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「でもさあ、時間あまりないんだよね。」仕事でたまたま京都に来る友達は、
「会おう」と言ったあとにこう付け加えることも多い。
「でもさあ、京都っぽくゆったりできるとこがいいなあ。」とも言う。
この「京都っぽくゆったり」はなかなかのくせ者で、
一瞬本格的な京懐石をたたみに座って食べたいのかと思ってしまうけど、
たぶんそういうんじゃないのよね。
京都らしい場所で、普通に食事をしたいだけなのよ。
いつもさんざん考えて、そんなときは「鴨川」。
いまの季節は川床が楽しめるけど、それ以外の季節でも、とりあえず鴨川を
見ながら食事できる場所はけっこう喜ばれことが多いわ。
「じゃ、四条河原町くらいで待ち合わせましょう。そこから歩いてご案内するわ」
仕事の段取りがついたからと連絡してきた友達にだいたいそう言って連れて行く
の。四条河原町から高瀬川に沿ってそぞろ歩くと、ピンクのネオンにちらちら邪魔
はされるものの、おおむね情緒のある風景が楽しめるので、いつもこのコースよ。
「ザ・リバー・オリエンタル」は東京のレストラン会社が、鴨川沿いの松原という
筋の脇にある古くからある大きな旅館を改装して作ったハコ。
日本旅館の外装にバリ・テイストを混ぜ込んで、けっこうゆったり目の雰囲気。
そこから眺める鴨川は異国情緒が加味されてそれなりに素敵。
大きいのでバーやラウンジも併設してあるので食前や食後にゆっくりできるのも
いいところ。忙しいお友達とはここで食事とお酒を一軒ですませちゃうことも。
今の季節は上のフロアにオープンエアのバー・スペースもあるらしいわ。
素敵でしょうね。
さて、ここで出てくるのは、いわゆる無国籍料理。
生春巻、SUSHIロール、フェットチーネ、ピッツァ・・・。
悪いけど、よく外食なさっている方だと「もう飽きた」というラインナップかも
しれないわ。 だけど、以前ここで食べた「タイ・カレー風味のフェットチーネ
・バーベキューシュリンプ添え」とかは異常に美味しかったし、
「旬野菜のピッツァ」にはネギと手作りらしいスパイスの効いたソーセージが
なかなかの組合せで目からウロコだったり、と潜在的レベルは高い模様。
ただし、出来具合いや出てくるスピードにどうもバラつきが感じられるのが
今ひとつなのよね。そういう意味でも、気の張るお相手とは一緒に行かないほうが
無難よ。この前女友達と行ったときには、
「そーね、サービスはけっこうドンくさいわよね」と言っていたっけ。
ワタクシもつい、「あ、そうそうテーブルに案内されるまでけっこう待たされるの
がいつも腹たつのよ。 まあ、ウェイティングスペースがいい感じなので、我慢し
てるんだけど」・・・と少し陰口。
それでも、鴨川を見ながら「バリな京都」で食べる「スパイスの効いた料理」は、
少なくとも東京組にはだいたい好評。
それに四条から近いロケーションに助けられて何となく便利なの。
ここもワインはだいたい4,800円くらいから1万円前後のものが中心で、
グラスシャンパン、おっとシャンパーニュももちろんあるわ。
お料理のお値段は、アペタイザーが700円くらいから1,500円くらい、
メインが1,200円から1,800円くらいかしら。
今回の女友達とは、マグロとアボカドのタルタル、帆立貝と旬の野菜のフリット、
カニのカリフォルニアロール・レモン風味、真鯛のグリル・オリーブソース、
フォアグラのソテー・マンゴーソースと全部シェアして食べて、
グラスシャンパン、カリフォルニアの白ワインフルボトル。
彼女も辛口なので、デザートは食べずにその後バーでカクテル一杯ずつ・・・
って感じで17,500円ほど(一人8,700円くらい)。
これが安いか高いかは使い方次第? |