| そして…○○ちゃんへのお手紙の内容も並べて読むと、数年のファンライフを送ったあとでは、かなりの変化が見られます(笑)。
ファンになりたてのころはどこそこがすてきだったとか。青田買いがきっかけのお手紙なら、すみれ売りやら校内発表会のお写真などを添えて、可愛かったー!なんて内容のお手紙だったりするでしょう。今思えば恥ずかしいほどの正しいファンレターだったりしたものが、いつのころからか、「あの髪形は似合ってなかった」とか、「ポートレート撮るときはきちんと最終点検してくださいね!ジャケットのボタンがひとつ外れかけていましたー(汗)!!」「毎回同じベルトはちょっと……(汗)」……とかチェックが入るようになります……ね(笑)。やはり贔屓には美しく出てほしいし、きれいだと万人に思われたいじゃないですか。親心っていうんですかね、そんな時は。そうです、でぃーぷへの階段を一歩ずつ上がっていくと、贔屓を見る目はファンというより、すっかり授業参観にきた親、PTAの気分となるわけです。
しかしそのPTAも終いにゃ、「あの場でどうして泣くのか分からない。あの役の性格ならあそこで泣くのはおかしい」だとか、「今回は歴史上の人物を演じているわけだし、あの解釈では歴史的事実からかんがみて絶対変」……「最近ダンスのキレが悪いですよ」とか、ダメだしのお手紙と成り果てます(笑)。ファンというよりも、エセ演出家から……。○○ちゃんもさぞ迷惑なことでしょう。
待ちに待った初日。友会でいいお席が当りました。オペラグラスなどいらないほどよいお席です。○○ちゃんが袖から出てきました。チャっとオペラグラス装着。……別に○○ちゃんを少しでも大きく見たいわけでなく…………『どんな表情でそのセリフを言ってんのかなー?』というエセ演出家のチェックが入るわけですね……。そして、そのエセ演出家にとって納得できない芝居を見せられ続けると……オペラグラスをひとまず上げて、ため息とともにすぐに下ろし、腕組みし、眉間にしわを深く刻みながらの観劇となるのです。
オペラグラスのいらないお席でそんな表情で腕組みしっぱなしの観客の姿は……舞台からも見えるでしょうねぇ…………イヤな感じです。
そして、終演後にこの作品についてのエセ演出家集団のカンファレンスが開催されるわけです。みんな同じ生徒のファンというわけでなく、同じ組のファンとして気が付いたらお友達になっていた、色んな人たち。5人くらいのグループでしょうか?何故か作品への評価は同じ。「アナタのとこの○○ちゃんのあれはおかしいよね?」なんて言われると「やっぱそう思います?ぢゃ、今日お手紙書いておきます」などと、俄然自分の感想に自信を持ってしまうことにもなります(笑)。……お友達なんだから感想が似てもおかしくないのに(笑)。そして、解散後PCに向ってキーボードをひたすら叩きつづけ、A4用紙に3枚も4枚もびっしりと初日の感想が書き綴られ、翌朝の入りで○○ちゃんに手渡されるのです。……さぞ迷惑なことでしょう。
と、言うのも、少しでも客観的に見えた、私が受け取ったモノを○○ちゃんに返してあげたいだけ。本人の「こんなつもりでやっています」が観客には「こう見えました」という感想を返すのも、ファンとして、でぃーぷとして、PTAとして、エセ演出家としての務めと(勝手に)思ってしまうし、たまにお茶会で「正直な感想とかいただくと嬉しい」なんて言われたりもするし(正直な感想と、ダメ出しとは違うと思うのですが)、何より「かっこいい!すてき!!」だけじゃあ、お手紙もそうそう埋まりゃしませんものね。毎日の出で手渡しするからネタがないの……というばかりでなくて……ね(笑)。
最初は何をしてても本心からすてきだと思うし、例えお歌に難点があっても、ダンスが下手だと気付いても、芝居が大根だと解っても、スタイルが実はあまりよくなくても(苦)、そんなのは、恋するファンの目には見えないかもしれません。でも、そのうち、その全部があてはまっていると気付いても、それを理解した上で、どうにも捨てられないし(笑)、あばたもエクボでそれすらも可愛いと思えるし、気持ちがPTAになった今となっては、そんな欠点なんて関係ないんです。○○ちゃんが苦手だったモノが昨日より今日、今日より明日、大劇より東京、前回公演より今公演と、少しでもステップアップしているように見えれば、それだけで嬉しいし、またお手紙で「このシーンのダンスすごくよかった!」と本心から言えるのです。子どもを産んだことはないけれど、親の気持ちがちょっとわかる瞬間です。
しかし、でぃーぷは親とは違うのです。A4びっしりのお手紙を書き送ったその後の観劇日。文句を言ったシーンはひたすらオペラで観察(笑)します。そして書き綴ったダメ出しのほとんどがきれいさっぱり気にならなくなっていると、それはそれで嬉しいし、妙に楽しいのだけど、『人の意見に簡単に左右されてんじゃないよぉ!!』と、これまた勝手なことを思うのです(笑)。本当に、贔屓にとっては迷惑以外のなにものでもありません。
でもそんな風に観つづけるわけですから、他の生徒のファンには分からない『本人比で昨日より上達した』ことを観るのがでぃーぷにとって何よりの楽しみなのです。
だから○○ちゃんより『何をやらせても上手ですてきな△△ちゃん』に浮気をしてても、○○ちゃんをいつまでも捨てることなどできないし、最後まで見届けたいと思う。それがでぃーぷという生き物なのです。
…………そんなでぃーぷの存在はやっぱり迷惑ですか……?>○○ちゃん(爆)!
まめ菊

soul&body新コーナー「バレエでシェイプ」は、元宝塚歌劇団宙組の優花えりさん担当です(^○^)。
| あなたの「ディープな生活」を教えてください。 |
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春千代やまめ菊のまわりでもネタがつきない「ディープ」な生活。ビーナス・ビーンズ読者の皆さまの「ディープ」も、きっとすごいものがあるに違いない!ということで、ぜひぜひあなたのディープを教えてください。ここだけの話しにしときます(笑)。
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