|
|
 |
|
|
| 生徒さんは無邪気に無理難題を申されます。それを限られた時間でなるべく希望に添った形でかなえるのも、応援するものの手腕であり、醍醐味です。 |
|
|
|
夏の公演中、とある土曜日の入り。M嬢が応援している若手・Sちゃんは体調が悪かった。
ただでさえとっても小柄で細いのに、暑さで食欲がなくて食べずに家を出てきたらしい。
M「何か食べたいものある?」
S「とうふサラダ…」
M「そんなのがあるの?」
S「はい、コンビニに…」
元気なく、か細く答えて頼りなく楽屋に入っていく後ろ姿を見送りながら、M嬢と仲間達は少しでも早く「とうふサラダ」なるものを買いに走るため、近辺のコンビニの位置を頭の中で確認していた…。
Sちゃんの朝ご飯にどうしても間に合わせたいM嬢チーム(筋金入りのオトナのファンたち)は文字通り目の色を変え、ムラ近辺のコンビニに手分けして走った。JR宝塚駅、宝塚ホテルの前、歌劇場交差点、南口のスーパー2軒…どこにも「とうふサラダ」なんて置いてないぢゃないっ!ほんとうに「とうふサラダ」なんてあるのかいSちゃん!
時間が迫ってきている。このままではSちゃんは絶食のまま舞台に立つことになってしまう…!
近所のコンビニにないのなら、今こっちに向かっている西宮のPさんにも指令を飛ばして道すがら探してもらわねば!と電話を手に取ったところ、別動隊から「宝来橋の○○にひとつだけあった〜」との報告が。
ああ、間に合った…。
汗だくになりながらも、筋金入りのオトナのファンたちは、(自分の娘と言ってもおかしくないくらいの歳の)小娘の希望をかなえた喜びに胸を熱くしたそうです…(笑)。
「とうふサラダ」を涼しい楽屋でいただくSちゃんを思い浮かべながら。
以来、コンビニへ行くと「とうふサラダ」を探す習慣がついてしまったというM嬢チームでございました。
春千代(続く)
|
|
|