岡田直也の「女性のための広告バナシ」

女性のためだけの広告バナシって、今までなかったよね。やりましょう。


岡田直也

コピーライター。
長年勤めた広告代理店から最近脱出し、大阪でフリーランスとして再デビュー。バンドのヴォーカリストにして縄文・アイヌ・ケルト研究家。最近は料理の腕も磨いて、謎の料亭「月人夜」のサブ板を務めるまでに。ひつじ年の山羊座O型で動物占いは根っからのタヌキである。



こんなのなかったね、って言われる連載ができたらナ・・・。
そうだ、ボクには広告制作の豊富な現場経験がある。
それを活かして、楽しい読み物が作れるんじゃないかなあ。
そんなことで、始めます。
もちろん、ビーナスビーンズだから、「女性のための」という副題をつけてね。
尊敬する「CM天気図」の天野祐吉さんにも、読んでほしいな。


発表!

発表! 今回をもって、「岡田直也の広告バナシ」は、いちおう終了といたします。

いままでいろんな角度から、広告というものを切ってきた(まあ、ちょっとハズレたもの
もあったなあ)けれど、いや自分でも、いろいろ書けるもんだなあ、って思いましたわ。
この業界に20数年もいれば、そりゃそうだわな。
事情をまったく知らない、一般の読者にもわかりやすいように、用語解説なんかもして
みたけれど、それが自分にとっては逆に新鮮で、楽しかったよ。

じゃあこのへんで、ぼくらしくまじめに(?)、総集編的なものを。
いやいや、この連載をとおして、伝えたかったことがあるんですよ。
ひとつはね、「コトバってやっぱりすばらしい。コトバで握ろうよ」ってこと。
これやっぱ、基本なんだよ。人に気持ちを共有するためには、コトバがいちばん有効、っ
てことが言いたかった。それで、そんなことを専門にしているぼくって、実はとてもシア
ワセなんじゃないか、ってこともね。

それから、「人生すべてプレゼンテーション」ってことも。
自分の考えを人に伝える。人に自分を売り込む。そのためには、極言すれば、どんな手段
も辞さないくらいの気持ちでいなきゃあ。人はつねにプレゼンしながら生きている。
ホント、そう思うよ。

あとひとつは、「やわらかで、実はしたたかな発想」だね。
これが一番ムズカシイけどね。
いかに人と違うこと考えられるか。あるいはその逆に、みんなが漠然と感じていることの
核心を、いかにドカンと言ってあげられるか。このあたりが実際、広告コミュニケーショ
ンの妙味、なんですね。これが上手にできたら、超一流クリエーターどころじゃなく、
マスコミで大うけするスターにだってなれちゃうわけで。

ま、そんなこんなで、1年と数ヶ月、つきあってくれて、ホントにどうもありがとう。
ぼく的にもこの期間が、ちょうど代理店辞めてフリーを始めたことと重なってて、自らの
魂の遍歴を後追いできる意味でも、とても有意義なものでした。
来月からはちょっと趣向を変えて、新しい連載を始めよう、と思ってます。たびたび登場
した「M嬢」に、もっとスポット当ててみようか、なんてこともあるかも。あ、もち
ろん、「コトバ」路線は、変えませんよ。これ変えたら、ぼくじゃなくなっちゃうから。
・・・ともかく、期待しててくださいね。