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| 【TOYOTA Opa】トヨタ オーパ |

さすがに最近は「どこのメーカーがいいの?」なんて相談されることはなくなったが、かつて周りに免許取り立ての女の子がうじゃうじゃいた時代には、この手の質問がよ〜く飛び込んできた。そんな時、私は決まってこう答えていた。「そりゃ、トヨタでしょ」。私は多くの人が当然のように、トヨタならトヨタ、と同じメーカーの車を乗り継いでいく姿をとても不思議に思っていた。みんながみんな親戚がトヨタ自動車に勤めているわけでもなかろうに……と。もちろん下取りの好条件とか、ディーラーの営業努力とかさまざまな要因があることは分かっていたけれど、学校出て就職したらスターレット、結婚したらマーク、子供できたらタウンエース。今なら、それがヴィッツ、ハイラックス、エスティマといったところか。見事なエスカレーターである(しかもそのエスカレーターはひとつじゃない)。トヨタ神話よ、永遠なれ、である。
「トヨタでしょ!」と私が奨める理由はとても明解。強くて、壊れない。これに尽きる。以前、ルート営業の女性たちの愛車を拝見したことがあった(車両は各自持ち込みの物だった)。ある女性の17万km走って今もなお現役のカローラに私が感心していると、もっとすごいのがある、といって25万km走っているマークの女性を紹介してもらった。25万km!地球何周分というスケールである。ちなみにあなたのクルマのトリップメーターは今どのくらいだろう?その数値を聞いたあとには、私を含め多くの人がまだ新車に乗ってる気分になれることだろう。トヨタが世界のトヨタになり得た理由もきっとそこにある。道具としての優秀さ、それに異論を挟む人はまずいない。好き嫌いは別にして、私は日本人としてやはりトヨタを誇りに思いたいし、「コレが欲しい!」というクルマがないのなら、今でもトヨタにしておき、と言ってしまうと思う。
なんだかトヨタのほめ殺し状態になってしまった。そうそう、今回の「オーパ」である。最初登場した時はさほど気にはならなかったのだが、街で実際に見かけると独特のいい雰囲気を醸し出している。ううん、これはいいぞ、と今回の登場となった訳である。
「オーパ」とは、スペイン語で“驚き”を表す言葉だそうだ。肩のチカラの抜けたいいネーミングだと思う。そしてそのスタイル。これ何?どこのクルマ?ワゴン?普通車?何人乗れるの?とにかく「?」がいっぱい沸いてくるルックスだ。はっきり言って、そこが魅力だ。へえ、こんなクルマも作ってたの?そう言われてうれしい、ちょっぴりマニアックなトヨタと言えるだろう。このたびマイナーチェンジを受けてかなりお買い得なモデルを前面に出している。CMもあからさまに女性を意識したものに変わったから、これから街でもかなり見かけるようになるだろう。
個性的な割には、シートアレンジもそつなくこなし、170cmのフルフラットスペースが可能だという。本当に自分だけの空間にするにはもったいないくらいのゆとりと使いやすさだ。しかもそのボディに内蔵されているのはしつこいくらい書いてきた“強くて壊れないトヨタ”である。ゴルフだろうとフォーカスだろうと、ちょっとこのバリューには太刀打ちできないかもしれない。そのちょっぴり異国的な面構えを眺めながら、私なら、中古車を買ってビビッドなイエローにオールペンするな〜なんて考えてみる。とにもかくにも、これまでありそうでなかった、トヨタ式エスカレーターのどこにでも乱入できそうな1台なのだ。オー
パ。そろそろ買い換えモードなアナタに、おすすめの1台と思うがいかがだろうか。
(Text by Kayo Komori)
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