| 同じ芝居を何回も見ているようだし、毎週遅くに疲れて帰って来ては深夜まで電話をしているようなワケの解らない行動を繰り返し、嫁に行くような気配もまったくないなら親御さんもそりゃあ心配でしょう。
でぃーぷもでぃーぷです。独り暮らしになってから宝塚にはまるならなんとかなっても、実家にいるときにでぃーぷに突入してしまったら、もう資金面の問題があって、家を出てまででぃーぷなファン生活を続けるなんて、首都圏ならば相当な困難。だから、いくら不自由でも実家から通うのです。
でも、娘はとうに30歳すぎてたりする(ヘタしたら40歳近い)んだから、世のお母さんはそんなにあれこれと干渉なさらなくても…(苦笑)。娘さんは、「大好きな人と、イヴにホテルでお食事をして、一緒に楽しいひとときを過ごしている」ことに変わりはないのですから!それがじつは、ご贔屓の男役のクリスマスディナーショーであっても。ねっ、まちがってないでしょ?
そんなこんなで、親の心配もちゃんとわかったうえでも、でぃーぷは止められない。いろいろ画策をはじめます。
20年来の友人・Y子は電話をかけてきて「あした○ちゃん(春千代)の家に泊まりに行くことになってるから、うちに電話して来ないでね」というのが数度…でもこれはまだカワイイほうです。今は携帯電話があるので、いきなりご実家に電話したりしませんからねぇ。
S子は…かなり極悪(笑)。海外旅行は前から決まっていたし、いくらなんでもそれは内緒にできない。でも、その前に大阪でトークショーがあってさらに2泊もするなんて…そんなこと…とてもじゃないけど言い出せなかったS子。
気がついたら(いや、じゅうぶん確信犯ですが)家に置いていく行程表の偽造に手を染めていたそうです。本当の海外滞在の前に2日間架空の行程をプラスして、1週間滞在の豪華コースに仕立て、アリバイ工作は完璧。
しかし、ここまでやれば嘘は最後までつきとおさねばなりません。まずトークショーのために大阪に送りたい荷物がある。しかし成田から出発するはずなのに、大阪行きの荷札など見られたらと思うと、冷や汗が流れます。宅配便を呼んで家に取りに来てもらうこともできず、汗をかきかき大きな荷物をコンビニまでごろごろ運ぶS子。
早朝に家を出たら怪しまれるからと、遅めの飛行機に乗ってきてムラにギリギリにかけつけるなど、いつものように涙ぐましい努力です。でもね、きっとご家族はうすうす勘づいてると思うのよ(笑)。
でもでも、でぃーぷの皆さま。何かあったときに大変だから、仲間の一人にはほんとの事と連絡先を伝えておいてね!
なぜって…最近までわたくし春千代は、まめ菊のご実家の連絡先をなにも知らなかったのです。そうなると、もしもムラで一緒にいるときに事故にでもあって、もしかしてなことになってしまったら…もしかして…私がまめ菊の葬儀を私の地元で出すことになるの…???
いくらなんでも、それはマズイだろうということでお互いの親族の連絡先を教えあい、とりあえず意味不明な安心をしたのでした。
なのに、まめ菊は言いました。『お棺にはブロマイドを入れてね。お墓はいらないから、骨粉を東西の劇場にまいてきてほしい』(でぃーぷの最中に、お隠れになるおつもりか…?)
………いいよ、やってあげよう。しかし私からご親族に説明しても、ご理解いただけないと思うわ…。まめ菊よ、そのように遺言を書いておいてね…。
春千代

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