コンゲツの映画トーク

■コンゲツの映画トーク vol.1
『セレンディピティ』
クリスマスのプレゼントを買い求める人達で、ごったがえす百貨店ブルーミングデイルズ、一つだけ残ったカシミヤの手袋を同時に掴む男と女、当然どっちのものか、もめますよねー。
そこへ現れたのが初老の男性、「そんなら私がこれを買います」の一声に、驚く二人は共同宣戦をはることに。
かくして無事手袋を手にした二人はすっかり意気投合。
男「何かしよう」女「いいわよ」とお互い名前も打ち明けず、その時限りの楽しい時間をすごします。
この映画の出逢いはこんなふうに始まるんです。
ね!それだけで、この二人、何か運命めいたものがあるような…。
そうその運命を運命としてなのか、単なる偶然としてなのか、はたして、こんなことってあるの?!?のように、
NYを舞台にこのロマンチックラブストーリーは展開されます。
実はアメリカで公開されたのは、去年の同時多発テロから一月たった10月、ニューヨーカーにはなじみのあの場所、この店、あの通りとクリスマスの美しいNYの街角が写し出されたことで、沈んでいた彼らのこころに光を与えてくれた、そんな作品で、とても歓待された映画なのです。

タイトルの意味は、
 1 . 幸せな偶然、思いがけない幸運
 2 . 偶然にも思いがけないものを発見する能力
 3 . NYに実在する老舗カフェ[Serendipity3]

勿論映画だからこうなるのよね〜みたいな感もありますが、そこをそんな野暮な事言わず、このロマンティックなお話しに、すっかりはまって楽しんで下さい。
日本公開は、11/9(土)OS劇場ほか全国東宝洋画系にてロードショー

★ゆきえ3の言いたい放題役者あーんど監督評
◎ジョン・キューザック(『真夜中のサバナ』他)
彼は時々というか、ちょくちょくへ〜んな役、例えば『マルコビッチの穴』でとてもストイックな、き〜ったない人形遣の役なんかも演じているので、ある面、ちょっと変わった人!みたいなイメージを持たれがちですが、今回は、ウエディング・ブルーに陥る、なんの変哲もない普通の男を演じているのです。
でもね、それが、なんだかとってもキュートで素敵なのですよ!!!
あたしなんか、観終わってから、ひょっとして、ジョン・キューザックタイプかも!?
な〜んて思っちゃいました。(笑)
◎ケイト・ベッキンセール(『シューティング・フィッシュ』他)
彼女はね、イギリス出身なので、英語もちょっとブリティッシュなまりなんですよ。
『パール・ハーバー』では、50年くらい前のアメリカ人役で、しかも紅一点で出てたから、アメリカ人なイメージがついてしまいましたが、今作では本来のブリティッシュ系の女性を演じているので、とーっても自然なのよ、で、おまけに彼女もウエディング・ブルーに陥ってんの。仕事はばりばりの精神科医だったりするんですが、偶然なんてきっとあり得ないワ!みたいな普通の乙女心をナチュラルに表現しているので、おしつけがましくなくって、いいんですよ。
同性としても、とても好感が持てました。(納得)
◎監督は、ピーター・チェルソム(『フォルテ』他)
この方は、もともとイギリスの役者さんだったみたいです。
でもその後、脚本家、監督になったという経歴を持っています。
で、いよいよ有名になったのは、『マイ・フレンド・メモリー』友情を描かしたら、もう他にはないような、優しくて細やかな描写のできる人です。
だから今回の作品も、友達以上恋人未満!?みたいな微妙さを、お互いの立場とスタンスでもって観せてくれています。
 
 
 

コンゲツの映画トーク
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●セレンディピティ
●運命の女
●イナフ
●ギャング・オブ・ニューヨーク
●ル・ブレ
●ベッカムに恋して
●めぐりあう時間たち
●少女の髪どめ
●アルマーニ
●ミニミニ大作戦
●パペットアニメ『ム−ミン』