| 誰だって憧れるし、あんなに着心地も良さそうだから、
一度は着てみたいって思うジョルジオ・アルマーニ。
今作は、あのアルマーニが今まで明かさなかった彼自身のオールシーズンの記録です。
「ジョルジオ・アルマーニは40歳で会社を設立し、25年目の2000年現在、
彼は唯一の株主であり、世界33ヶ国に349店鋪、3千人のスタッフを抱え、
毎週3億6千万円を稼いでいる」そんなナレーションで始まるこの映画は、
1999年から2000年にかけての彼のオールシーズンに密着したドキュメンタリーで、
有名ファッション誌のエディターが、また同業のファッションデザイナーまでもが彼を賞賛します。
シーンは、夏のミラノ、ハリウッド、ミラノ本店でのスタッフとのやりとりにつづき、
メンズコレクションでは、微にわたり細にわたってチェックを入れる彼、
ウィメンズコレクションの前日、ひとはりひとはり手作業で進められる工房での職人との語らい、
はたまたショーの準備が整っていないことへの怒りを爆発させ…、夏の別荘での一ヶ月間の休養、
生れ故郷のピアチェンツァ、秋のパリ、冬のニューヨーク、そしてもうひとつの旅。
あれだけのこだわりを持って自分の世界を追求するからこそ、人々に指示され、
またカリスマとして君臨できているのです。いや〜そりゃーもうすんごい迫力です。
そして何と言っても若い!1934年生まれと言いますから、この当時で65歳。
今やもう69歳なのですよ!!! んも〜、むっちゃ恰好イイねんから!びっくり。
 彼自身の語る言葉には、力があります。
それをひとつひとつ胸に刻むだけでも、とっても優れたバイブルになりえます。
例えば…
「私はニセモノは嫌いだ。見せかけだけの真実はみたくない。」
「私とモデルと服が互いに理解しあうことが大事だ。」
「私から学んでほしい。人生で何をやり、何をやるべきじゃないか。」
「私はスカートの揺れさえ完璧に見せる。」
「私のゴールは、自分のデザインが時代にフィットして、
その服がみんなに認められることだ。富は成功した結果にすぎない。」
どうですこの潔さ!だからこそあんなにもシンプルでエレガントなフォルムを創りだせるのです。
彼の周りは常に活気に溢れていて、感性の合う人間関係があります。
しかし一方では、誰にもはかりしれない孤独もあるのです。
今回はこの映画を観て、私自身、藤田幸恵をどう生きるのか。
いよいよ本気で探ろう、そしてそろそろ実践しなくちゃ!と堅く心に誓ったのでした。
最近街を歩いていても、なんだかゆるみっぱなしで靴はひきずり、
なんとも…な若者が多いこの国で、「もっと恰好良く歩きなさいよ!」
って言いたくなる私は、みーんなにこの映画を観てもらいたい。
そして、あのジョルジオ・アルマーニのように恰好良く街を歩いて生きて行こうよ!
03.05.31 |