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キーワードは“安・近・健”!
ビーナスたちに贈る旅

【course 3.】

いよいよ解禁!
松葉ガニを求めていざ日本海へ。
〜カニと紅葉にウハウハの巻〜

日本海にカニシーズン到来!
となればじっとしていられない人も多いのでは?
11月6日の解禁直後なら、とれたてのカニと紅葉が
一度に楽しめるから実に狙い目!
さっそくひと味ちがうカニを求めて、日帰り山陰ツアーに行って来ました。


境港〜大山〜蒜山高原
*tour model plan*
  神戸(5:30)
境港 (8:30)
  カニとゲゲゲの、境港。
植田正治写真美術館 (11:00)
“見る”ではなく“体験する”美術館。
大山 (13:00)→(蒜山・大山スカイライン)
蒜山高原 (14:00)
指折りの紅葉ロードを快適ドライブ!

神戸(19:30)
■必見!!“おうちでカニ”のとっておき情報!

 

※時間は自家用車利用での目安です。

  ■熱気あふれる漁港の市場に潜入!

足が長いの、腹がでかいの、はたまた毛が生えてるの……と、カニの種類はいろいろあれど、“味”で選べばやっぱり松葉カニではなかろうか。松葉ガニとは、ズワイガニの雄のことで、長〜い足に、かに身がたっぷり詰まったまさに冬の味覚の王様だ。この松葉ガニの雄、北陸地方に行くと越前ガニと名前を変える。松葉ガニと呼ぶのは京都の丹後地方から鳥取・島根にかけての山陰地方だけなのでご参考まで。その松葉ガニ、漁の解禁日は11月6日。その時期ならなんとか紅葉の見頃にも間に合うので、今回はその松葉ガニと紅葉、“一挙両得”作戦で山陰へと向かうことにした。

神戸からクルマを走らせること約3時間。高速道路1本なので、米子(鳥取県)へは驚くほどスムーズに、ストレスもなく到着する。目指すは境港。日本一の有数の水揚げ高を誇る漁港として知られるこの町は、松葉ガニのメッカとしても有名だ。インターチェンジを降りると境港まではこれまた国道の一本道。初めてでもまず問題なく境港の市街へはたどり着けるだろう。
海が近づいて来ると「○△市場」とうたう看板が多く出没してくるので注意。それらは観光客相手のニセ市場だ。当然値段も高けりゃ品数も少ない。目指すのはあくまで地元の市場。最近はその市場への立ち寄りをウリにしたバスツアーの増加で、メジャーな存在になりつつあるんだけど。市場の名称は「水産物直売センター」。境水道大橋のたもとと覚えておいてほしい。

市場の光景はそれはそれは壮観だ。カニはもちろん、巨大な鰤や鮭、鮪がどどーんと並び、裸電球に照らされて輝く甘エビはまるで宝石のよう。ついあれもこれもと欲しくなるけれど、一盛りの量がハンパじゃないので、欲張りは禁物。残った場合のメニューまで想定して賢くセレクトしよう。ちなみにココに来るといかに鮨屋がぼったくり(すみません)かが分かってしまう。グルメの天国ここにあり、だ。
なんとも楽しいのが市場での駆け引きだ。一通り店をのぞいて値段の比較をすると、あとは交渉あるのみ。
まとめ買いならディスカウントは当たり前!「まけて」「もうダメ」「じゃあこれつけて」「そんなんダメ」「じゃあこれに変えて」「………。」少々イヤな顔をされてもめげずにたたみかけるのがポイント。あと狙い目はキズものだ。足が一本ちぎれかかっていたり、甲良が汚れていたりするものは値段がグッと安い。

 
ちなみに筆者ら“卑し系”4名の一行は、その松葉カニのキズもの4匹と、甘エビ、ボタンエビ、蛤、卵が珍味なセコガニ(ズワイガニの雌のこと)をゲット。さあ今夜、みんなに鍋と網で踊ってもらいましょう!!!とヨダレを垂らしながら、焼きたての竹輪の香りがぷんぷん漂う市場を後にした。

【皆生温泉】
米子のI,C,を降りるとすぐにある温泉街。境港で水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を使った料理自慢の旅館や民宿も多い。
(http://www.kaike-onsen.com/)

【すし若(回転ずし)】
境港への一本道の間に2軒ほどある激旨のすし店。回転ずしと侮るなかれ、なんと「TVチャンピオン」で回転ずし日本一に輝いたという名チェーン店である。ちなみに筆者はここで霜降り肉みたいな大トロをなんと500円で堪能しました。
(境港店: 境港市竹内町3583-27 tel.0859-45-9188 ※22時閉店:年中無休)

 
  ■カニとゲゲゲの、境港。
 
境港といえば、もうひとつ有名なのが“鬼太郎ロード”の存在。ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんの故郷ということで設けられたものだが、これを子供だましと甘く見てはいけない!とにかくスゴイ!の一言。町全体が鬼太郎づくしなのだ。一つ一つの像はすべてブロンズで小さいけれどよく出来ていて、ほおー。と感心することしきり。外灯の電球はすべて目玉おやじだし、ここにある郵便局から出せば消印は鬼太郎のスタンプだ。おまけに駅に入ってくる電車は、二両編成の鬼太郎号(ちなみにJR)。カニの付録としては上出来の面白さだ。東京ディズニーランドに行くと誰しもミッキーファンと化してしまうように、ここではお土産に鬼太郎グッズを買わずにはいられないのである。
 
■“見る”ではなく“体験する”美術館。
 
 
計算し尽くされた館内の構成に、
思わず溜め息。
 

【植田正治写真美術館】
鳥取県西伯郡岸本町須村353-3(tel.0859-39-8000※午後5時閉館・毎週火曜休館)

市場でどっさり仕入れを済ませた後は、紅葉の名所・大山へと向かう。その時にぜひ立ち寄りたい写真美術館がある。これは昨年急逝したカメラマンの植田正治氏のもので、彼の地元・岸本町に建てられている。大山のふもと、岸本町のなーんにもない場所に突如として表れるモダンな建物。高松伸設計のユニークな作りで、今でも数多くのメディアに取り上げられているからご存じの方も多いかも知れない。
植田正治といえば海外での評価は高かったが、日本では終生、活動拠点を地元に置いていたため“偉大なるアマチュア”と呼ばれた人。そんな渋い存在の彼だけれど、昨年亡くなった時には、彼を師と仰ぎ、親交があった福山雅治が歌を送ったんだそうな。まあ興味が沸かなくても、ここだけは実際に訪れてみることをおすすめする。中に入るまで「なんでこんな何にもない場所にあるのよ?」「なんでこんなデカイ建物なのよ?」と不思議に思ったことが、すべて自身で“体験する”というカタチで解き明かされるからだ。こんなに知的でオシャレで、そのうえあったかい写真美術館は、ちょっとほかにない。
 
  ■指折りの紅葉ロードを快適ドライブ!
 
 


今回は“カニを買いに行く”ということで日帰りプランでご紹介しているけれど、もし泊まりでゆくなら、大山(だいせん)の懐に宿をとることをオススメ。大山は伯耆富士と呼ばれる霊峰。春夏秋冬すべてにおいて贅沢なまでに自然にあふれた、最高のロケーションで、宿もキャンプ場から貸コテージやペンション、リゾートホテルまで予算やメンバー、楽しみ方に合わせて選べるメリットがある。境港まではクルマで約30分ほど。朝10時までの早朝が狙い目の市場でのお買い物がグッと楽になる。

大山から岡山県の蒜山高原にかけては、かつて有料道路だったという風光明媚な観光道路が続く(「蒜山・大山スカイライン」)。見事に紅葉一色となる景色はどこを切っても絵画のように美しい。やや黄色が強い紅葉のじゅうたんに包まれて、夢見心地のドライブが楽しむこと約1時間。ジャージー牛や馬の闊歩する、牧歌的な風景が広がる蒜山高原に到着する。ここでほっぺたが落ちそうにおいしいミルクやアイスクリームを頬張れば、いよいよ盛りだくさんな日帰りの旅はフィナーレ。今度はトランクに収まったとれたてのカニを運ぶクール宅急便と化して、高速道路を走るのみだ。

 

【大山寺】
大山の中腹にある由緒ある寺。 ここから眺める日本海・弓ヶ浜の光景は絶品。

【蒜山高原】
ジャージー牛の放牧が行われている緑豊かな高原。 乳製品やおそば、お漬物など高原ならではのとっておきの美味に出会える。(米子自動車道「蒜山」インターチェンジ下車)

 
  ■必見!!“おうちでカニ”のとっておき情報!
 
お店に行けばいつでもカニは売っているけれど、やっぱり解禁となったからには「松葉」しかも「生」にこだわりたい。そこでとっておき情報!境港の市場からなんと生の松葉ガニがお取り寄せ可能なのだ!筆者が市場の中でも選びに選んだお店の松葉ガニが、なんとインターネットでも買えてしまうのだ。まことにいい世の中になったものでR。お店はおなじみの楽天市場のなか。カタログ請求もできるので、さっそくあなたも取り寄せてみてはいかが?
 

【小林商店こだわり市場】
http://www.rakuten.co.jp/kobayashi/
「痛風なんてコワくなーい!」と気合いを入れて、しこたま味わいたい逸品がずらり!もちろん価格は市場価格ですよ!

こーんなお取り寄せも
可能なのだ。

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Navigator&Writer :Kayo Komori
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