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吉川貴子
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venus-beans.com編集長。好奇心の固まりで感受性強すぎ。職業はカテゴリーにしばられず自らの言葉で表現する起文家。中でも詩を書くことは生きることに等しい。獅子座のB型で一児の母。愛娘は連載にもしばしば登場する7歳児DORAMI。
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NO.54 モテ眉、別名愛され眉のナゾ
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バーで飲んでいるとき、オンナ友達のY子が気になる発言をした。 「ほら、さっきまでカウンターの右端にいた女性の眉・・・」 たしかカウンターの右端にいた女性は、顔見知りのモデルさんだ。 「○○さんの眉がどうかしたぁ?」と不思議そうな私。
「あれが、噂のモテ眉。別名、愛され眉よ!」
「はぁ? 愛され眉?」
Y子の言わんとすることにいまいちピンとこない私。 眉ひとつでモテるとかモテないとかあるわけないじゃんか! いや、あるのか? あるかもしれん。考えたこともなかったが。。。
「ほら、彼女の眉ってきれいな弧を描いてたでしょ。観音さんみたいに。 観音眉って呼ばれてて、男性に愛される女の眉だって 某女優が言ってたの。男性ってああいう眉を見るとほっとするんだって!」
なになに、モテ眉の別名が愛され眉で、さらにその正体が観音眉だ? いろんな名称があることには、やや抵抗があるものの、聞き捨てならぬ話。 すっかり興味をもってしまった私は、それでそれで具体的にどんな形だって?と 教えてもらったが、眉を描くのがかなり下手くそな私にはちんぷんかんぷん。 だいたい私の眉ときたら、初めからしっかりくっきり凛々しくて、 性格同様に男前なのだ。そのまま描いただけでは観音眉にはなるまい。 するとY子は「女優の○○さんもほんとはゲジ眉なんだけど一所懸命抜いてから 観音眉にしてるんだって〜」と言う。ほほー。痛みなくしては愛されないわけね。
この話題をきっかけに眉に潜む謎に興味を持ってしまった私は、 周囲の男性陣に何気なくリサーチしたり、観察してみたりした。 す、す、すると、驚くべき眉パワーの事実が浮き彫りになったのだ!!! 私の調査結果によると、どうも男性というものはオンナのご機嫌の善し悪しを 眉のかたちで察知しているようなのだ。 唇でも目でも、もちろん鼻でも耳でもなく、眉のかたちが重要らしい。 もちろん男性は、描き眉のよしあしを見ているわけではない。 やさしそうな眉とか、ご機嫌な眉とか、怒ってそうな眉とか、そういうふうに 眉でオンナの内心を判断しているようだ。 つまり、少々機嫌が悪かろうが、性格が悪かろうが、観音様のように丸くて やわらかなカーブを描いてる眉を見ていると、男性は心が和んで好意を抱いて くれるのかもしれない。なるほど。まさにモテ眉で、まさに愛され眉だな。
そんなこととはつゆ知らず、生まれたまんまの凛々しい眉で過ごしていた私は、 いくらご機嫌でも「機嫌わるそー」とか「怖そー」とか思われてたかも知れぬ。 まるで損じゃん。事実、あたしを意味不明に恐れている男性がだいぶいる。 頭がいいせいかなぁ、迫力があるせいかなぁ、態度がでかいせいかなぁ、と 思ってきたがそうか、眉のせいだったのかもしれない。 ( 眉のせいだけじゃないかもしれないが )
ならば、いざ観音眉!とチャレンジしてみたものの、そううまくものではない。 つるんつるんに剃ったところで目の上の筋肉のせいで、自然に描けそうにない。 あぁ、むずかしい。イライラしてきた〜。 イラついた自分の顔を鏡で見て怖くなった。不機嫌眉だ〜。おぉ〜怖い!
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