●第32回“倦怠期を感じたら読んでみよう!おススメ本「恋愛生活」”

11月に入り本格的に秋を感じるようになってきました。
急に冷え込んできた今日この頃、お風呂でゆっくり読書もいいもんです。
そんな時サラッと読めてちょっとだけ考えてしまう、
そんな本をご紹介したいと思います。

『恋愛生活 ダブルブッキング 真野朋子著 幻冬舎文庫』。
これまでの人生なぜか男にモテて、常に男に不自由のなかった主人公の雪乃。
そんな雪乃が年貢を納め、結婚したと思ったら10ヶ月目にして夫が急逝。
保険金をもらい独身生活に戻った彼女のもとに昔の男たちが次々と舞い戻ってきます。 夫を失った悲しみからか、元来の性質なのか次々関係を結ぶ雪乃。
しかし、そんな奔放な生活の中にも、自分に好意を持っていると思い込んでいた男が とても愛妻家で夫婦の間にはとても割って入ることが出来ないことに気付き一抹の寂しさ を感じたり、離婚後好き勝手楽しんでいると思っていた男友達が手放した子供に対して みせる愛情を目の当たりにしたり、自分と相手との立っている場所がいつの間にか徐々に 開いていて、昔と同じ幸せは感じてゆけないことに気付くそんなお話です。
女性が歳をとるほど年齢を重ねて存在感を増していくフランスなどと違い、
所詮日本は「女房と畳は新しいほうがいい」というお国柄。
しばらく現役から遠のくと恋愛戦線に復帰するには相当な努力が必要となってくる。 自分はまったく精神的に成長できていないのに男友達は確実に人生で何かを得ている。 なんとなくこれから失うだけの人生じゃないかって不安になってしまう。 誰でも感じたことがあると思います。


私がこのお話しの中でしみじみ「あるよな〜そんなこと・・・」と思ったのが、
自分に対して鬱陶しいくらい心配してくれて親身になってくれるんだけど、
どうしても男として意識出来ないと思っていた男性(ま、安パイですな)に、
ひょっこり彼女ができて何だか服のセンスもよくなったり
「結構ステキだったんだ〜」と一抹の喪失感を感じるところ。
このお話を読むと、今自分が何を大事にすべきかがなんとなく見えてくる。
漠然と今の彼や夫に倦怠感を感じてる人、是非読んでみてください。
現在のありきたりの関係に幸せに感じ、
相手に対してもちょっと優しくしようかな〜♪
と思うことが出来ると思います。

2004/11/10