今週のお外ごはん

マダム・クリコ
グランメゾンから場末の赤ちょうちんまで、どこでいつ会っても、飲んでいるか食べているかしているマダム。その私生活は謎につつまれている(お約束)。マチュアないい女をめざして精進するも、肌年齢だけがマチュアになってきていることに密かにあせっている今日この頃。赤ワインのポリフェノールを毎日大量摂取しているためか心臓だけは異常に強いのが自慢の牡羊座。
今週のお外ごはん
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●なかなかなエスニック
  ベップ・オーイ(Bep Oi)
  TILE
  Cita Cita
  BaliLax
●ワインなダイン(爆)
  クロ・ド・ミャン
  YUZAN(遊山)
  ラ・トォルトゥーガ
  豚玉
●カウンターでふたりで…
  ますだ
  余志屋
  ロソーリオ
●緊急レポ ラビュー東京
  ラ・カスカータ
●とりあえず居酒屋さん
  我家2 GAYA-GAYA
  無類陶板焼 黒
  ウシノホネZUTTO
●なかなかよくてよ♪チャイニーズ
  白椀竹快樓(パイワンジュウカイロウ)
  中国料理 故宮
  胡同マンダリン
●今日びのお寿司
  回転寿司 三九二(ミクニ・プリヴェ)
  TSUBAKI sushi
  dai-sushi
●なぜか札幌…
  MIKUNI SAPPORO
●ラビュー東京2nd
  Furutoshi
  鼎(kanae)
  リストランテ ダ・クゥイ
  Fish Bank TOKYO
●記念日系フレンチ&イタリアン
  フィリップ・オブロン
  ピアノ・ピアーノ
  ポンテヴェッキオ
  マルメゾン
●和食でGO。
  スローブルーコンシャス
  櫂(かい)
  豆水楼
  三嶋亭
●愛するお肉
  あぐら
  くにやす
  福家
●ラビュー東京・銀座でワイン
  オザミ・デヴァン
●何となく便利組
  ザ・リバー・オリエンタル
  ノー・スクラブ
  八咫(やた)
  ザ・ハウス・オブ・パシフィック ●ラビュー東京・冷酒ごっくん
  酒呑(ささの)
●とりあえずBrand New
  Auxamis(おざみ)
  Tout-Le-Monde(トゥールモンド)
●ラビュー東京・いい汗六本木
  天一★ Tian Yi Bao
No.31
こんにちは、マダム・クリコです。
ここ最近急に暑くなったり寒くなったりと気候が不順のせいか、
風邪を引くは、結膜炎で目が真っ赤になるは、ちっともいいことがないわ。
お食事に行く気力も失せるというものよね。
そんなときに、昔仕事でお世話になった年輩の男友達が
東京から出張でやってくるので「どこかで夕食でも食べよう」という。
・・・・こんなときに食事場所を選定するのはだいたいワタクシの役目。
でも、今回だけは体力とともに判断力もなくなっているし、
どうしたらいいの・・・
「お泊まりになるのはどこでしたかしら」ととりあえずお聞きしたら、
「新阪急インターナショナルの予定だ。確か中にうまいフレンチがあったから、そこでもいいぞ」とおっしゃる。
『マルメゾン』のことね。
最近行ってないし、よし、そこに決めましょ!・・・安易に決定。
なので、「記念日系フレンチ&イタリアン」その4は
大阪・茶屋町『マルメゾン』でお外ごはん。

全体的には安全パイな感じのお料理よ。
サービスは丁寧だけど面白みはないわね。

新阪急ホテルインターナショナル。
部屋がキレイだし、「外光が入るバスルーム」で有名な超高級クラスの
値段のホテルだけど、肝心のサービスはいいんだか悪いんだか・・・
いまいちピリッとしない印象だわ
ワタクシと男友達はホテルのロビーで待ち合わせ、
いまひとつ食事の雰囲気に合わないエレベーターに乗って25階に着く。
この25階は「マルメゾン」のほかに「吉兆」なんかもあって、
それなりに格のある感じのレストランフロアよ。
レストランの中は、今となってはかなりめずらしい、
豪奢でクラシックなインテリア
前に来たときから、もう何年も来ていないけど、変わってないわー。
思ったより活気があるようで、何となくほっとする。
最近ワタクシ自身があまりホテルのレストランに行かないせいか、
「すごくさびれて、シーンとなっているのではないかしら・・・」
と恐れていたのよね。

「お食事の前に何か召し上がりますか?」 
慇懃な面持ちでギャルソンが聞いてくる。
毎度おなじみで申し訳ないけど、グラス・シャンパンのワタクシ。
男友達はシェリー。この方もクラシックなお好みは変わらないわね。
そういったクラシックさはこのレストランに合うような気がするわ。 
メニューはアラカルトの数がけっこう多くて見甲斐はある。
でも、お値段はかなり強気なものが多くて、下は2,000円代からあるものの、
メインなどは10,000円近いものもあって少し驚いてしまうと思うわ(アワビとかフォアグラとかの高級食材を使ったものだけど)。
ワタクシは内心「今どきこれでお客様が来るのなら、大したものだわ」と素直に思ったけど、「あれも食べてみたい、これも」というワクワクする楽しさはあまり感じないの。
ありがちなメニューが多いからかしら
で、コースのほうは13,000円と16,000円と20,000円、
あ、よく見れば10,000円も。
コースの場合は、アミューズ、前菜、魚、肉、チーズ、デザート、
コーヒー&プチフールと満艦飾。
なーんか、コースを選ぶしかなさそうだわ・・・・。
男友達も同じ意見で、いろいろ内容を吟味した結果、16,000円のコースにしよう、と決断。
どうもここのメニューは
選択肢がありそうであまりないわ。

ワタクシたちが、メニューを真剣に選んでいるあいだ、
ギャルソンは特にサジェッションをするでもなく、
傍観しているようにしか見えない。
どうやら、お客様とのコミュニケーションはあまりしないタイプのレストランらしいわ。ワインを選ぶときは、さすがにソムリエは色々と相談に乗ってくださったので、まあ人によるのかもしれないわね。
ワインは種類が多いけど、お値段はやはりホテル価格。
その割にリストの紙自体は少し安っぽい気も。
とりあえずワタクシたちは、コクがあって料理との相性もいいということでめずらしくボルドーの白を飲むことにして、あとでお肉にあわせてボルドーの赤をグラスかハーフでいただこうかということにしたわ。

前菜は2品。まずホタテ貝などが入ったガラス細工のようなテリーヌ。
照明にキラキラ映えてとても美しい。
(ここの照明は少し明るすぎるけど、それはいいとして・・・。) 
とろり、と舌でとけるコンソメジェリーは
濃度がちょうど良くて、もううっとり♪

次は伊勢エビのムースのガレット仕立て。
泡立てたミルクのようなクリームソースが
ほわほわと、これもとても美味しい

「まあ、サービスはボーッとしている感じだけど、
料理のほうはかなり美味しいですわねぇ?」とにっこり微笑むワタクシに、男友達は「サービスのほうだって、そんなに悪いわけじゃないだろ、あいかわらず人にだけはキビシイんだからな・・・」と非難の目を向ける。
あら、そんなつもりは・・・ほほほ・・・。

ソムリエに選んでもらったワインは料理と良く合ってとても飲みやすい。
パリっとソテーしたジューシーな鯛にタプナードやトマトのソースを合わせた料理を食べ終える頃には、そのワインもほとんど無くなったわ。
次のお肉料理は赤ワインのソース。チーズもコースの中にあることだし、
ハーフボトルで赤を飲もうか、とまたソムリエに相談。
ハーフの数はそんなに無いので、やや無難なものをいただいて開けてもらう。 
「お強いですね」と、誉めてくださった(たぶん)ソムリエ。
「おかげで高くつくが」とぼそっとつぶやく男友達。 
ワタクシは「夜景がきれいですわねー♪」とそうでもないのに口にして、ごまかしてしまったわ。

和牛ヒレ肉のポワレという料理は平凡な感じはするけれど、
程良く火が通ったお肉はもっちりと柔らかくて美味しかったわ。 
そして、チーズ、デザート。
エスプレッソには色合いのきれいなプチフールがついてきて、
また手をのばしてしまう。
ゆっくりと約3時間かけた食事。やっぱり素敵ね。
おかげで、具合が悪いのも治った感じよ。 
全体的には「安全パイ」なここのお料理
美しく、何の遜色もなく十分に美味しいけど、個性的な香りはあまりしない。
サービスも慇懃という言葉がぴったりな、
丁寧だけどあまり面白みがないレベル。
厳しく批評すると、そんな感じだけど、
それでも、「格」や「贅沢感」は十分に感じることができる、
特別な日のレストランとしてはとてもいいお店だと思うの。
「うん、ここもなかなか美味いな。僕はやっぱりフレンチといったらこういう店が好きなんだ。最近のカジュアルなところは、どうもガチャガチャしていて落ち着かない」という男友達の感想を聞いて、ふーん、どんどんカジュアル化する一方で、
こういう店を求める人もまだまだいるわけね・・・と思ったわ。

今日は二人で約65,000円。うーん、特別な日だわ〜。

「マルメゾン」
味
インテリア
インテリア
(1=お金返して 2=もう結構 3=まあまあね 4=おいしかった♪ 5=もうトリコ・・)
インテリア(1=×× 2=も少し何とか 3=ま、こんなもん 4=いい感じ♪ 5=ここで暮らす!)
接客(1=責任者呼べ 2=頭悪 3=ま、こんなもん 4=いい感じ♪ 5=チップあげたい)
■場所 大阪市北区茶屋町19-19
ホテル阪急インターナショナル25F
(TEL 06-6377-3648)
■営業時間 ランチ11:30〜14:30(L.O.) ディナー17:30〜21:00(L.O.)
■お休み 無休