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Ready Go! Lady Car!
 


1 サンタクロースはZ3に乗って。
【BMW Z3 ROADSTER 】  BMW Z3 ロードスター
旧家に生まれた、異端児の魅力。
手ごろなそのエントリーモデルが、“六本木のカローラ”との異名を取った時代も今は昔。とはいっても、そのエンブレムから発せられる“ゴージャス”と“インテリジェンス”のオーラは依然として健在、いや、永遠に不滅である。高級車市場の人気をあのメルセデスとともに二分するブランド、おなじみBMWの話だ。そのBMW、根っからの貧乏性である私にとって、いまひとつ食指が動かないブランドなのだが、この1台だけは別。今回ご紹介するBMWの最軽量級オープンスポーツ、Z3ロードスターだ。なんといってもその一番の魅力はルックスだろう。誰が見てもBMWと分かる雰囲気を身につけながら、実はどのBMWにも似ていない異端児な顔つき。約1300kgと、カローラクラスのライトウエイトでありながら、街ゆく人の視線を奪わずにはいないその存在感。実物を見るときっと誰もが、その予想を裏切るコンパクトなサイズに驚きの声をあげるに違いない。そしてその色男ぶりにも……。幾度となく街で眼にしていたはずの私でさえ、目の前に現れたZ3には思わず“シテヤラレ”てしまったのだから。
【BMW Z3 ROADSTER 】BMW Z3 ロードスター
BMW Z3ロードスター 新車価格375〜485万円
エンジンは2.2リットルと3.0リットルの2種類。 2.2リットルモデルはオートマチックのほかにミッションも有り。 ボディカラーはシルバーの他にもイエロー、レッド、ブラックなど ニュアンスある全13色の中から選べる。
   
“オープンな女になる”ということ。
オープンカー、となるとちょっと退いてしまう人も多いのではないだろうか。確かに女性にとっては、紫外線はあたるわ、髪は乱れるわ、みんなの視線にさらされるわ……と、オープンはかなり勇気のいる選択となる。「じゃあ幌を閉めればいいじゃん」と思った人。残念ながらあなたにはオープンカーに乗る資質はナイ。雨降りでもないのに幌を閉めたままなんて、しつけ糸がついたままのドレスを着ることに等しい。どんなに素敵なデザインのドレスを選んでも、まったく着こなせないんじゃただのムダ使いだ。そう考えてみると、オープンカーを選ぶということは、自分をブラッシュアップするためのすこぶる強力な手段であることに気づく。日射しの強い日には、お洒落なサングラスと完璧なメイク。雪が降りそうな日には上質なレザーの着こなし。そして急な雨だろうと、おやじの視線だろうと、涙の出そうな夕焼けだろうと、心穏やかに受けとめる余裕。そのステアリングを握る前に、身につけなければならないことはたくさんあるからだ。
【BMW Z3 ROADSTER 】BMW Z3 ロードスター
【interior】コックピットはドイツ車らしいシンプルなデザイン。 細部にきかせたクロムメッキパーツがスポーティーな印象。
【BMW Z3 ROADSTER 】BMW Z3 ロードスター
【exterior】周りの空気までオシャレにしてくれそうな、そのフォルム。 オープンにありがちな派手さも気負いも、そこにないのがうれしい。
   

Z3が“今が買い”の理由。
Z3のエンジンのラインナップは2.0から3.0リットルとそれほど余裕があるとは言えないが、高速での安定性にはやはり感心させられる。アクセルを踏み込んでいっても、メーターの数字がウソに思えるような静けさとスムーズさだ。これは、小排気量車といえどもスピード制限のない国道“アウトバーン”をそれなりの速度で走れなければ話にならないドイツ車ならではの実力だ。そのZ3、私が思うに今かなり買い時!なのだ。新車価格は300万円台後半と2シーターと考えればかなりの覚悟が必要だけれど、1996年のデビュー当時、日本にデリバリーされた“アニバーサリーモデル”と呼ばれる豪華仕様のものが、今では程度にもよるが200万を切る価格で手に入るようになったからだ。その後のモデルに負けない装備でありながら、パーソナルな悦楽と割り切れるうれしいプライス。私はかなり心揺り動かされてしまう。認定中古車制度がしっかりしているBMWの正規ディーラーなら、アフターケアの面でもまず問題はないだろう。 質実剛健なドイツ車のDNAはしっかりと受け継ぎながら、BMWの思いがけない遊び心を感じさせてくれるZ3ロードスター。ハンドルを握るのがちょっぴりドレスアップしたあなたでも、花束を抱えたあなたのサンタクロースでも、素敵な夜のエスコートにふさわしいとっておきの1台となるに違いない。

(Text by Kayo Komori)

【BMW Z3 ROADSTER 】BMW Z3 ロードスター
【memo】 オーナーのBluesさんはカメラマンとしても活躍中。 愛するZ3を、とびきり素敵な写真に収めてくれたその腕はさすが!
[BluesさんのHP] http://www.slash-design.com

 

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 vol.1 走れ、アンティーク 。
 vol.2 目指せ、アルフィスタ。
 vol.3 サンタクロースはZ3に乗って。
 vol.4 Oh, My“Fit”!
 vol.5 君よ、知るがユーガ。  
 vol.6 ハングルの国から、サンタフェ。
 vol.7 カッパじゃないよ、イプシロンだよ。
 vol.8 NEWマーチ、ほんとのトコ。
 vol.9 オーパ!な感じ。
 vol.10 非ミニバン家族へ、カングー。