| 1830〜70年代のこれまで描かれていなかった、ニューヨークの歴史が描かれています。
しかも凄い迫力、本物の映像。
あの『ベン・ハー』も撮影されたという、ローマのチネチッタ・スタジオに本物と紛わぬばかりの大掛かりなセットいや建物を建築し、しかもエキストラは総勢2万2千人、ワンシーンの科白が同時に100もあったってんだから、そりゃあもうリアルっすよ!
(そうだな〜、ミニチアの街なんか作って、そこにいろんな動物や物や、肌の色も様々なお人形をならべたりして、「よーい、スタート!」ってごっこの気分で全部をいっぺんに動かすの。あっちでは、子供が走りまわってて、ふとっちょのおばさんとおやじが、野菜や、魚なんかを片手にわーわー大きな声でやりとりしてる。
チェスに興じる人やその横で戯れる娼婦がいたり、酒に酔って暴れる男がいたり、それをつまみ出す大男がいたり、そのすきを影から狙うスリがいたり、片隅では
今さばかれたばっかりの豚が中刷りになってて、肉包丁片手に血まみれの男が満足げに煙草をふかしてる。その横を涼しげな顔で、お金持ちの紳士淑女がゆったり通りすぎる…とか)
画面の細部に至までが、全て息づいています。
兎に角豪華で迫力満点です。
まあ、監督のマーティン・スコセッシが、自分のルーツを探る所以にも、兼ねてから撮りたかったんだそうですが、ここへ来てこんな形で実現したのです。
あたしはね、今やフィレンツェで靴職人になって映画界からは半引退をしていたという、ダニエル・デイ・ルイス様に(『存在の耐えられない軽さ』以来いろいろ観てきてね)や〜っぱり惚れなおしてしまいました!は〜ぃ!
もうねー、すんごい。やっぱ役者ってあああるべき。
キャメロンちゃんも可愛かったし、主演のディカプリオくんは、ちょっと大人になって、これまでのちゃらけ路線をひとつ脱皮したかもって思わせてくれた。
からだもかなり出来てたしね!
他にもいい役者がいーっぱい。
ぜーんぶ観終わって、最後の音楽まで聴くとすっかり納得、大満足。
しかもエンターテイメントばっちりしてくれています。
ビーナスには、NYコラムなんてのもあるけど、ニューヨークのこともっと知りたくなるかも!
東京・丸の内ルーブル 大阪・梅田ピカデリー他 全国松竹系にて上映中
配給:松竹、日本ヘラルド映画
|