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| 【NISSAN
MARCH】ニッサン マーチ |

「“beans”っていう色があるんだって!」「あれ、かわいいよね!」「実際のトコどうなの?」……。新型マーチの発売以来、編集部担当Kの耳にはさまざまなお声が届いております。これはもう取材してくるしかないでしょ、と行って来ました、見て来ました、NEWマーチ。満を持して?のご紹介です。
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かつて「10年間モデルチェンジしません!」と高らかに宣言して登場した先代のマーチ。4年に1度のモデルチェンジが当たり前の日本車市場において、よくもまあ思い切ったものだと、当時私は賞賛を送りつつも『大丈夫かいな?』と一抹の不安を覚えた記憶がある。ちょうどゴミ問題や資源問題がクローズアップされ始めた頃だったから、日産のイメージアップ戦略もあったのだろう(だって他の車は続いてないぞ?)。かくして世に出た丸っこく可愛らしいカタチの先代マーチは、私が心配するまでもなく日産の貴重な人気車となったのはご承知の通り。そして10年目を迎えた今年。約束通りマーチは見事に一新された。March、つまり3月のことだ。
日産ブランドの復活を賭けて、ルノー傘下となって初めて一から開発されたという新型マーチ。オザケンの声とともにCMで初めて姿を現したその車は、かつてのマーチの面影を残しながらも驚くほど新鮮だった。車のデザインを良くも悪くも左右するのは、やっぱりその顔だろう。新型マーチの顔つきは、かなり先鋭的にもかかわらず、誰が見ても親しみが湧く不思議なデザインに仕上がっている。今や街でもかなり見かけるようになってきたが、その姿は街ゆく人の視線を奪わずにはいない。特に鮮やかなパプリカオレンジやフレッシュオリーブの目立つことといったら!でもその存在感はどこまでもそのファニーな表情のおかげで、まったくもってイヤミじゃない。……トレビアーン!新型マーチがカー雑誌はもちろんのこと、トレンド雑誌などでも軒並み賞賛を浴びているのは、トルシエならぬゴーン監督のもと日産チームがなみなみならぬ気合いで取り組んだ確かな結果といえるだろう。
私が初めて対面した新型マーチは、「オパールラベンダー」という大人っぽいカラーリングの1台。インテリアはアイボリーが基調の明るく上品な印象だ(ちなみに内装のカラーは他にも2色ある)。つや消しメッキ調のパネルパーツ、陶器調のエアコンボタンなど、細部にいたるまでノスタルジックな家電のようでとてもカワイイ。とかくライバルとして取り上げられるヴィッツやフィットを、女性好みという点で大きくリードした感じだ。もちろん、1400ccモデルなら高速道路の120kmだってへっちゃら。視界がすこぶる良くて、とっても運転しやすい!とはオーナーの片山さんの弁。なるほど、後部座席でもかなりの開放感だ。しかも余裕がある。セカンドカーにするにはもったいないくらいの使いやすさだ。30分ほど撫でたり眺めたりしていただけだが、思わず“欲しいなあ〜”とつぶやいてしまった私。スペックがどうの、ハードがどうのと言う前に、とにかくハートをギュッ。このクラスのクルマには、それが一番大事なことなんだよ……新型マーチに、私はそう教えられたような気がした。
(Text by Kayo Komori)
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