| ここらへんはどちらかというと地味めな町並み。小さなビルの2階へご案内しようとすると、「入ったら身ぐるみはがれるんじゃないだろうな。」とのっけから大阪に対する偏見バシバシの中年男性。「命まではとられないと思いますから。」とか言ってこちらもベタに応酬。
小さな扉をあけると、すぐに靴を脱いで上がるスタイル。とはいえ、決して純粋な和風ではない10席くらいのカウンターだけの店内はけっこうそれなりの高級感が漂う作りなの。「おお、何だかいい感じじゃない」と、とりあえずは気に入っていただいたみたい。美少年っぽいスタッフに案内されて座ると、「いらっしゃませ。」とにっこり笑うおヒゲの男性が店主。この方は飲食業界ではなかなかに有名な方で、それこそ独自の美食感をお持ちの方。お酒はワインや日本酒、焼酎のボトル、シェリーやオー・ド・ヴィーまでだだだっと並んでいて、もちろん冷えたビールもあるし、グラスワイン、グラスシャンパンのセレクトも確か。「今日はどんなお腹具合ですか?」・・・ここのいいところは、利用の仕方が色々あるというところなの。5,800円と8,000円のコースでは美味しいものを少しずつ楽しめるし、料理とそれに合うお酒を組み合わせて出してくれる10,000円と15,000円のコースでいわゆるマリアージュも試せるし。最近ではお酒のアテみたいな感じの2,900円のミニコースまで出しているらしいわ。しかも、こちらのお腹具合や好みに合わせて、コースをアレンジしてくれるの。他に和洋とりまぜたアラカルトも500円〜1,800円くらい(?)でなかなかに充実。
とりあえず5,800円のコースをチョイス。飲み物はグラスシャンパンで始めたけど、ご年配は日本酒へ移行。店主「先ほどお生まれが○○と話していらしたので、そちらの地酒でおすすめがありますが」年配「おお、いただこう」・・・男性2人のおしゃべりがはじまったので、ワタクシはグラスでプイィ・フュイッセなどいただきながら、一人で至福の世界へ。クリスタルのようなコンソメジェリーがかかっているウニ、お造り、きゅっと甘いフルーツトマトとモッツァレラ、こっくりしたお豆腐の味噌漬、他に2品くらいいただいて、・・・冷製パスタの次に牛頬肉の煮込みをキュっと食べて終了。ごちそうしていただいたので定かではないけど、ワタクシの経験ではだいたい2人で23,000円くらいだと思うの。(ワインをグラスで結局6杯くらい飲んだけど、ボトルでいただいた方が安上がりだったかも。あちらもけっこう「あれは」「これは」と何種類も日本酒飲んでいたし。)
お帰りのときには「君にしては、良い店知ってるね」とおホメいただいたわ。なんだか釈然としないけど、ゴチソウサマ。
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