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Ready Go! Lady Car!
 


1 目指せ、アルフィスタ
【Alfa Romeo 156 serespeed】
アルファロメオ156 セレスピード
ヒトラーを父に、ポルシェ博士を母に生まれた。
世の中には、“アルフィスタ”という言葉があるらしい。それは“アルファロメオの熱狂的なマニア”のことを指すのだが、その意味には実に深いものがある。何も知らない女性たちからすれば「ふーん、“シャネラー”みたいなもんね」と一応納得はできる。だが、しかし。あのフェラーリやポルシェにだって、そんな言葉は存在しない(はず)。私は“アルフィスタ”の文字が踊る、マニア向けの自動車雑誌のページをめくりながら、改めてアルファというクルマの持つただならぬ世界に感慨を覚えた。アルファロメオといえば、言わずとしれたイタリアの自動車メーカー。今ではフィアット社の傘下に入っているが、その独創的なスタイリングと官能的なエンジンフィール、そしてすこぶるラテン的な気質(品質というべきか)は、もうすぐ1世紀を迎えようかというアルファの歴史のなかに脈々と受け継がれている。
【spec】アルファロメオ156 2.0
ツインスパーク セレスピード
新車価格369〜381万円
   
ビンテージのビートルが、今も新車で買えるという事実。
今回ご紹介するのは、そんなアルファロメオの人気モデル、アルファロメオ156。1998年の発売以来、このクルマがこれまでにないヒットを記録し、日本でのアルファロメオの売り上げを大きく伸ばしているという。既に私の身近に3人のオーナーがいることからも、それは実感としてうなづける。ただひとつ、面白いのは、くだんのアルフィスタのなかには、この156にとまどいを覚えている人も少なくない、ということだ。確かにこのクルマは、前身であるボクシーなスタイルが魅力的だった155というモデルに較べると、丸みをおび、かなりエレガントな雰囲気に変身している。しかしそれ以上にそのとまどいの要因として大きいのは、これまでなかった右ハンドルとAT(オートマティック)の導入ではなかろうか。現に右ハンドル+ATのモデルには、ベンツやBMWからの乗り換え組が多いという。アルフィスタの面白くない気持ちも分かる。でも、でも、それは売れなかったあの時代から、オレはずっと好きだったんだ!と、超人気アイドルと化したタレントに溜息をつく、そんなファンの心理と同じようなものだ。今、ここに姿を現した21世紀のアルファロメオは、アルフィスタならずとも夢中にさせてしまう……そんな真のポテンシャルが花開いた結果だと私は思っている。
【interior】 イタリア車ならではの アグレッシブなコクピット。 淑女もこれなら思わず血が騒ぐ?
【exterior】個人的にはここからの眺めが一番好き。豊満にして一切のムダがない絶妙のボディラインというべきか。
   
圧倒的な存在感に、すべて許せてしまう不思議。
右ハンドル、オートマティック、となれば当然アルファロメオといえども敷居は低い。アルファレッドと呼ばれる独特の美しい赤は、大人の女性にこそ似合う深みある色だ。また156には“セレスピード”というセミオートマティックシステムが設定されている。これはオートマティックだけどハンドルにちょこんと付いた2つのボタンで、クラッチをコントロールすることができるというユニークなもの。もちろん運転が苦手なら知らん顔して自動変速モードで走れば問題はないし、ダブルクラッチをマスターして、F1気取りで隣のカレシをびっくりさせるのもいい(セレスピードのメカニズムはフェラーリのF1マシンと同じだ)。シャネラーよりもグッチャーよりも、ある意味もっと贅沢なアルフィスタ。ブランドという魅力を知り尽くしたアナタに156はおすすめの1台だ。
【memo】 オーナーの石井さんは アルファロメオ155から 乗り継いだ生粋のアルファ乗り。 光り輝くボディにアルファへの愛が……。

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きっと長〜いおつきあいになるはず、だからね。
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 vol.1 走れ、アンティーク 。
 vol.2 目指せ、アルフィスタ。
 vol.3 サンタクロースはZ3に乗って。
 vol.4 Oh, My“Fit”!
 vol.5 君よ、知るがユーガ。  
 vol.6 ハングルの国から、サンタフェ。
 vol.7 カッパじゃないよ、イプシロンだよ。
 vol.8 NEWマーチ、ほんとのトコ。
 vol.9 オーパ!な感じ。
 vol.10 非ミニバン家族へ、カングー。