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「5時に待ち合わせましょう!」
電話のむこうでそう言ったのは、ときどき美味しいもの情報をくれる年下の男友達。
先日お話したときに「テレビで“秘蔵の店”として紹介されていた、すっごくうま
くて安い焼肉屋の居所をやっと見つけて通っている」とうっかり語ってしまったた
めに、その場にいたワタクシと女友達をそこへ案内することになってしまったの。
とにかく人気の店で「開店の夕方5時で、その時間に行かないとすぐ満席になって
しまうんです」と言う。なるほど、それならばしょうがないわね。
ワタクシと女友達、年下の男友達の計3人は5時から焼肉をお腹いっぱい食べるべ
く、各自で自己調整をはかり現地に赴いたわ。
「思ったよりコギレイな店ね。」ワタクシと女友達は意外そうにつぶやいた。
「うまくて安い焼肉」というと、
ススけまくって歴史を語る店内・頑固そうなオジオバ店主のイメージだけど、
ここはまだ開店して1〜2年くらいしか経ってないように見える。
中に入るとウナギの寝床のような細長い店内、6人は、いえ詰めれば8人は、
座れそうなゆったりしたボックス席が左一列に奥まで並んでいる。
趣味がいいわけじゃないけど、
それでも小物なんかを可愛くディスプレイしてあって、
上記の「うまくて安い焼肉」のイメージとはどうしても異なるわね。
奥から出てきた可愛い笑顔の女性スタッフに飲み物を聞かれたので、
みんなもにっこり笑いながらとりあえずビール。 そしてメニュー拝見。
「特選ハラミ 塩or生で」「ココロ 塩or生で」「シビレ」・・・!
ここでいきなりワタクシのハートをワシ掴み。ワタクシ、実は大変なホルモン好き。
牛の横隔膜であるハラミは中でも好きな部位で、どこでもまず頼む一品だけど、
生で食べられるとこはそうどこにもないの。シビレも最近会うことが少なかった部位だし、ああ、ほかにも美味しそうなのがいっぱい!
ワタクシのギアはすでにトップに入る。
そんなワタクシにメニュー選びをまかせると、
ロクなことにならないと思ったらしい女友達はワタクシからメニューをとりあげ、
赤身の肉やサイドメニューをとりまぜながらバランスよくオーダーしてくれたわ。
オーダーが終わると、テーブルの真ん中にあるコンロに真っ赤な炭を入れに来てくれる。お肉はもちろんオーダーを受けてから手切りなので、
ナムルなんかをつまみながら楽しみに待つ。
そうこうしているうちに、ひきもきらずお客様が入ってきたわ。
ファミリー、カップル、一名様のご夕食・・・
何人で入ってきても、相席などすることなくその大きなボックス席を独占。
そんなわけで、店内は5時45分の時点でいっぱいに。
うーん、人気も高いのでしょうけど、この席効率ではすぐ満席になるわけよね。
スタッフはオーダーが集中して忙しそうだけど、さっきの女性スタッフをはじめ、
ハキハキと感じよく応対してくれて好感。本当に笑顔がとても良いわ。
この女性、帰るときには、ちゃんと見送りにまで出てきて、
見えなくなるまで頭を下げていてくださったっけ。
「ああん♪ んまいいいん・・・・♪」
これはワタクシがハラミをいただいたときの第一声。
ほかのものも美味しかったけど、んもう、ハラミは別格。
「生でも召し上がれるので、あまり焼きすぎないでくださいね。」
とスタッフに言われたので、軽く表面をあぶるだけで食べてみたけど、
本当に至福の瞬間でしたわ。
ここに美味しい赤ワインでもあればもっと良かったのだけど、
失礼ながらこちらはあまり期待できそうもないラインナップ。
まあ、女友達も男友達もどちらかといえば焼酎派だし、ワイン飲もうといっても
却下されたとは思うけど。しょうがなくビールで通すことにして、食べ進む。
ここは肉質が自慢、ということで、どのお皿も塩または塩ダレを勧められる。
あまり塩ばっかり食べてたので、最後はちょっと飽きてきてしまったけどね。
でも結局、3人くらいで来るといっぱい頼めるからいいわよねー、と言いながら、
タン刺もレバ刺もアカセンもミノもカルビもバラもテッチャンもツラミも
いかせていただきましたわ。途中、お店の人がどうして間違えたのか頼んでいない
「ココロの刺身」を4回も持ってきたのには笑ってしまったけど、
最後に持ってきたときにはそれもいただいたし。
さすがにお肉だけでお腹いっぱいになってしまって、
ビビンパとか冷麺までは到達できなかったの。
けっこう頼んだから、ちょっと高くついたかも・・・と思ってたら、
本日のお支払いは3人で16,000円ちょっと(一人5,500円もかかってないわ)。
安い! カルビやロースなんかはともかく、ホルモン類はほとんどが580円くらい。
ビールが確か350円くらい、と激安価格なせいね。
ふーん、確かに「美味くて安い」焼肉屋と言えましょう。
「だから知る人ぞ知る、僕の”隠れ家的名店”なんです!」と男友達は胸を張り、
ワタクシたちは拍手。 でも考えてみればテレビで知ったんでしょう・・・? |