●第1回“沖縄オバア列伝”のススメ

“沖縄オバア列伝”って?

沖縄オバァ列伝

先日某情報番組で“今、沖縄のオバアが熱い”って感じの特集がやっていました。
その中に登場するオバアの存在感にすっかり魅せられてしまい、番組の中で紹介されていた“沖縄オバア列伝”(沖縄オバア研究会著 扶桑社 1300円)を早速買い求めました。
この本、なかなか見出しが面白く、例えば「最強のファイターオバアに噛みついたハブの悲劇。オバアの足の指を吸った介護士の後悔」、「オバアにとっては自分が<地球>。ヒトの頂点にはオバアがいる。」など、なんなんだ?と読書欲をソソるものなのです。オバアを身近で体験し、とってもオバアに愛を感じちゃってる人達がその魂を抜き取られるような体験談を披露したものです。

具体的にオバアって?
特にスバラシイと思ったのは“オバアの戦慄の視力”というエピソードです。ちょこっと紹介すると、とある少年がお小遣いを浮かせようと知恵を絞り、オバアの経営する駄菓子屋に行き、一枚10円の塩せんべいを3枚頼みます。そして、10円玉2枚をスピーディーにこすりあわせ、20円を30円に見せるという目の錯覚を利用して10円を浮かせようとします。シメシメとほくそえんでいる少年にオバアは「塩せんべい3枚ねー」と言いつつ、塩せんべい2枚をこすり合わせながら少年に差し出し、少年を凍り付かせてしまうというものです。しかることなく、子供と対等に渡り合うオバア。とってもいい!!

オバアを要約すると…そして思う事。
また沖縄の言葉でいう「テーゲー」つまり「大概」とか「適当」とかいう意味なのですが、まさにオバアは「テキトー」を尊ぶ生物らしいのです。そこがまたスバラシイ!とつねづね適当に生きてる私は思うのです。
とどのつまり、日本で唯一地上戦が繰り広げられた沖縄で辛酸をなめたオバア達は余計なものを全て削ぎ落とし、陽気さとずうずうしさと、いつまでも恋する乙女の心と適当精神を身につけ、今日も果敢に生きてます。
唄に踊りに、ショッピングに食べ歩きに、ボーイハントにおおいに人生を謳歌して生きているのです。
すっかりオバアに感化され、いつまでもオバアのように女の人生を楽しむため(そう!それこそが人生の命題)、今日も風呂場で酸欠になりながらダイエットに励んでいるのです。
なにわともあれ“沖縄オバア列伝”を読んでウルトラ図太い自己中人生を楽しもうではありませんか!