タカラヅカふぁんのディープな生活

「宝塚歌劇をフルに味わう」コアでディープな領域に一度足を踏み入れてしまったら、その楽しさから容易に抜け出せない…宝塚ファンの「常識」「掟」「仁義」…ほんとうに、ファンでもわけのわからないものです。しかし、知ってしまえば、『観劇』だけでは語れない「タカラヅカ」。そんな私や友人達のヘンな日常などを、「春千代」と「まめ菊」が書いていきたいと思っています。

春千代
大阪生まれ、大阪在住。学生時代からのファン歴17年。双子座。
まめ菊
九州生まれ、東京在住。幼少の時からのファン歴25年。獅子座。
ぎん丸(イラスト)
埼玉県在住。途中ブランクありのファン歴25年。天秤座。

タカラヅカふぁんの
でぃーぷな生活
backnumber
●ネットワーク1・M嬢
●ネットワーク2・ある夏のM嬢
●ネットワーク3・チケットの神様
●恋におちて1・序章
●恋におちて2・あの人の過去
●恋におちて3・あの人は路線外
●でぃーぷは世間知らず
●アリバイ
●まめ菊の遺言状
●雨でも晴れでも品定め
●自由と抑制(1)
●自由と抑制(2)
●春千代、ついにTV出演か…!!!
●ファン対決…そして結果は?
●自由と抑制(3)
●まめ菊の体験レッスンレポート
●パーソナルカレンダー
●異端者?娘役ファン
●PTAで演出家
●原作を読む
●機材と宝塚ファン
●ごっこ
●原曲を聴く
●卒業生に逢いたい
●出待ち(1)
●出待ち(2)
●苦手なアナタ
●病院通い
●反響(2)
●すみれ売り
●プレゼントあれこれ
●ぬけがけ
●でぃーぷの年齢
●でぃーぷの手習い
●先輩の遺言
●就職活動
●娘役は顔だよね!
●バレエレッスン体験、その後
●お茶会事情
●でぃーぷは泣かない
●妄想癖
●舞台上の知人
●ディープの本名
●ディープの適齢期
●ディープと天災
●ディープと観光
●あの子を探せ!

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No.39
出待ち(2)

(前回からの続き)
「バイバイ」のあと、信号を渡って夕やみの中へ消えてゆく○○ちゃんをみんなで見送りました。ここで絶対にもう1回振り返ってくれたりしない(笑)のが○○ちゃんなのですが、どんな気まぐれがあるかわからないし、振り返ったとき誰もいなかったら可哀想というか、あとでこちらにも悪いことがおこると悲しいので、とりあえず見えなくなるまで後ろ姿を見守ります。

● 空白の間に耐えきれず

○○ちゃんの手には、自分の小さなバッグと、さっきファンがあげた袋ひとつ。
いや、ありていに言ってしまえば阪急百貨店のビニール袋だった…。(中身は購入者によると草ダンゴだったけど、あげるときに「おやつです」としか言わなかったらしい。)
いつもキレイな紙袋でもらう○○ちゃんは不思議に思ったのか、その日に限って、横断歩道を渡りながら「なんだろう」という思いに勝てなかったのか、ビニール袋を開いて…中をのぞいてました(笑)。そしてまた何事もなかったかのようにスタスタと遠ざかっていったのでした。…中身が何かわかったのだろうか…?
見守っていたファンは、そんなことで大喜び(^○^)。ちょっとハシタなかった○○ちゃんの一面を、4時間立ちっぱなしで待った代償としてありがたくちょうだいしたのでした。

さて、誰かが手紙やプレゼントをあげていればこそ、上記のような代償(笑)も得られますが、全員手ぶらだった場合もありました。
いつものように楽屋を出た○○ちゃんについて花の道うえからダッシュして追いつき、ここでお別れという地点で○○ちゃんが振り返ります。
「今日はありがとう〜」
ふつうなら、ここで各自がお手紙や差し入れを渡したりするのですが…そこにいた数人がみんな手ぶらだったので当然、
「…」
空白の時が流れます。
ファン同士は「や、やばい!誰も何も持っていないのか!」とお互いの顔をこっそりうかがっても、ないものは出てこようはずもありません。

「……」

たっぷりした間のあと○○ちゃんは「じゃあね、バイバーイ」といい、にこやかに去って行きました。

手ぶらで夕やみに消える○○ちゃんを見送りながら、私たちはまた盛り上がります。
「あの空白の時間は楽しかった。『…ないんかい(-_-;)』っていう間よね〜〜〜!」(関西弁イントネーションで読んでね!)

その後、何かは持っていくように気をつけた(笑)ファンでしたが、やっぱり何もなかったある日。
『…ないんかい(-_-;)』
という間に耐えきれなかったのか○○ちゃん、なにを思ったか、何も持っていなかった春千代の右手に視線を飛ばしました(^○^;;;)。
私は盛大に肩を震わせて笑いをこらえました。おおっぴらに本人の前では笑えないわ〜。普段はカラクチな私も、ジェンヌの前ではおとなしくしてますからね〜。
当然ながら、何もない右手からは何も出てこないので、もう1回『…ないんかい(-_-;)』のあと○○ちゃんは「バイバイ」と、いつもとなんら変わることなく涼しく微笑んで帰っていきました…。
その日の酒席もおおいに盛り上がりました(笑)。

さらに気をつけたファン。『今日は誰かなにか持ってきた?』と聞きあって、誰か一人でも持っていれば安心して○○ちゃんを待つことができました。いや、ポストカード1枚でもいいんですよ。なんでファンなのに誰も持ってこないか不思議(笑)。
その日、○○ちゃんは急いでいたようでした。いつもの速足がさらにスピードアップし、小柄なファンは小走りです。
振り向くのも速かった。さらに早口。
「今日はありがと」
K子ちゃんが、あきらかに差し入れかプレゼントであることを示す「きれいな紙袋」を持っていることに○○ちゃんは気がつきました。
急いでいる○○ちゃん。決してモタモタしていたわけでないK子ちゃんに向かって、「早くちょうだい」といわんばかりに、いつもの涼しい顔のまま自分から手を差し出してきたのでした…(^○^;;;)。
これも笑いをこらえながら差し入れをおとなしく渡したK子ちゃん。
しかし○○ちゃんよ、その紙袋がプレゼント用じゃなかったらどうするんだい(笑)!!
もちろん、その日の酒席も盛り上がりました。

こんな出来事も、何時間も待ったあげくのほんの数秒のこと。
「○○ちゃんが大好き!」と目をハートにするような、純粋なかわいいファンを通り越してしまったら…たくさん通うディープな体にはこんな刺激が絶対に(笑)必要。
そんな楽しみでもなければ、不自由きわまりない身分で入り待ち・出待ちなんて続けられないものねえ…(ため息)

春千代

soul&body「バレエでシェイプ」は、元宝塚歌劇団宙組の優花えりさん担当です(^○^)。

あなたの「ディープな生活」を教えてください。

春千代やまめ菊のまわりでもネタがつきない「ディープ」な生活。ビーナス・ビーンズ読者の皆さまの「ディープ」も、きっとすごいものがあるに違いない!ということで、ぜひぜひあなたのディープを教えてください。ここだけの話しにしときます(笑)。
ご感想、応援メッセージなどもお待ちしております(^o^)。

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LINK>> 知りたい!に応える人間サイト【All About Japan】宝塚ファンコーナー。 元タカラジェンヌ桜木星子さんが宝塚の世界をガイドしてくださっています。 OGならではの情報は、ファン初心者にも優しく、ディープな私たちにも初耳のものが多くて楽しい!