タカラヅカふぁんのディープな生活

「宝塚歌劇をフルに味わう」コアでディープな領域に一度足を踏み入れてしまったら、その楽しさから容易に抜け出せない…宝塚ファンの「常識」「掟」「仁義」…ほんとうに、ファンでもわけのわからないものです。しかし、知ってしまえば、『観劇』だけでは語れない「タカラヅカ」。そんな私や友人達のヘンな日常などを、「春千代」と「まめ菊」が書いていきたいと思っています。
タカラヅカふぁんの
でぃーぷな生活
backnumber
●ネットワーク1・M嬢
●ネットワーク2・ある夏のM嬢
●ネットワーク3・チケットの神様
●恋におちて1・序章
●恋におちて2・あの人の過去
●恋におちて3・あの人は路線外
●でぃーぷは世間知らず
●アリバイ
●まめ菊の遺言状
●雨でも晴れでも品定め
●自由と抑制(1)
●自由と抑制(2)
●春千代、ついにTV出演か…!!!
●ファン対決…そして結果は?
●自由と抑制(3)
●まめ菊の体験レッスンレポート
●パーソナルカレンダー
●異端者?娘役ファン
●PTAで演出家
●原作を読む
●機材と宝塚ファン
●ごっこ
●原曲を聴く
●卒業生に逢いたい
●出待ち(1)
●出待ち(2)
●苦手なアナタ
●病院通い
●反響(2)
●すみれ売り
●プレゼントあれこれ
●ぬけがけ
●でぃーぷの年齢
●でぃーぷの手習い
●先輩の遺言
●就職活動
●娘役は顔だよね!
●バレエレッスン体験、その後
●お茶会事情
●でぃーぷは泣かない
●妄想癖
●舞台上の知人
●ディープの本名
●ディープの適齢期
●ディープと天災
●ディープと観光
●あの子を探せ!

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No.16
ネットワーク(2)
生徒さんは無邪気に無理難題を申されます。それを限られた時間でなるべく希望に添った形でかなえるのも、応援するものの手腕であり、醍醐味です。
●ある夏の日、M嬢とブレーン
夏の公演中、とある土曜日の入り。M嬢が応援している若手・Sちゃんは体調が悪かった。
ただでさえとっても小柄で細いのに、暑さで食欲がなくて食べずに家を出てきたらしい。
M「何か食べたいものある?」
S「とうふサラダ…」
M「そんなのがあるの?」
S「はい、コンビニに…」
元気なく、か細く答えて頼りなく楽屋に入っていく後ろ姿を見送りながら、M嬢と仲間達は少しでも早く「とうふサラダ」なるものを買いに走るため、近辺のコンビニの位置を頭の中で確認していた…。
Sちゃんの朝ご飯にどうしても間に合わせたいM嬢チーム(筋金入りのオトナのファンたち)は文字通り目の色を変え、ムラ近辺のコンビニに手分けして走った。JR宝塚駅、宝塚ホテルの前、歌劇場交差点、南口のスーパー2軒…どこにも「とうふサラダ」なんて置いてないぢゃないっ!ほんとうに「とうふサラダ」なんてあるのかいSちゃん!
時間が迫ってきている。このままではSちゃんは絶食のまま舞台に立つことになってしまう…!
近所のコンビニにないのなら、今こっちに向かっている西宮のPさんにも指令を飛ばして道すがら探してもらわねば!と電話を手に取ったところ、別動隊から「宝来橋の○○にひとつだけあった〜」との報告が。
ああ、間に合った…。
汗だくになりながらも、筋金入りのオトナのファンたちは、(自分の娘と言ってもおかしくないくらいの歳の)小娘の希望をかなえた喜びに胸を熱くしたそうです…(笑)。
「とうふサラダ」を涼しい楽屋でいただくSちゃんを思い浮かべながら。
以来、コンビニへ行くと「とうふサラダ」を探す習慣がついてしまったというM嬢チームでございました。

春千代(続く)

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