単に弱音を吐いてはいけないなって思います。
 ──────「アルケミスト」愛蔵版が完成していかがですか?
Kao. 「アルケミスト」はもともと自分が好きな本だったので、世界的なロングセラーだし、こんな本に自分が絵を描けるなんてすごいことだと思いました。
パウロ・コエーリョさんの仕事と、私の仕事は微妙にリンクしているところがあるから、やっててすごく楽しい仕事でした。
だからこれを終えて、パワーをもらったと感じています。
──────これからどんな仕事がしていきたいですか?
Kao. まずは、もうちょっと自分自身に余裕がある感じで、作品づくりをしていけるようになるのが夢。(笑)
それから、もっと自分ものと思えるものを作っていきたいです。
子供の頃の夢は、幼稚園の時の夢がイラストレーターでしたけど、小学校の卒業文集に書いた夢は絵本作家なんです。(笑)
もっともっと自分の世界が残せるものを作っていきたいんです。
──────どんなペースで絵を描いてるか教えてください?
Kao. いつも締めきりがあるから仕上がるって感じかな。(笑)
今回の「アルケミスト」は自分にとって大きすぎる仕事に思えて、やり出すのがもったいなくてなかなか描き出せなかったんです。描き出すと出来ちゃって終わるから。
取りかかるのにためらいを感じていました。どたらかと言えば、じっくり描くタイプではなくて、描き出すまでにじっくり時間をつかうタイプ。いつも自分のペースで描いてますけど、やっぱり締めきりっていうものがあってできると思います。
──────どういう自分でありたいと思いますか?
Kao. アーティストって呼ばれる人は、みんな自分愛が深いと思うんですけど、やっぱり自分愛がないとやっていけない仕事だし、いいものはつくれないと思うので、そうでありしたい。
やっぱり誉められるのがいちばん好きですね。
だけど自分にとって厳しいことを言ってくれる人もそばに必要だし、今まで作品を見せて冷たい評価をした人はみんな覚えるけど(笑)、その人たちがいなかったら今の自分はないと思ってます。
──────心の栄養の取り方があれば教えてください。
Kao. 旅にでることかな。
もちろん逃げで旅にでてはいけないけど、解放されると思う。携帯電話もならないし、自分だけになれる時間だから・・・。私はそういうのが好きだし、傷心気分に浸るのも好きだし、そういう時間は本当に自分だけのものって感じます。
私は一人旅がほとんどなので、他に左右されることもないし、自分の判断で進めていなかないと旅も進んでいかないし・・・。
日常とは違う感じで動けるところが自分にはあってて、感覚が戻るってすごく感じます。

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