路地の角に、藍ののれん「柊」の大きな文字がぱっと目立ってなかなかに渋い入口。引き戸を開けると、がっしりとした12人くらいのカウンターが。その中央に店の大将が立ち、かたわらにはどーんと目立つおでん鍋。一見小さい店に見えるけど、その実、4階くらいまで客席があって、けっこうキャパはありそう。ここもお酒はビール、地酒、焼酎、ワインと数多く揃っているので、「あとでワイン飲もうっと」と企むワタクシ。毎度のパターンね。
「あーっ、もう試験なんかイヤやぁ。」という女友達とビールで「お疲れっ」と乾杯をしてから、何を食べようかと、お品書きやカウンターの中に貼られたオススメなど見る。やっぱりおでんが美味しそうだから、「大根と卵とスジ、ロールキャベツ」をオーダー。ゆばの刺身、鳥の唐揚も。女友達はお昼も食べていないとかで、いきなり反則のご飯もの「高菜ごはん」をオーダー。もう、掟は守ってよね。
おでんのお出汁は関西らしい薄い澄んだものだけど、味はやや濃い目。青葱がふんわり上に盛られて出てくる。どれも味がきっちり染み込んでる。スジはおでんのスジというより、ドテ焼きと呼んだほうがふさわしい味付けで他のおでんとは別の器で出してきた。友達はそれには不満らしかったわ。
もう少し何か食べようかと、もう一度お品書きを見る。見る。見る・・・でも、どうも「これ食べてみたい」というのがない。おでんもおかわりしたいという感じではないかな・・・。他の料理も創作和食らしいメニューも入れて工夫してるのはわかるのだけど・・・それで結局、「海老と山芋のお好み焼き風」「大根のシャキシャキサラダ」をやっと頼んだのだけど、どれも食べていてだんだん疲れてきてしまう。たぶん味がわりとメリハリないのよねー。渋い店構えで美味しそうなお店に見えるだけに惜しいわ。接客は可もなく不可もなくかな。料理と一緒で、あまりメリハリがない感じ。
何となく勢いがそがれて、その後はグラスワインを2杯で終わり。友達はもともとそんなに強くないから焼酎をロックで一杯だけ。今日は二人で8,400円くらいだったわ(一人4,200円)。高いお店ではないし、そのわりには店自体の雰囲気はいいので、一度あなたも試しに行ってみてね。
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